人工知能と認知コンピューティング技術を利用して、現代の最も大きな課題に取り組むよう、開発者チームに参加を呼び掛け


ロサンゼルス--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 賞金付きコンテスト開催の世界的リーダーであるXプライズは本日、賞金500万ドルのIBMワトソンAI
Xプライズ
応募受付とガイドラインの提供を開始したと発表しました。これは4年間に及ぶ世界規模のコンテストで、参加チームは世界で最も大きな課題に取り組むために、人間と強力な人工知能(AI)技術を連携させる方法の開発と実証を目指して競います。




このAIコンテストは、Xプライズ初のオープンコンテストです。つまりチームは、ヘルスケア、教育、エネルギー/環境、世界的開発・探査などの分野で、人類の最も切迫した課題を解決すべく、各自で目標を定めてAIアプリケーションを開発します。



Xプライズのマーカス・シングルズ最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「Xプライズは今後10年間、賞金付きコンテストとクラウドソーシングを通じて、影響力のあるミッションを達成すべく全力で取り組みます。そのような中、問題解決に秀でた新興世代が、AIを活用して人類の最も大きな課題を解決できる非常に大きな機会があると見ています。IBMワトソンAI
Xプライズは、世界中の大胆なイノベーターの間で『影響力のあるAI』という概念を広めて前進させると同時に、確立された実践者のコミュニティーと新参者の両方に、世のためになるツールとしてAIの利用方法を試し、最終的には実証するように奨励することを目指しています。」



チームは2016年12月1日まで、Xプライズのウェブサイトで、この4年間のコンテストに応募できます。そして2017年3月1日までに、提案するソリューションの開発・テストについて、詳細な計画を提出します。その後、3回の選考が毎年秋に行われ、専門家の審査員団によって選ばれた上位10チームはIBMワトソン主催のイベントに参加し、マイルストーン賞の獲得を目指して競います。



XプライズでIBMワトソンAIコンテストを主導するAmir
Banifatemiは、次のように語っています。「このコンテストは、全チームが競う1つの一般的な目標を定める代わりに、各チームがそれぞれの課題を設定して、その解決法を実証できるようにすることで、問題解決に向けた多種多様なアプローチを支援します。Xプライズは、コンテストの運営モデルの革新に絶えず取り組んでおり、こうした自律的なアプローチで賞金付きコンテストを運営するのは、新しい試みとなります。同じような考えを持つIBMワトソン・チームのようなパートナーと巡り会えたのは、うれしい限りです。」



コンテストは、最終候補の3チームが会場とオンラインの聴衆を前に大賞を競う、TED2020の壇上で最高潮を迎えます。チームは、各自が計画で設定した基準のほか、AIアプリケーションの性能と拡張性を基に審査されますが、最も重視されるのはソリューションが加速度的な影響を及ぼす可能性です。



IBMワトソンのバイスプレジデントを務めるステファン・ゴールド氏は、次のように述べています。「認知的ソリューションは、世界のデータを理解し、目的をもって論理的に考え、大規模に学習でき、人間と自然なやりとりが可能なため、社会が抱える最も困難な課題を解決できるカギを握っています。IBMワトソンAI
Xプライズは革新を引き起こし、世界の開発者、起業家、組織に力を与え、人間と機械との協業の限界を押し広げて、私たちが生活、仕事をする方法を永遠に改善することになるでしょう。」



賞金は大賞が300万ドル、2位が100万ドル、3位が50万ドルで、独立審査団から高得点を獲得したチームに贈られます。最終的な優勝者はTED2020開催中に、会場とオンラインの聴衆が行う投票によって決定します。また、審査団は数回にわたって行われるコンテストで、特別な成果を上げたチームとマイルストーン賞を獲得したチームに、総額50万ドルを授与します。



詳細や参加登録に関する情報については、ai.xprize.orgをご覧ください。



Xプライズについて



Xプライズは第501(c)3条非営利団体であり、世界の最も困難な課題を解決することを目指した革新的なコンテストモデルの考案と実施で世界をリードしています。現在実施中のコンテストには、賞金3000万ドルのグーグル・ルナーXプライズ、賞金2000万ドルのNRG
CosiaカーボンXプライズ、賞金1500万ドルのグローバル・ラーニングXプライズ、賞金1000万ドルのクアルコム・トリコーダーXプライズ、700万ドルのシェル・オーシャン・ディスカバリーXプライズ、賞金700万ドルのアダルト・リテラシーXプライズ、賞金700万ドルのバーバラ・ブッシュ財団アダルト・リテラシーXプライズ、賞金500万ドルのIBMワトソンAI
Xプライズがあります。詳細については、www.xprize.orgをご覧ください。



IBMワトソン:コンピューティングの新時代を開拓



ワトソンは、システムが人間と同じように感知・学習・経験を通じて世界を理解することができる認知コンピューティングと呼ばれるコンピューティングの新時代を表しています。ワトソンは、以前行ったやり取りから継続的に学習し、徐々にその価値を高め、知識を積み重ねます。組織はワトソンの助けを借りて、認知コンピューティングの力を活用し、産業分野の変革、プロフェッショナルの業務改善、そして重要課題の解決に取り組んでいます。



IBMは、ワトソンを推進する3つの専用事業部門を抱えています。さまざまな業界における人工知能(AI)の商用化のために、クラウド配信型の認知コンピューティング技術を開発すべく設立されたワトソン、医師、研究者、保険会社、その他の関連医療組織がデータから新たな洞察を掘り起こして、パーソナライズされたヘルスケアを提供できるように、その能力向上に専心しているワトソン・ヘルス、そして現在世界中で稼働し、毎日新たなデータを250京バイト生成している90億台以上の接続機器に組み込まれたデータを理解することに注力しているワトソンIoTです。



IBMワトソンについての詳細や、ワトソンを利用してすぐに開発したい方は、ibm.com/Watsonibm.com/press/watsonをご覧ください。#ibmwatsonで会話に参加してください。



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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 賞金500万ドルのIBMワトソンAI Xプライズのコンテストが応募受付を開始