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数多くの報告で第1選択治療および治験薬併用の基盤としてのアブラキサンとゲムシタビンの併用の治療シーケンスを評価
米ニュージャージー州サミット--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --
セルジーン・コーポレーション(NASDAQ:CELG)は本日、第52回ASCO年次総会で複数のスポンサーによる独立研究の結果が報告され、転移性すい臓がんの第1選択治療として、ゲムシタビンとの併用でアブラキサン(ABRAXANE®、タンパク結合パクリタキセル小粒子懸濁注射剤、アルブミン結合)の使用が評価されたと発表しました。
セルジーンの血液疾患/オンコロジー担当プレジデントを務めるMichael
Pehlは、次のように述べています。「今年のASCO総会でも、転移性すい臓がん治療の治験薬のための第1選択治療および併用相手としてアブラキサンとゲムシタビンの併用による継続治療が評価されました。アブラキサンとゲムシタビンの併用は、これまで困難を示してきた本疾患の患者に対するケアを前進させるための研究で重要な役割を果たしています。」
転移性すい臓がんの治療計画の評価
転移性すい臓がん患者にとって、治療計画の決定で考慮すべき重要な点として、シーケンス、患者特性、相対的有効性、費用があります。2016年ASCOでは、第1選択治療としてのアブラキサンとゲムシタビンの併用の治療シーケンスを評価する健康転帰解析が行われています。
イタリアの多施設リアルライフ後ろ向き解析では、第1選択治療でアブラキサンとゲムシタビンの併用を受けた後に第2選択治療を受けた患者122人の転帰が取り上げられました(アブストラクト#4124
–
Giordano)。第2選択治療はFOLFOX/XELOX(45%)、FOLFIRI(22%)、FOLFIRINOX(18%)、その他の単剤治療薬(15%)でした。アブラキサンとゲムシタビンの併用の後で第2選択治療を受けた患者の全生存期間中央値は13.5カ月(95%
CI 12.659-14.341)であるのに対して、BSCを受けた患者(99人)では6.8カ月でした(95% CI 5.567-8.033、p
<0.0001)。ASCOで報告された研究で同様に注目されるのは、転移性すい臓がんという疾患に共通の影響であるビリルビン濃度の上昇を示した患者でアブラキサンとゲムシタビンの併用を評価した2件の研究でした。これらの研究はこの患者集団についての詳細な知見を提供するもので、こうした患者集団はアブラキサンとゲムシタビンの併用を検討する第III相研究から除外されていました。
1件目の観察的中間解析(アブストラクト#e15739 – zur Hausen)ではベースラインで平均ビリルビン濃度が4.4 mg/dl
(1.5-12.9)の患者20人(219人中)が最大4サイクルのアブラキサンとゲムシタビンの併用でフォローアップを受け、高ビリルビン血症の管理手法が評価されました。これら患者の平均ビリルビン濃度は第2サイクルまでに1.8
mg/dl (0.35-14.1;
p=0.031)に落ち込みました。患者14人(70%)が標準投与量で治療を開始し、6人(30%)が減量した投与量で開始しました。グレード3ないし4の毒性が患者の70パーセントで見られ、最も頻度が高かった毒性は白血球減少症、貧血、発熱(各20%)でした。
患者29人の別の解析(アブストラクト#e15717 –
Pelzer)では、総ビリルビン濃度が高い患者(ULNの1.2倍以上から5倍超まで)でアブラキサンとゲムシタビンを併用した場合の安全性と生存期間が評価されました。
肝障害を持つ患者でのアブラキサン投与は慎重に行う必要があります。肝障害を持つ患者は、特に骨髄抑制の毒性リスクが高まる可能性があるため、こうした患者は重度の骨髄抑制の発現について厳密にモニタリングしなければなりません。処方情報によれば、総ビリルビンがULNの5倍を超えるか、ASTがULNの10倍を超える患者へのアブラキサン投与は推奨されません。
複数の研究で転移性すい臓がんの第1選択薬の実臨床における相対的有効性と経済性が評価されました。
カナダでアブラキサンとゲムシタビンの併用、FOLFIRINOX、ゲムシタビン単独の相対的有効性を後ろ向きに解析した独立研究がブリティッシュコロンビア州のがんセンター5カ所で行われ、これら治療による全生存期間中央値はアブラキサンとゲムシタビンの併用(n=59)で8.5カ月、FOLFIRINOX(n=59)で7.8カ月、ゲムシタビン単独で3.1カ月でした。本解析では、アブラキサンとゲムシタビンの併用に比べて、FOLFIRINOXの投与を受けた患者が有意に若く(p<0.001)、全身状態が良好で(p<0.001)、報告時の疾病負担が軽かったことが特筆されています。毒性が原因の治療中止はFOLFIRINOX群の36%、アブラキサン・ゲムシタビン併用群の17%、ゲムシタビン単独群の23%で起こっています。
米国の匿名化病院データの後ろ向き評価(アブストラクト#e15741 –
Kim)では、第1選択治療としてのアブラキサンとゲムシタビンの併用ならびにFOLFIRINOXについて、治療中止までの平均期間と経費を評価しました。本解析では、FOLFIRINOX群がアブラキサン・ゲムシタビン併用群と比べて月当たり総治療経費中央値が高くなっていました(1万8743ドル対1万2192ドル、p<0.05)。
転移性すい臓がんにおける治験薬併用の基盤としてのアブラキサンとゲムシタビンの併用
ASCOで報告された複数の研究では、転移性すい臓がんの第1選択治療として、アブラキサンと新治療薬候補の併用も評価されました。第1選択治療としてアブラキサンとゲムシタビンの併用療法への併用が評価された薬剤には、PEGPH20(アブストラクト#4104
– Bullock)、necuparanib(アブストラクト# 4117 – O’Reilly)、indoximod(アブストラクト#3020
– Bahary)、ナパブカシン(アブストラクト#4128 – El-Rayes)が含まれます。
アブラキサンについて
アブラキサンはゲムシタビンとの併用で転移性すい臓腺がん患者に対する第1選択治療が適応となっています。
重要な安全性情報
警告 - 好中球減少
禁忌
好中球数
過敏症
警告および注意
血液への影響
神経系
敗血症
肺臓炎
過敏症
肝障害
アルブミン(ヒト)
妊娠中の使用:妊娠カテゴリーD
男性への使用
有害反応
アブラキサンおよびその他のパクリタキセル製剤の市販後情報
薬剤相互作用
特別な患者集団での使用
授乳期の母親
高齢者
腎障害
用量と投与方法
枠組み警告を含むすべての処方情報を確認してください。
セルジーンについて
米ニュージャージー州サミットに本社を置くセルジーン・コーポレーションは国際的な総合バイオ製薬企業で、主としてタンパク質恒常性、腫瘍免疫、エピジェネティクス、免疫、神経性炎症の次世代ソリューションを通じて、がんと炎症性疾患の革新的な治療薬の創薬・開発・商業化に努めています。詳細情報についてはwww.celgene.comをご覧ください。ソーシャルメディア(@Celgene、ピンタレスト、リンクトイン、フェイスブック、ユーチューブ)でセルジーンをフォローしてください。
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