覚園寺の裏山の竹が、高さ2メートルの花の彫刻に ベルギー王室御用達のダニエル・オストが鎌倉の竹細工のグループと制作、11月12日からやぐらの中で公開
【作品】2019年 明治神宮鎮座百年祭奉祝事業
【作品】2015年 宮崎神宮
覚園寺(かくおんじ) 旧内海家(本展の主会場)
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【作品】2019年 明治神宮鎮座百年祭奉祝事業
ベルギー王室御用達の花の彫刻家ダニエル・オストが、鎌倉・覚園寺(かくおんじ)の裏山の竹で、高さ2メートルの作品をつくります。協力するのは、鎌倉の竹細工のグループ。裏の山から切り出した青竹を割竹にしてつくる作品は、境内のやぐらの中に展示されます。会期は2026年11月12日(木)から17日(火)まで。
増えすぎた竹が、日本各地で問題になっています。「竹には、私に似たところがある。思いがけない場所にも、望まれない場所にも育ち、強い個性と優雅さを備えている」。子どものころから竹を愛してきたダニエル・オストは、そう語ります。協力する鎌倉の竹細工のグループは、増えすぎた竹でバッグなどの工芸品をつくってきました。望まれない場所に広がる竹が、鎌倉の古刹で、花の彫刻に昇華します。
展覧会「ダニエル・オスト in 鎌倉 ― 花の彫刻家 覚園寺の秋をいける ―」は、鎌倉で初めての展覧会。落葉や木の実、枝も鎌倉の山で採集し、1706年に建てられた茅葺の名主の農家「旧内海家」を主会場に、境内の5か所で30点以上の花の彫刻を公開します。入場料の一部はお布施として覚園寺に奉納され、境内の茅葺の家の保全にも役立てられます。
裏山の竹、やぐらの中へ
覚園寺の境内、山の斜面に掘られたやぐら(境内の地図の③)。鎌倉の武士たちが眠る横穴の墓所です。会期中、その中に、高さ2メートルの竹の作品が立ちます。素材は、この寺の裏山に生えている竹。鎌倉の竹細工のグループが会期直前の11月初旬に切り出し、割竹にした竹を、ダニエル・オストが花の彫刻に組み上げます。竹の作品は、やぐらに1点、主会場の旧内海家にも1点、置かれます。
鎌倉の山の竹が、鎌倉の山に掘られたやぐらの中で、作品になります。
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増えすぎた竹、使われなくなった竹
林野庁が2018年にまとめた資料によれば、竹材の生産量は、1960年の1,347万束から2010年には96万束になりました。竹林の面積は、2012年の時点で約16万ヘクタール(全森林の0.6%)。竹が25%以上入り込んだ森林を合わせると、全国で約42万ヘクタールと推計されています。減る生産と、森へ入り込む竹。使われなくなった竹は、増え続け、放置されたまま各地で問題になっています。鎌倉の竹細工のグループが素材にしてきたのも、そうした竹です。
使われなくなった竹に、覚園寺で、新しいかたちがひとつ加わります。
竹と、花の彫刻家
ダニエル・オストにとって、竹は初めての素材ではありません。竹工芸の人間国宝・藤塚松星氏と協働し、2015年には宮崎神宮で、青竹を束ねてらせんに大きく組み上げた作品を発表しました。社殿の前で、緑の竹の帯がひとすじ、地から立ち上がり、渦を巻いて空へ向かいました。
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【作品】2015年 宮崎神宮
竹について、本人はこうも語ります。「嵐のなか、樫の木は風に立ち向かい、枝を、ときには幹までも折ってしまう。けれど竹は、しなやかに身を伏せ、風が去れば、また真っすぐに立ち上がる」。
ベルギー王室御用達で、「花の彫刻家」と称されるフラワーアーティスト。来日は100回を超え、2015年には花の芸術家として旭日小綬章を受章しました。その手が、こんどは鎌倉の裏山の竹に向かいます。
鎌倉の山の素材と、320年の茅葺の名主の家
素材は、竹だけではありません。季節の切り花、日本各地から届く野山の植物、そして鎌倉の山で採集した落葉や木の実、枝。鎌倉の山のもので、鎌倉の寺をいける。それが、この秋の覚園寺です。
主会場の旧内海家は、江戸時代の1706年に建てられた茅葺の農家で、名主を代々つとめた家です。1981年に覚園寺の境内へ移され、神奈川県の重要文化財に指定されています。建てられてから、2026年で320年。竈(かまど)のある土間から畳の部屋まで、花の彫刻が置かれます。
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覚園寺(かくおんじ) 旧内海家(本展の主会場)
入場料の一部は、お布施として覚園寺に奉納され、境内の茅葺の家の保全にも役立てられます。見に行くことが、守ることにもつながる。1218年に北条義時が建てた薬師堂から八百年の祈りが重なる聖域で、鎌倉の山の竹と落葉が花の彫刻になる6日間です。
会期は2026年11月12日(木)から17日(火)まで、会場は鎌倉・二階堂の覚園寺。10時から18時30分(最終入場18時)で、16時30分から境内はライトアップされます。このスケールでの展示は、2019年の明治神宮鎮座百年祭奉祝事業以来7年ぶり。会期中は最終日まで毎日、作品の手入れのために本人が会場に在廊する予定です。前売券(4,000円)は11月11日(水)まで。
展覧会 開催概要
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展覧会名:ダニエル・オスト in 鎌倉 ― 花の彫刻家 覚園寺の秋をいける ―
会期:2026年11月12日(木)〜17日(火) 6日間
時間:10:00〜18:30(最終入場18:00)。16:30から境内をライトアップ
会場:覚園寺(神奈川県鎌倉市二階堂421) 主会場・旧内海家、薬師堂(本堂)ほか境内一帯
入場料:前売券4,000円/当日券4,500円(拝観料を含む・税込)。中学生未満は無料(拝観料200円は別途)。入場料の一部を覚園寺に奉納し、文化財の護持に充てます
主催:ダニエル・オスト実行委員会
後援:公益財団法人鎌倉市芸術文化振興財団
アクセス:JR鎌倉駅東口5番乗り場からバス(鎌20系統「大塔宮」行き)で終点下車、徒歩約10分。タクシーで約10分。お車でのご来場はご遠慮ください。
公式サイト:http://www.danielost.jp/event/index.html
Instagram:https://www.instagram.com/danielostjapan/
展覧会チケットのご案内
前売券はイープラス、ファミリーマート店内のFamiポートでお求めいただけます。
イープラス : https://eplus.jp/danielost_kamakura
ダニエル・オスト実行委員会へのメール・FAX・電話でもお申し込みいただけます。チケットの送付先、お名前、電話番号、希望枚数をお知らせのうえ、代金をお振り込みください。入金を確認したのち、チケットをご郵送いたします。お振込先は、お申し込みの際にご案内します。
お問い合わせ
ダニエル・オスト実行委員会
〒104-0061 東京都中央区銀座2-12-4-702
TEL 03-6278-8145 FAX 03-6278-8146 E-mail info@danielost.jp