新しいSaaSサービスにより、最新アプリケーションのチームは分散型アプリケーションのライフサイクル全体を完全に制御可能


シアトル--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 継続的自動化のリーダー企業であるシェフは本日、ハビタット・ビルダー(Habitat
Builder)の提供開始を発表しました。このSaaSベースのサービスは、簡単に一貫性をもってアプリケーションをパッケージする最速手段を提供し、オンプレミスとクラウドの両方でDocker
Swarm、Kubernetes、Cloud
Foundryなどから成る柔軟なクラウドネイティブなアーキテクチャーでの導入と管理を支援します。ハビタット・ビルダーにより、開発チームと運用チームは、コンテナ化したアプリケーションのライフサイクル全体を完全に制御できるようになります。




ハビタットを使ってアプリケーションをパッケージする開発者は、特定のエクスポートフォーマットやランタイムをあらかじめ決めておく必要はなく、アプリケーションをデプロイする時に決定できます。またハビタットはNode.js、Java、Ruby
On
Railsなどの人気言語向けにスキャフォールド(雛形生成機能)を提供し、使用されている言語ツールを自動的に検出して、アプリケーションのアーティファクトを構築します。デプロイメントアーティファクトには、アプリケーションのほか、従来型とクラウドネイティブなアーキテクチャーで稼働させるために必要なライブラリーと依存関係が含まれます。



IDCのプログラム担当バイスプレジデントのステファン・エリオット氏は、次のように述べています。「コンテナが可能にするアプリケーションの移植性のメリットは広く認識されていますが、パッケージングとアプリケーションのライフサイクルにおける一貫性の欠如が原因で、クラウドネイティブなアーキテクチャーを使用している場合でも、大規模な導入で成功するケースは限られていました。パッケージング、デプロイメントに関する懸念、アーティファクトの分離は、高品質のソフトウエアを素早く提供するというビジネス目的を達成できる力をチームにもたらすことができる1つの戦略です。」



GEデジタルの上級スタッフエンジニアを務めるAmulya
Sharma氏は、次のように語っています。「ハビタットのパッケージングは、分散型コンピューティングアプリケーションの導入がもたらす多くの複雑性に対応しています。アプリケーションを1つのアーティファクトとして完全にパッケージできるため、最初のクラスターを作成する時間を30パーセント短縮し、その後作成するクラスターでもさらに30パーセント短縮できました。またVM、Docker、Kubernetes、Mesos、Cloud
Foundryを含め、当社が使用しているランタイムフォーマットとターゲットすべてにデプロイできるため、当社の機動性を強化できます。」



smartBエナジー・マネジメントのエンジニアのブレイク・アービン氏は、次のように述べています。「ハビタットにより、当社のアプリケーションのパッケージングをあらゆる環境で容易に進めることができます。従来のソフトウエア設計に加え、多少の運用業務も手がけている当社の開発チームにとって、習得しやすいというメリットがあります。すべてのサービスをアーティファクトとして扱うことで、導入プロセスを根本的に簡素化できるのは非常に強力です。ハビタットを採用すれば、ビルドとデプロイのための再現可能な一貫性のある手法を手に入れ、そのモデルを稼働させるすべてのサービスとアプリケーションで応用できます。いったん、1つのサービスをデプロイまたは管理する方法を学習すれば、次のサービスの扱い方もすぐに分かります。」



ハビタット・ビルダーはクラウドネイティブな運用に不可欠な、以下のサービスを提供します。




  • ビルド・サービス:シンプルで一貫性のあるパッケージング機能とビルド機能で、不変なビルドのアーティファクトを生成し、ビルドとランタイムに依存するすべてのライブラリー、エクスポーズド・サービス/ポート、その他の構成を明示的に宣言。


  • アーティファクト・ストア:パブリック/プライベートなリポジトリを提供して、TAR、Docker、CloudFoundry、Kubernetesなど、任意のアーキテクチャーにすぐにデプロイできるパッケージしたアーティファクトのバージョンを格納。


