大阪--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- パナソニックグループのパナソニック
エコシステムズ株式会社は、ディーゼルエンジンの排ガスに含まれる粒子状物質(※2)を分解する新しい方式のディーゼル排ガス浄化用触媒フィルター工場を中国の蘇州市に新設しました。








ディーゼルエンジン車の規制が日米欧を中心に順次強化される中、新たに受注した中国エンジンメーカーなどに向けてディーゼル排ガス浄化用触媒フィルターの生産を12月より開始し、事業を本格的に展開します。



当社は、換気扇や空気清浄機などのIAQ(Indoor Air
Quality:室内空気質)製品をグローバルに展開しており、ディーゼルエンジン車の規制が強化される中、高価な白金を使用せず、低温で粒子状物質を分解する省エネ性に優れた新しい方式のディーゼル排ガス浄化用触媒を2010年に開発しました(※3)。



今回、規制が強化される中国で、当社として初めて、エンジンメーカーからの受注が決定。また、既存車や、これから規制が強化される非道路機器(※4)にも採用が決定し、需要に迅速に対応するために、日本の春日井工場で触媒粉体を生産し、蘇州工場でDPF基材にコーティングすることで、ディーゼル排ガス浄化用触媒フィルターを生産する予定です。



本工場の設立により、ディーゼル排ガス浄化用触媒事業を本格的に展開。2018年度100億円規模の販売を目指します。



当社はこれからも、省エネ性能に優れたIAQ製品をグローバル市場へ提供することにより、健康的で快適な空間づくりに貢献していきます。


















































 

【新工場の概要】

社名:

 

パナソニック エコシステムズ広東(株) 蘇州分公司



(広東松下環境系統有限公司蘇州分公司)

所在地:


中国江蘇省蘇州市蘇州高新区鴻禧路32号F-15号

代表:


松野一男

延床面積:


4,180㎡(3階建て)

生産品目:


ディーゼル排ガス浄化用触媒フィルター

生産開始:


2015年12月

仕向地:


中国ほか


































 


※1


ディーゼル排ガス処理装置を構成する部品の1つであるDPF(Diesel Particulate
Filter)基材に触媒をコーティングしたフィルター。ディーゼルエンジンの排ガスに含まれる粒子状物質を除去する役割を持つ。触媒は、DPFに捕集されたすすを浄化しDPFを再生する。DPF基材に触媒をコーティングしてフィルターを製造する。

※2


ディーゼルエンジンの排ガスに含まれる、炭素(C)を主成分とする微小な物質。黒い排ガスの主成分で、大気汚染の原因となるため、規制により除去が定められている。

※3


「ディーゼル排ガス浄化用触媒のサンプル出荷を開始」(2010年6月22日リリース)




http://news.panasonic.com/press/news/official.data/data.dir/jn100622-2/jn100622-2.html



※4


自動車以外のディーゼルエンジンを使用する機器(農機・建機など)



Contacts


【お問い合わせ先】
報道関係者様:パナソニック エコシステムズ株式会社 経営企画室
TEL:0568-81-1161
ホームページURL:http://panasonic.co.jp/es/peses/



情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 パナソニックが中国蘇州にディーゼル排ガス浄化用触媒フィルター(※1)工場を新設