GSMAが消費者によるモバイルデバイスの接続を支えるリモートプロビジョニング仕様をリリース

世界最大手の通信事業者、SIMベンダー、デバイスメーカーが支持する共通仕様により、消費者は広範囲の新デバイスをモバイルサブスクリプションへ追加可能に

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） --
GSMAは本日、消費者がスマートウオッチやフィットネスバンド、タブレットなどのデバイスに組み込まれたSIM機能をリモート操作でアクティベートできるようにするための仕様をリリースしました。この新仕様は業界の支援を受けたGSMAのコンシューマー・リモートSIMプロビジョニング・イニシアチブの初成果となるもので、これにより次世代のデバイスをモバイルサブスクリプションに追加したり、モバイルネットワークへセキュアに接続したりできるようになります。

GSMA最高技術責任者（GTO）のアレックス・シンクレアは、次のように述べています。｢これはモバイル業界の支持を取り付け、共通性と相互運用性を備えた唯一の世界的仕様であり、これによりモバイルサブスクリプションに加入している消費者が自分のデバイスをモバイルネットワークにリモート接続できます。この新仕様はウエアラブルなどのデバイスを消費者が選択したモバイルネットワークへリモート接続するための自由を支えるものであり、これにより革新的な新デバイスを接続するプロセスが発展し続けます。｣

モバイル通信事業者、モバイルデバイスメーカー、SIMベンダーはこのGSMAイニシアチブを通じて密接に協力して、消費者が選択したモバイルネットワーク事業者のサブスクリプションに加入している一連のデバイスに組み込まれたSIMを容易にアクティベートできるようにする仕様を実現しました。この取り組みは出回っているSIMカードすべてを置き換えることを意図したものではなく、ユーザーが同じサブスクリプションを通じて数多くのデバイスを接続できるようにするためのもので、モバイルデバイスメーカーがウエアラブル技術のアプリケーションにさらに適合させて小型化・軽量化した多様な新モバイル接続デバイスを開発することに貢献します。

本仕様は世界の最大手通信事業者が支持しています。これらの企業は、AT&T、CKハチソン、ドイツテレコム、エティサラート、EE、KDDI、NTTドコモ、オレンジ、ロジャーズ、SFR、スプリント、テレフォニカ、テレノール、テリアソネラ、テルストラ、TIM、トランザテル、ベライゾン、ボーダフォンなどです。本仕様はジェムアルト、ギーゼッケ
アンド
デブリエント、モルフォ（サフラン）、オアシス・スマートSIM、オベルチュール・テクノロジーズ、クアルコム、STマイクロエレクトロニクス、ヴァリッドを含むSIM／チップセットベンダーに加え、華為技術（ファーウェイ）、LG、マイクロソフト、サムスンを含むデバイスメーカーも支持しています。通信機器プロバイダーのノキアとセキュリティープロバイダーのトラストニックも本仕様を支持しています。

GSMAは2016年6月にスマートフォン向けのリモートプロビジョニングを含む新仕様をリリースする計画です。

GSMAのリモートSIMプロビジョニング・イニシアチブの詳細情報については、http://www.gsma.com/remoteSIMProvisioningをご覧ください。

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GSMAについて

GSMAは世界中のモバイル通信事業者を代表する団体で、モバイル事業約800社を結集しています。そのうち250社は携帯電話機および端末メーカー、ソ
フトウエア企業、機器プロバイダー、インターネット企業など、広範囲なモバイル・エコシステムを構成する企業であり、関連業界セクターの組織も参加してい
ます。GSMAはモバイル・ワールド・コングレス、モバイル・ワールド・コングレス上海、モバイル360シリーズといった業界を主導するイベントの開催も
行っています。

詳細情報については、GSMAのウェブサイトwww.gsma.comをご覧ください。GSMAをツイッターでフォローしてください：@GSMA

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