• CMOCのポートフォリオに、大きな利益の伸びが期待される希少な世界クラスの銅・コバルト産出鉱山が追加


  • CMOCは、トップの銅生産企業として、また世界有数のコバルト生産企業としての地位を確立


  • CMOCは、中央アフリカ銅鉱床帯における戦略的地位の獲得により、地理的ポートフォリオを多角化


  • CMOCは、特に電気自動車によるコバルトの需要増大による利益を得る地位を確立


  • 業界におけるテンケのコスト状況が最小四分位にあることから、CMOCの利益とキャッシュフローが増加


香港 & 上海--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --
チャイナ・モリブデン(洛陽欒川鉬業集団)(CMOC)は本日、当社が完全所有する子会社のCMOCリミテッドが、フリーポート・マクモラン・インク(フリーポート)との間で、フリーポート・マクモランDRCホールディングスの権益の100%を取得する最終合意を締結した(取引)と発表しました。フリーポート・マクモランDRCホールディングスは、コンゴ民主共和国(DRC)のテンケ・フングルメ銅コバルト鉱床(テンケ)に対してフリーポートの間接的権益56%を保有しています。



合意された買収価格は26億5000万米ドルの現金と、1億2000万米ドルまでの条件付対価です。条件付対価は、平均実勢銅価格がポンド当たり3.50米ドルを超えた場合に支払われる6000万米ドルと、平均実勢コバルト価格がポンド当たり20米ドルを超えた場合に支払われる6000万米ドルです。いずれも2019年12月31日までの2年間です。この対価の資金は、現金ならびにCMOCが既に持っている未使用の信用枠で調達します。CMOCは、この取引は2016年第4四半期に完了すると予想しています。



また、フリーポートはCMOCに対し、フィンランドのコッコラ・コバルト精製所に対するフリーポートの権益を1億米ドルで、DRCのキサンフ探鉱プロジェクトの権益を5000万米ドルで取得する独占的オプションを認めました。これらは、2016年12月31日までに個別の取引に関して両当事者が最終合意に達することを前提としています。



CMOCのスティール・リー会長は次のように述べています。「この有名な銅コバルト鉱山を取得する機会が得られたことをうれしく思っています。この鉱山は唯一の大規模な低コストで長寿命の鉱山です。テンケは、コモディティー・サイクル全体にわたって強力なキャッシュフローを生み出せる状況にあり、その豊富な鉱物資源により、この先数十年間、質の高い銅を生産し続けることができます。また、テンケにより、CMOCは、主要なコバルト生産企業としてコバルト市場の非常に有望な短期および長期ファンダメンタルズから利益を得ることができます。」



「この買収は、大きな長期的成長につながる多産的な鉱山地帯にある質の高い資産によって、当社の世界的ポートフォリオを拡大し多角化する当社の戦略的目的に沿ったものです。当社はDRCへの参入に高い期待を持っています。DRCは世界で知られている最大の銅鉱床帯と、これまで発見された中で最高品質の最も有望な鉱物埋蔵量の一部を有しています。」



CMOCインターナショナルのカリダス・マドハブペディ最高経営責任者(CEO)は次のように述べています。「この取引は、私にとっても他の役員にとっても大変喜ばしいものです。私たちはテンケの開発を最初に主導したフェルプス・ドッジ時代を通して、テンケ、DRC、合弁事業パートナーのルンディン・マイニングと長きにわたって関係を築いてきました。」



「私たちは、この世界クラスの事業の経営陣と従業員に深い尊敬の念を抱いており、全社の従業員を維持し、主に健康・安全・環境に重点を置いて、フリーポートが培ってきた業界トップの業務慣行を守ります。DRC政府、現地の地域社会、当社パートナーのGécaminesおよびルンディン・マイニングに対するテンケの重要性を認識し、この長きにわたる関係性を維持し深めていきたいと思っています。」



テンケ・フングルメ



テンケは、コンゴ民主共和国(DRC)の多産的な中央アフリカ銅鉱床帯にある世界クラスの銅コバルト産出鉱山です。2015年、テンケは20万4000トンの銅、1万6000トンのコバルト(100%ベース)を、銅1ポンド当たり約1.21米ドルの正味キャッシュコストで産出しました。2015年12月31日現在、テンケの確定および推定鉱物埋蔵量は含有銅380万トン、含有コバルト50万トンです。これらは約25年の可採年数に相当します。また、精測および概測埋蔵量は、含有銅1310万トン、含有コバルト130万トンで、予測埋蔵量は、含有銅1160万トン、含有コバルト130万トン(100%ベース)です。これらは大幅な利益増加の可能性を示しています。



2014年12月31日締めおよび2015年12月31日締め年度の2年間のテンケに帰属する財務業績(100%ベース)は以下の通りです。

































































 

 

2014

 

 

2015

 

 

 

米ドル(100万)

 

 

香港ドル(100万)(2)

 

 

米ドル(100万)

 

 

香港ドル(100万)(2)

売上高

 

 

1,558

 

 

12,075

 

 

1,384

 

 

10,726

EBITDA (1)

 

 

776

 

 

6,014

 

 

513

 

 

3,976

(1) 営業利益+減価償却・減耗償却・償却に基づく。

(2) 米ドルと香港ドルの為替レートは1.00米ドル当たり7.75香港ドル


取引の詳細



本取引は以下を満たすことを前提としています。
























i.

 

フリーポートの合弁事業パートナーであるルンディン・マイニング・コーポレーションが先買権を行使しないこと

ii.


中華人民共和国の規制当局の承認

iii.


CMOC株主の承認

iv.


慣例的完了条件


CMOCの大株主である鴻商産業控股集団と洛陽鉱業集団有限公司の2社は、合わせてCMOCの株式を約63%保有しており、両社は本取引を承認する決議に賛成票を投じることを約束しました。



本取引の詳細は、香港証券取引所および上海証券取引所の上場規則に従って適時に開示されます。



本取引に関連し、CMOCの財務顧問はシティグループ・グローバル・マーケッツが務め、主席法律顧問はオスラー・ホスキン・ハーコートが務め、ハーバート・スミス・フリーヒルズ、金杜法律事務所、コビントン・アンド・バーリングが法律顧問を務めます。



CMOC



CMOC(洛陽欒川鉬業集団)は主として、鉱物製品の採掘、加工処理、販売を行っています。CMOCは世界有数のモリブデンおよびタングステン生産企業であり、オーストラリア第4の銅生産企業です。CMOCの主な運営資産には、三道桩モリブデン・タングステン鉱山と中国・洛陽の施設、ならびにオーストラリア・ニューサウスウェールズ州のノースパークス銅金鉱山があります。CMOCは香港証券取引所(HK3993)と上海証券取引所(SH603993)に二重上場しています。



フリーポートについて



フリーポートは大手の銅・金・モリブデン鉱業会社です。フリーポートは、北米銅鉱山、南米銅鉱山、アフリカ鉱山、インドネシア鉱山、モリブデン鉱山、石油・ガスのセグメントで業務を運営しています。



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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 CMOC(洛陽欒川鉬業集団)、フリーポートが間接的に保有するテンケ・フングルメの56%の権益を26億5000万米ドルで取得