オープニングセレモニーの様子


VCP工場外観


ひまし油の原料となるヒマの栽培風景

 三井化学SKCポリウレタン株式会社(以下、「MCNS」)が出資する、インドにおいてバイオポリオール製造を行う合弁会社Vithal Castor Polyols Pvt. Ltd.(以下、「VCP」)は、2016年2月25日にオープニングセレモニーを開催いたしましたのでお知らせいたします。

 式典には、日韓の在インド公使、お客様およびその他関係各位のご列席をいただき、MCNSのKi Don Won、石丸裕康両Co-CEO及びJayant Agro-Organics Ltd.(以下、「JAO」)のAbhay V. Udeshi会長が挨拶いたしました。



<オープニングセレモニーの様子>

左より、在インド韓国大使館:JANG公使、MCNS:Won Co-CEO、石丸 Co-CEO、JAO:Udeshi会長、在インド日本大使館:磯俣公使

https://www.atpress.ne.jp/releases/92962/img_92962_1.jpg





 VCPは、インドにおいて非可食植物由来のひまし油を主原料とした「バイオポリオール」の製造・販売を行うことを目的に、三井化学(社長:淡輪敏)と伊藤製油株式会社(社長:秋田政継)及びインドのJAOとの共同出資により設立されました。インドは、世界のひまし油の8割を生産しており、コスト競争力あるバイオポリオールの安定供給体制が可能となります。VCPは、このほど工場が完成し、2016年1月より営業運転を開始いたしました。なお、三井化学は韓国のSKC Co., Ltd.(CEO:Wan Jae Lee)とポリウレタン材料事業を統合したため、VCPへの出資は、現在MCNSからとなっています。



 MCNSは、電気冷蔵庫用断熱材その他様々な分野においてウレタン製品を製造、販売しております。特に自動車分野においては、日系・韓国系メーカーへの内装用ポリウレタンフォーム原料の最大供給メーカーであり、世界で唯一、非可食植物由来のバイオポリオールを商業的に供給しております。VCPの営業運転開始により、石油由来のポリオールと同等のコスト競争力のある製品供給が可能となり、日本・韓国を含むアジア9拠点、欧米3拠点のシステムハウス(※)を通じて販売拡大を目指します。



※システムハウスとは:バイオポリオールを含む、ポリウレタンフォーム用原料をお客様ごとに処方の調整を行ったうえで供給するとともに、きめ細やかなサービスを行う製造・販売拠点のことです。





<VCPの概要>

1.会社名称       :Vithal Castor Polyols Pvt. Ltd.

2.設立         :2013年9月

3.資本金        :360百万ルピー

4.出資比率(議決権ベース):Jayant Agro-Organics Ltd. 50%

              三井化学SKCポリウレタン株式会社 40%

              伊藤製油株式会社 10%

5.所在地        :本社:インド ムンバイ

              工場:インド グジャラート州

6.事業内容       :バイオポリオールの製造、販売

7.生産能力       :バイオポリオール8,000トン/年





<VCP工場外観>

https://www.atpress.ne.jp/releases/92962/img_92962_2.jpg

<ひまし油の原料となるヒマの栽培風景>

https://www.atpress.ne.jp/releases/92962/img_92962_3.jpg
情報提供元: @Press