国際的連合組織がペトロブラスおよびその他により損失を被った投資家を代理するオランダの財団としてスティフティング・ペトロブラス賠償財団を設立

世界の被害投資家は負担なく賠償請求へ参加可能に

オランダ・ロッテルダム--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） --
オランダを拠点とする賠償請求財団のスティフティング・ペトロブラス賠償財団（以下「賠償財団」と称します）、International
Securities Associations and Foundations Management Company for Damaged
Petrobras Investors (Bovespa)
Ltd.（以下「ISAFペトロブラス」と称します）、およびレムストラ・ファン・デル・コルストN.V.、モトリー・ライス、ウィザーズLLP、ローウィー・ダネンバーグ・コーエン＆ハートを含む国際的な法律事務所の連合組織は、オランダの賠償財団の設立を発表しました。同時に、元オランダ司法長官および防衛長官のベンク・コルトハルス氏と、オランダ方式の集団訴訟の専門家で賠償財団の理事を務めた経験を持つ元Pels
Rijcken Droogleever Fortuijn N.V.パートナーのディック・バウマ氏が賠償財団の理事に就任しました。

賠償財団はペトロブラス・グループの一部の事業体と元ペトロブラス幹部らから成るペトロブラス・ブラジレイロSA（以下「ペトロブラスおよびその他」と総称します。）宛てに、不正疑惑のために生じた、米国外で取引された株式や債券の損失に関わる可能な和解手段の協議を求める文書を提出しました。こうした株式・債券には、サンパウロ証券・商品・先物取引所（BOVESPA）および欧州のさまざまな証券取引所で直接に、または欧州のマドリード証券取引所のLATIBEXなど関連する取引市場システムを経由して取引されたものを含みます。

ペトロブラスおよびその他が、賠償財団が提出した文書に記載の期限までに返答しない場合、および／または和解交渉へ進むことに同意しない場合、賠償財団はオランダ、ロッテルダムの地方裁判所で訴訟を起こす考えを示しています。

和解協議も、これが成されない場合の訴状の提出も、長年にわたり行われたとされるペトロブラスおよびその他が犯した不正行為により損失を被った投資家に資することになります。ペトロブラスの主要株主はブラジル政府です。

賠償財団は、ペトロブラス経営幹部と役員が画策した、長年にわたる複雑な不正と汚職の仕組みが2014年にとうとう白日の下にさらされたことで、投資家は大幅な資産評価損とペトロブラス株価の暴落に起因する何十億ドル、ユーロ、ブラジルレアルもの損失を被った、と主張しています。

ペトロブラスはオランダで大々的に事業を展開しており、また贈収賄への関与が疑われているペトロブラス・グループ事業体の数社はロッテルダムを本拠地としています。欧州の投資家はペトロブラスの不正および贈収賄疑惑により損失を受けました。

ペトロブラスはサンパウロ証券・商品・先物取引所に上場していますが、ペトロブラスがマドリード証券取引所のLATIBEXおよびイベルクリアそれぞれで株式の取引・決済を可能にした際に欧州の規制基準に準拠することとなり、またスペインの金融市場を取り締まるスペイン証券取引委員会（CNMV）の規制対象となりました。CNMVは欧州証券市場監督局のメンバーであり、同局の規制対象となっています。ペトロブラス・グローバル・ファイナンスB.V.が発行した債券の一部は、さまざまな欧州証券取引所で登録、取引され、ルクセンブルクのクリアストリームやユーロクリアなどの欧州の決済機関を通じて決済されています。

ペトロブラスは特に、欧州と他の国際的な資本市場の投資家の取り込みを目指し、こうした市場の投資家にアプローチしてきました。ペトロブラスは投資家の安心を得るために、高度に発達した欧州市場の規制システムへの準拠が期待できると訴え、欧州の規制に準ずる姿勢を示しました。

ペトロブラスの株式がブラジルと欧州のどちらで取引されたものであっても、普通株と優先株の証券識別番号は共に、どちらの管轄区でも共通です。CNMV規制枠組みとスペインのイベルクリア経由の手配により、保管のためにブラジルと欧州間で株式を移動させることが可能です。

