モントリオール--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 慢性HBV/HDV感染の治療薬に絞った開発に取り組む非公開バイオ製薬企業のReplicor
Inc.は本日、2017年4月19~23日にオランダのアムステルダムで開催中の2017年欧州肝臓学会(EASL)年次総会で、HBV/HDV感染におけるNAP活性に関する有意義な新データを公表しました。




REP 301(HBV/HDV同時感染)およびREP 401(HBV感染)に関する研究の最新知見から、下記の重要な前進が明らかとなりました。



1. REP
301研究においては、24週間のフォローアップ後に機能的制御がHBV(患者12人中5人)とHDV(患者12人中7人)で報告済みだが、1年後でも維持されていることが示され、NAPベース治療薬で達成した機能的制御の持続性を実証(ポスターLBP-507)。



2. REP
401研究においては、患者30人が少なくとも12週間のNAP曝露を受け、血清HBsAg反応は経時的に改善を続けており、現時点でベースラインからの低減が示されたのは、患者29人で対数減少値1超、患者25人で対数減少値2超、患者19人で対数減少値4超となっており、患者14人でHBsAgが消失している。HBsAgの対数減少値が4を超た全患者でpegIFNの効果の改善(顕著な抗HBs抗体の産生または治療的トランスアミナーゼの上昇)が起こった(ポスターTHU-154)。



3. 意外にも、両研究で血清中のHBsAg、HBeAg、HBcrAg、HBV RNA、HBV DNA、HDV
RNAを分析すると、血中循環HBsAgはほぼ完全にインテグレーション由来であると思われた。



最高科学責任者(CSO)のアンドリュー・バイヤン博士は、「ほぼすべての血中循環HBsAgがインテグレーション由来であるという知見は、治療的に重要な意味合いを持っています。HBV/HDV感染における免疫抑制の主要因子として、HBsAgの除去は極めて重要です。その他の抗ウイルス機序を持つ新規治験薬は、高い割合の機能的制御を達成するためにNAPのようにHBsAg放出を直接的に狙った薬剤が依然として必要になる可能性が非常に高いでしょう」と述べています。最高経営責任者(CEO)のDr.
Bazinetは、「拡大を続ける当社の臨床データは、HBVおよびHDVにおける機能的制御の有意な割合が現在承認済みの医薬品とNAPで達成し得ることを一貫して実証しています」と述べています。



先のREP 102研究におけるHBsAgディープシーケンシングからはREP
2139に関して選択圧は示されておらず、NAP治療薬に対する血清HBsAg反応の有効性をさらに実証しています(ポスターTHU-155)。現在では、最近開発した組織培養系によって初めて、前臨床および臨床において観察されたHBV粒子の放出に対するNAPのポストエントリー効果が再現されます(ポスターTHU-156)。



バイヤン博士は、次のように述べています。「組織培養でNAPのポストエントリー効果をモデリングできる能力は、世界中の多様な協業相手との6年以上に及ぶ仕事の集大成となるものです。このツールをついに手にしたことで、NAPが標的とする宿主機構の追求を開始できるようになりました。」



2017年EASL総会におけるReplicorの発表はwww.replicor.com/science/conference-presentationsで確認できます。2017年EASL総会についてはhttps://ilc-congress.eu/をご覧ください。



Replicorについて



Replicorは非公開のバイオ製薬企業として、HBV/HDV治療薬の開発において、最も先進的な臨床データを保有しています。当社はHBV感染患者やHBV/HDV感染患者のための効果的治療薬の開発促進に専心しています。www.replicor.com



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ndorget@replicor.com
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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 ReplicorがNAPによるHBV/HDVの1年間の機能的制御の達成とNAPの薬理作用機序に関する新知見を公表