東芝：高解像度パネルに対応した車載向け映像処理ICの製品化について

～フルHDパネルへの接続と、2枚の液晶パネルへの同時表示を実現～

東京--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- 株式会社東芝ストレージ＆デバイスソリューション社は、高解像度パネルに対応した車載向け映像処理ICの新製品として、フルHDパネルへの接続と2枚の液晶パネルへの同時表示を実現した「TC90175XBG」をラインアップに追加し、本日よりサンプル出荷を開始します。量産は2017年上期に開始する予定です。

近年カーナビに加えドライバーサポートのための情報表示など、車内で使用される液晶パネルの大型化に伴い高解像度化が進んでいく傾向にあります。

新製品は、先行発売した2画面映像処理IC「TC90195XBG」とピンコンパチブルで、フレームメモリを削減し、2画面表示を必要としないアプリケーションをターゲットにした製品です。ユーザーの用途に応じてICの置き替えが可能です。

当社の従来製品^注1では、表示できるパネルの最大解像度は水平800ドットx垂直480ラインのワイドVGAでしたが、新製品ではフルHD(水平1920ドットx垂直1080ライン)パネルへの表示が可能になりました。
また従来製品^注1では表示できるパネルは1枚でしたが、新製品ではフルHDとワイドXGAパネルへ同時出力が可能です。

当社は拡大するニーズに対応するため今後も車載向け映像処理ICを積極的に展開していきます。

新製品の主な特長

1. フルHD解像度パネル接続を実現

フルHD(水平1920ドットx垂直1080ライン)高解像度パネルへの表示に対応しています。
先行発売の2画面映像処理IC「TC90195XBG」とピンコンパチブルで、用途に応じてICの置き替えが可能です。

2. 2画面分離、映像2系統の同時出力を実現

入力信号を2分割して2枚のパネルへ同時に表示することが可能です。
1920x1080(LVDS出力)と1366x768(LVTTL出力)のパネル表示などが可能です。

3. 新開発画質補正回路を内蔵

視認性向上のため新開発の「エリアアダプティブガンマ補正回路」を内蔵しました。
従来製品^注2では得られなかったコントラスト感を実現しています。

新製品の主な仕様
入出力信号・機能		CH数
Analog Input: コンポジット（10bit ADコンバータ）		1
Digital Input: LVDS (Dual or single 2ch, up to 100MHz)		1
Digital Input: RGB (Up to 85MHz, 8bit x 3)		1
Digital Input: YUV (Up to 85MHz, 8bit x 3)		1
Digital Output: LVDS (Dual or single 2ch, up to 100MHz)		1
Digital Output: RGB (Up to 80MHz, 8bit x 3)		1
Digital Output: YUV (Up to 80MHz, 8bit x 3)		1
マルチカラーデコーダ (NTSC/PAL/SECAM)		1
画質補正 (ダイナミックYCガンマ・カラーマネージメント・HVDエンハンサ)		2
タイミングコントローラ		1
電源電圧		1.2V / 3.3V

注1：当社従来製品｢TC90197XBG」との比較。
注2：「TC90195XBG」を含む当社従来製品との比較。

新製品のさらに詳しい仕様については下記ページをご覧ください。
http://toshiba.semicon-storage.com/info/lookup.jsp?pid=TC90175XBG&region=jp&lang=ja

当社の車載ディスプレイ用映像処理ICについては下記ホームページをご覧ください。
http://toshiba.semicon-storage.com/jp/product/automotive/video-processor.html

お客様からの製品に関するお問い合わせ先：
ミックスドシグナルIC営業推進部
Tel: [phone]
http://toshiba.semicon-storage.com/jp/contact.html

＊本資料に掲載されている情報（製品の価格／仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など）は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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