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クラウドアプリケーションの開発・テストに適したオープンソースの 単一サーバー向けソリューションを提供
SAN FRANCISCO--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- デジタルビジネス時代に最適なストレージを提供する米 Scality
の日本法人スキャリティ・ジャパン株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役:江尾浩昌、以下スキャリティ)は、AWS S3 API
に準拠したオープンソースのオブジェクトストレージ製品「S3 Server」の提供を開始したことを発表します。S3 Server
は、商用製品の「Scality RING」の S3 ストレージ機能をオープンソースとして提供する製品です。S3 Server
は、Docker
イメージとして配布されるため、導入も容易で、アプリケーション開発者は、手元の環境で気軽に開発を行うことが可能になります。ま
た、ストレージ管理などを行うシステム管理者にとっては、アプリケーション開発後、本番環境での稼働までの間の時間短縮が可能になります。S3
Server 上で開発されたコードは、特別な変更を加えることなく、そのままオンプレミスで運用に移行することも、AWS
または S3 に対応したパブリッククラウド上で運用をすることも可能です。
スキャリティ社 CEO のジェローム・ルキャットは次のように述べています。
「S3
は、デジタルビジネスの時代のアプリケーションにおける事実上の標準とも言えるようになってきています。しかしながら、『ローカル環境で簡単に開発とテストを行いたい』という開発者のニーズを満たすソリューションは今までありませんでした。S3
Serverは、Dockerコンテナにパッケージ化されて提供されるため、ラップトップPC
への導入も可能など、導入が際立って簡単という特長があります。S3 Serverは、商用環境で十分な実績を誇る『Scality
RINGv6.0』と同一のコードのため、十分な信頼性を持っています。」
Dell 社ストレージ部門 Executive Director の Travis Vigil
氏は以下のように述べています。
「スキャリティは、ストレージ業界のデジタルトランスフォーメーションの牽引役であり、S3Server
は、利用者が、ストレージのデジタルトランスフォーメーションを始めるのに最適な製品であると言えるでしょう。Dellはスキャリティと共同で『SD7000-S』という、業界で最高密度を誇るオンプレミス向けオブジェクトストレージソリューションを提供しています。S3
Serverは、シンプルかつ無料でオブジェクトストレージの利用を始めることができるソリューションです。本番移行時に、信頼性の高いインフラ、無停止運用、ペタバイト規模までのリニアな性能拡張などのシビアな要件がある場合には、SD7000-S
を始めとしたDellのプラットフォームを 選択して、すぐに本番運用を始めることも可能です。」
S3 Server は、Node.js で開発されており、サポートする S3 API
の種類も豊富です。また、高速なバケットリスティングの実現など、性能も優れています。S3 API
との高い互換性を実現していることから、アプリケーション開発者は、AWS S3 固有のバインディングや Java, .NET,
Javascript や Go などのラッパーもそのまま意識せずに開発を進めることが出来ます。S3 Server
は、Docker volume を利用しているため、小規模での気軽な開発から、数百テラバイトクラスの大規模デプ
ロイメントも可能です。
サポートについては、Docker Hub、 Github または Scality
S3 Server Portal
にて、コミュニティベースの無償サポートまたは有償のエンタープライズサポートを得ることができます。エンタープライズサポートは、月額 950
ドルでのサブスクリプションモデルで提供されます。(註:英語 サポートのみとなります)
ベルギーの通信事業者の Telenet 社のチーフエンジニア Stef Van Dessel 氏は以下のように述べて
います。
「我々はScalityRINGを既に6年近く本番環境で運用しています。現在、新規サービスの投入などの局面で、ストレージを利用するアプリケーション開発を行う場合には、基本的にはファイルベースのアーキテクチャを優先するようにしています。S3
Serverの提供により、我々は、よ り一層のIT およびビジネス面での柔軟性を獲得することができると確信しています。」
米国の調査会社 Gartner 社のリサーチディレクター Raj Bala 氏は以下のように述べています。*
「次世代アプリケーション開発において、RESTfulAPIを活用していくことの重要性を留意しておくべきです。アプリケーションの拡張性を確保していくうえで、シェアード・ナッシング型のアーキテクチャは欠かせないものであり、オブジェクトストレージは重要な要素技術です。」
スキャリティ社最高技術責任者(CTO)のジョルジオ・レンジは次のように述べています。
「我々は、世界中の開発者が、より手軽に開発やテストを手元のラップトップでもクラウドでも行えるように、商用Scality RING
のテクノロジーの一部をオープンソース化することを決断しました。我々は、この製品が、クリエイティブな開発者達によって、我々が想像もしなかった形で活用され、オブジェクトストレージの有効性がさらに広まっていくことを期待してやみま
せん。」
製品の詳細について、以下の情報をご覧下さい。
スキャリティ社について
スキャリティは、デジタルビジネスの時代に必要とされるソフトウェアデファインドストレージを提供しています。現在、世界各国で100社の顧客が、ペタバイト規模の大容量ストレージを運用しており、総計で8,000億ものオブジェクトがScalityに格納されています。
Scality
RINGは、オブジェクト、ファイル、OpenStackなど10種類の接続方式をサポートしていることから、新旧様々なアプリケーションとの相互運用性を実現できます。また、無停止でのアップグレードを実現するなど、保守性・運用性にも優れています。Scality
RINGは、ビジネスの要件に併せて自在にスケール可能で、どのサーバーベンダのx86サーバーでも利用可能
で、また、世代や仕様の異なるサーバーでも混在可能です。
ツイッターアカウント@scality
をフォローしてください。
製品や会社について、詳しくはウェブサイトをご覧下さい。
http://www.scality.com/
http://www.jp.scality.com/
* Gartner, Choosing the Right Storage for Cloud-Native Applications,
Raj Bala, 06 July 2015
報道関係のお問合せ先
スキャリティ広報代理
エデルマン・ジャパン株式会社
担当:榑松翔/安達沙織/中田清光
TEL:
03-4360-9000
E-mail: ScalityJp@edelman.com