İGAが新しい航空管制塔の優勝設計を発表


イスタンブール--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --
İGAは、イスタンブール新空港の地域航空管制(ATC)塔およびテクニカルビルの国際設計コンペティションで、AECOMとピニンファリーナの革新的設計を優勝作品に選出しました。今回優勝した設計案は、航空分野と自動車分野の要素が強力な建築デザインと組み合わされている点がユニークです。AECOMとピニンファリーナによる共同作品は、ザハ・ハディド、フクサス、モシェ・サフディ、グリムショーノルディック、RMJMといった国際的な建築家チームが応募した合計6案の中から選ばれました。








AECOMにとって今回優勝した設計案は、フェラーリやアルファ
ロメオといった自動車設計で名の知れた設計事務所であるピニンファリーナとの初のコラボレーションとなります。このコラボレーションでは、AECOMの建築部門およびエンジニアリング部門の専門知識が、スピードと動きを凝縮させたピニンファリーナならではの建築スタイルと組み合わされ、自動車設計の要素が生かされます。



İGA最高経営責任者(CEO)のYusuf
Akçayoğlu氏は、次のように述べています。「航空分野で世界最大級のプロジェクトとなるイスタンブール新空港の航空管制塔は、この空港を利用する旅客が必ず目にする象徴的な建造物となります。私たちは、イスタンブール独自の文化遺産に繊細に配慮しつつも21世紀の空港にふさわしい魅力的な設計を探し求めていました。世界中から素晴らしい設計の応募がありました。そしてコンペティションの優勝者としてAECOMとピニンファリーナのチームを発表できることを大変うれしく思っています。」



このATCはイスタンブール新空港のランドマークになります。この空港は年間旅客受け入れ能力で世界最大の新空港になる見込みです。コンペティションの内容は、管制塔の概念設計を提示し、イスタンブール市の多文化的・歴史的特徴を反映した現代的で持続可能な建築のコンセプト・デザインを示すことでした。



AECOMとピニンファリーナによる設計は、自動車と航空機の設計に使用される空気力学的特徴を想起させ、新空港で乗降する旅客が必ず目にする楕円形の塔が含まれます。この塔の形はチューリップに着想を得たものです。チューリップは何世紀にもわたりイスタンブールのシンボルであり、トルコの歴史における文化面の重要な要素となっています。



AECOMの欧州・中東・インド・アフリカ担当建築主任ジェニファー・ディクソンは、次のように述べています。「今回のコンペティションで私たちが目指したのは、自動車設計から多大な影響を受けているピニンファリーナの建築様式が持つダイナミズムとロマンを、AECOMが社内に備えている航空分野での建築能力と組み合わせることでした。AECOMとピニンファリーナのチームは、欧州とアジアの交差点において現代の空の旅が持つ興奮と魅惑を再認識させる美しく非常に機能的な作品を生み出しました。」



AECOMのグローバルアビエーション担当上席副社長兼取締役のベルナルド・ゴグナは、次のように述べています。「今回のコンペティションでの私たちのアプローチは、AECOM社内の航空建築・エンジニアリング能力を異業種の設計の専門知識と組み合わせることでした。目標としたのは、伝統と職人技に根差したピニンファリーナの価値を航空業界にもたらすことでした。その結果、純粋な象徴美と真の革新が一体となりました。」



ピニンファリーナのパオロ・ピニンファリーナ会長は、次のように述べています。「新空港のイスタンブールATCは、間違いなくイスタンブールのランドマークになる象徴的な建造物です。私たちの狙いは当社のあらゆるプロジェクトと同様に、パートナーの設計の独自性を具体的に形にしながら新しい美的観点を取り入れた特別なアイデアを生み出すことでした。自動車からスーパーヨットまで、あるいは高級品から家具までというように、当社には85年に及ぶ設計の経験があります。世界各地のいくつものプロジェクトで得た建築の知識とこの経験を独自の組み合わせにして活用することで、技術的に高度で、際立った特徴を備えた構造物を創造することができました。」



イスタンブール新空港に関する今回の設計コンペティションは、AECOMの最新の勝利です。今年に入ってAECOMは空港のエアサイドのすべての設計を提供するようにİGAから指名されました。新空港は当初、年間9000万人の旅客を受け入れる能力を持ちます。空港はイスタンブール市の欧州側、中心部から35キロの黒海に面した場所にできます。それに続く計画段階では、滑走路6本、ターミナルビル3棟の空港に拡張される予定です。すべての工期が完了した暁には、この空港は年間で最高2億人の旅客を受け入れることが可能になります。



İGAはトルコの大手建設請負業者5社によるコンソーシアムであり、Cengiz、MAPA、Limak、Kolin、Kalyonが参加しています。İGAはエンジニアリング、調達、建設の請負業者としてイスタンブール新空港を建設する認可が付与されており、将来は運営会社にもなります。10月には同プロジェクト第1期用として銀行6行から45億ユーロの借入を確保しています。



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AECOMは、より良い世界をもたらすことを目的に構築されています。当社は世界150カ国以上で政府、企業、組織のためにインフラストラクチャー資産の設計、建設、資金確保、運営を行っています。完全統合された企業として、当社は専門家の世界的ネットワークにわたる知識と経験を結びつけ、顧客が複雑な課題を解決できるように支援しています。高性能な建物やインフラから、回復力のあるコミュニティーや環境、安定的で安全な国家まで、当社の仕事は、変容的であり、独自性が高く、高い重要性を持っています。フォーチュン500企業のAECOMは、2015年9月30日までの12カ月間の収益が約180億米ドルに達しました。他社では夢でしかないものを当社が提供していることの詳細については、aecom.comと@AECOMをご覧ください。



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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 AECOMとピニンファリーナがイスタンブール新空港の設計コンペティションで勝利