複数の管轄区での腐敗、マネーロンダリング、贈収賄、証券法違反が横行していた疑いが暴かれたために生じた投資家の損失を取り戻す取り組みが進んでいます。最初の投資家訴訟は、ニューヨーク証券取引所で米国預託株式を購入した投資家を代理する集団訴訟として米国で提起されましたが、米国預託株式と特定の米ドル建て債券での損失を補填するにとどまりました。この米国での集団訴訟は、BOVESPAまたはLATIBEXで取引された最大クラスの株式から生じた投資家の損失を補填するものではないことは、重要な意味を持ちます。またユーロ建て債券など他の特定の債券での損失も充当されません。

訴訟が目指す結果、および損失を補填するために

賠償財団は、ペトロブラス投資家に代わり訴訟を起こす、および／または米国の集団訴訟と合わせて、世界規模での和解を実現する拘束力のある和解を締結するための手段を提供します。集団訴訟の目標はそのほかに、独立取締役の影響力の拡大、および国際的な機関投資家が通常期待するレベルへの順守基準と統制方法の引き上げを通じた全関係者の利益の擁護などがあります。(a)
ペトロブラスの普通株および優先株、および／またはペトロブラス・グローバル・ファイナンスB.V.またはペトロブラス・インターナショナル・ファイナンス・カンパニーS.A.発行の債券を2015年7月28日以前に購入し、(b)
不正疑惑の結果として損失を被った、および／または（これ以上の）損失を被る危険のある投資家の方は、ISAFペトロブラスに連絡してください。ISAFペトロブラスが個々の事例について、オランダの裁判制度で請求を行えるかを判断します。請求資格のある被害投資家の方は、前払い費用やリスクを負うことなく賠償財団に参加できます。

株主賠償財団について

賠償財団の設立者：オランダを拠点とし、損失を受けたペトロブラス投資家を代理するスティフティング・ペトロブラス賠償財団は、投資家、法律事務所、サービス提供者、報道機関との連絡役を果たし、クライアントの取引データの収集、損失計算、損失証明、全般的な文書処理を含むすべての事務作業を請け負う役割に、ISAFペトロブラスを指名しました。さらにISAFペトロブラスは、裁判費用、専門家への支払い、手続き、データ収集、事務処理、今後可能性のある支払い手続きを含む請求処理など、すべての訴訟に関わる費用を負担します。このオランダの賠償財団とは異なるISAFペトロブラスの関連団体、International
Securities Associations &Foundations Management Company for Damaged
Petrobras Investors (Bolsa Madrid) Ltd. は、マドリードを拠点とする株主の連合団体Asociacion
de Afectados de Petrobrasによる、被害を受けた投資家への損害賠償を求めるすべての活動にかかる費用を負担します。

法律事務所：訴訟および集団訴訟を手がけるオランダの有力法律事務所のレムストラ・ファン・デル・コルストN.V.は、証券訴訟の法律事務所であるウィザーズLLP、モトリー・ライス、ローウィー・ダネンバーグ・コーエン＆ハートと協力します。

ウィザーズLLPは国際訴訟・仲裁を専門とする有力法律事務所です。モトリー・ライスは米国最大級の原告側の訴訟弁護士事務所で、長年にわたり権利を侵害された人々を代理してきました。ローウィー・ダネンバーグ・コーエン＆ハートは、証券および商品訴訟、反トラスト訴訟、医療関係訴訟など複雑な訴訟業務を専門としています。

賠償請求の分析と手続き：集団訴訟による証券賠償請求分野の世界的リーダーであるBattea Class Action Services,
LLCが、クライアントデータの回収および処理と投資家の損失計算の確認担当に任命されました。

被害投資家には「成功した場合のみ費用が発生する」成功報酬制が提示されます。成功報酬制を容認した場合、被害投資家はリスクと前払い費用を負担しない、「不成功無報酬」方式で参加できます。

詳細については、www.isafpetrobras.comをご覧ください。

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