  • アプリケーション監視:ハビタット・スーパーバイザーがターゲット環境に関わらず、ランタイムのライフサイクル、構成アップデート、クラスタトポロジー、アップデート戦略などを、一貫性のある方法で管理。



ハビタット・ビルダーは、ソースコード向けにGithubと、コンテナフォーマットのエクスポート向けにDocker
Hubとネイティブ統合が可能であり、今後その他のサービスとの統合も提供します。また、ハビタット・パッケージをクラスターに簡単にエクスポートできるKubernetes向けのネイティブオペレーターと、Cloud
Foundryのデフォルトをハビタットで稼働するサービスに取り込めるCloud
Foundry向けコンテナ・エクスポーターが含まれています。これらにより、拡張と内部PaaSとの統合を容易に行えます。



ハビタットのパッケージングと配布のプロセスには、以下の3フェーズが含まれます:



ビルド。ハビタットは安全、シンプルでセキュアなアプリケーションパッケージングシステムにより、優れたコンテナパッケージングを提供します。




  • 開発者は依存性と構成のニーズを定義して、デプロイ可能なアーティファクトを生成できます。


  • 開発者はソースコードリポジトリをハビタットとつないでビルドを自動化し、依存性の変更に基づいてビルドをトリガーできます。



デプロイ。ハビタットは、従来型とクラウドネイティブなアーキテクチャーの両方で、アプリケーションをあらゆるフォーマットとランタイムにデプロイできます。




  • ハビタット・ビルダーのパッケージは、Docker、rkt、Mesos、Tarなど、デプロイ可能なあらゆるアーティファクトにエクスポートしたり、KubernetesやCloud
    Foundryなどのプラットフォーム向けにエクスポートしたりできます。


  • ハビタット・ビルダーをDocker
    Hubとつなぎ、アプリケーションをそのレジストリーに自動的にパブリッシュできます。今後、サービスに統合できるレジストリーを増やします。



管理。ハビタットは、スーパーバイザーをデプロイメントアーティファクトに統合し、アプリケーションの自動化を実現します。




  • ハビタット・スーパーバイザーは、アプリケーションを首尾よく稼働させるために必要なものを把握して、構成などの重要な機能を自動化し、クラスタトポロジーを可能にして、ビルドの一部として宣言されているサービスのライフサイクルを管理します。


  • ハビタット・ビルダーを使い、ビルドの依存性、ランタイムの依存性、構成、動的トポロジー、デプロイメント戦略、シークレット管理、セキュリティー監査など、アプリケーションが必要なものすべてをアプリケーションとひとまとめにできます。



シェフのマーケティング担当バイスプレジデントのマーク・ホルムズは、次のように語っています。「コンテナを使い始めるための優れたツールはすでにたくさんありますが、最新のアプリケーションに取り組むチームは、従来型からクラウドネイティブなアーキテクチャーまで、複数のアーキテクチャー向けにアプリケーションをパッケージして、デプロイする必要があります。私たちがハビタット・ビルダーを開発したのは、開発者が一貫性のある方法でアプリケーションをパッケージングし、運用チームがデプロイメントの適切なターゲットを選択できるようにするためです。チームの懸念事項を明確に分離することで、結束を強めることができます。」



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シェフについて



継続的自動化ソフトウエアのリーダー企業であるシェフは、クラウドネイティブな運用のイノベーターであり、DevOps運動の創設にも参加しました。シェフはソフトウエアを短期間で実現するためのプラクティスとプラットフォームを提供し、世界各地の1000社を超える最も革新的な企業がデジタル変革のビジョンを実現できるように協力しています。シェフの継続的自動化プラットフォームのシェフ・オートメート(Chef
Automate
)は、すばらしいコミュニティーとオープンソースのソフトウエアエンジン、すなわちインフラストラクチャー向けのChef、クラウドネイティブな運用向けのハビタット、準拠向けのInSpecによって支えられています。詳細情報は、http://www.chef.ioをご覧ください。



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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 シェフのハビタット・ビルダーがコンテナ化したアプリケーションのクラウドネイティブな運用を可能に