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米国および周辺地域における食品流通事業を本格展開
大阪--(BUSINESS WIRE)--パナソニック株式会社(以下、パナソニック)は、Hussmann Corporation(本社:米国 ミズーリ州、CEO:Dennis
Gipson、以下、ハスマン社)の買収に関し、本日、親会社であるHussmann Parent
Inc.,(本社:米国デラウェア州、CEO:Dennis Gipson)および、その株主代表であるClayton, Dubilier &
Rice, LLC(本社:米国ニューヨーク州、会長兼CEO:Donald J. Gogel)と契約を締結しました。
2016年4月にパナソニックはハスマン社を含むハスマングループの株式100%を取得する予定です。
パナソニックは、本件により、冷凍・冷蔵ショーケースの最大市場である米国および周辺の国・地域、さらにオーストラリア、ニュージーランドにおいて、ショーケース事業および食品流通事業の本格展開を図っていきます。
1. 本件の狙い
パナソニックは、2018年
B2Bソリューション事業の売上高2.5兆円の達成に向けた成長戦略の中で、食品流通事業で売上高3,000億円の実現を目指しています。
その中心商材であるスーパーマーケットやコンビニエンスストア向けの冷凍・冷蔵ショーケースにおいては、省エネ・環境対応技術を核として、日本・中国・アジアを中心に事業を展開し、市場でのポジションを確保してきましたが、一方で、最大規模である米国市場においては、顧客ニーズに応える新たな取組みが求められていました。
ハスマン社は米国におけるトップシェアのショーケースメーカーのひとつです。創業以来109年にわたり顧客と強固な関係を構築、市場に浸透したブランドの下、製品だけでなく、全米トップの施工・保守・サービス拠点網を有する点が強みです。
本件により、ハスマン社の強い顧客掌握力、保守・サービス力と、パナソニックの幅広い技術や商品群を相互活用することが可能になります。この新たな取組みにより、米国だけでなく、周辺の国・地域での成長の実現も図っていきます。
2. 本件の内容
・ハスマン社買収に関する取得額は以下のとおりであり、全額自己資金を充当する予定です。
取得額:15億45百万ドル、日本円換算約1,854億円(換算レート:1ドル=120円)
買収後のパナソニックグループによる株式保有比率:100%
買収完了時期:2016年4月1日(予定)
(注)本件の実行は、米国その他必要な各国の競争法に関する手続の完了後となります。
※Hussmann
Parent Inc.の現株主構成:
CD&R Hussmann Holdings, LP:61.9%、Ingersoll-Rand
Holdings BV:36.7%、その他:1.4%
3. 本件による今後の展開
パナソニックは、ハスマン社を北米における食品流通事業の中核基盤として事業を展開します。ハスマン社の現経営陣は留任し、パナソニックとの共同経営に参画します。また、ハスマン社の社名は現行のままとし、同社のブランドを継続使用します。
事業においては、特に以下を中心に推進していく予定です。
1)
業務用冷凍・冷蔵設備事業の強化
・中小規模店舗向けのショーケースの展開強化
・パナソニックの通信・制御技術を活用したコントローラの展開強化
・両社の展開地域における、商品や拠点の相互利用
2)
食品流通事業の展開
・レストランなど、食品スーパー以外の顧客への展開
・ショーケース以外のパナソニック製品の、北米展開の加速と強化
・食品流通に関わる商材の、北米におけるサービス拠点としての活用
4. ハスマン社の概要
(1)設立 |
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(2)CEO |
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(3)本社所在地 |
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(4)事業内容 |
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(5)従業員数 |
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(6)上場取引所 |
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(7)生産拠点 |
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ニュージーランド1拠点、中国1拠点 計10拠点 | ||||
※いずれも2015年11月末時点
連絡先
パナソニック株式会社 ブランドコミュニケーション本部 広報部
(東京) 03-3574-5661
(大阪)06-6908-0447
presscontact@ml.jp.panasonic.com