電源ドナーの流れ


倉庫内で稼働する電動フォークリフトからインバータを介し電源を取り出す様子


給電拠点として登録した「浜松ロジスティクスセンター」(浜松市)

株式会社富士ロジテックホールディングス(本社:静岡市葵区、代表取締役社長:鈴木 庸介)は、一般社団法人電源ドナー協会に加盟し、静岡県内の3拠点を給電拠点として登録しました。災害による停電時に、倉庫で稼働する電動フォークリフトのバッテリーからインバータを介して交流100Vの電力を取り出し、人工呼吸器の使用など、電源の確保が生命の維持に直結する在宅患者へ提供する取り組みです。



当社は物流業を、生活や産業に欠くことのできない物資の安定供給を支える「社会基盤事業」と位置づけています。市街地に立地する倉庫を有事の際の電源拠点として活用することもその役割のひとつと捉え、地域の共助の一端を担ってまいります。



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倉庫内で稼働する電動フォークリフトからインバータを介し電源を取り出す様子

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給電拠点として登録した「浜松ロジスティクスセンター」(浜松市)



■【背景】 電源の喪失が命に直結する在宅患者 自宅の備えには限界

電源の確保が生命の維持に直結する在宅患者は少なくありません。在宅で酸素療法(HOT)を受けている方は全国で17万人以上※1。なかでも、全身の筋肉が動かせなくなる進行性の難病「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」の患者は静岡県内に約250~260名※2おり、その3割ほどが日常的に人工呼吸器を装着しています。また医療的ケア児(18歳未満)は県内に714名、18歳以上を含めると4,381名を静岡県が確認しています。※3

ところが、災害時における電源供給には限りがあります。自宅に備える発電機やポータブルバッテリーは稼働時間に限りがあり、避難所での電源使用にも制限があるためです。



当社をはじめ多くの物流倉庫には、電動のフォークリフトがあります。日常的に重量物を取り扱うため、電動フォークリフトは大容量のバッテリーを備えています。一般社団法人電源ドナー協会は、災害時に医療的ケアとして電源を必要とする人に物流倉庫が保有する設備をつなぐネットワークを構築するために、2025年に設立された団体です。当社は地域に多数の倉庫を構える事業者として本活動の趣旨に賛同し、このたび、加盟いたしました。



※1 日本医工学治療学会誌 92巻6号(2020年)

※2 日本ALS協会より

※3 静岡県公式ホームページより





【登録した当社拠点】

拠点名:三島倉庫

所在地:静岡県三島市松本175



拠点名:長沼倉庫

所在地:静岡県静岡市葵区長沼3-7-1



拠点名:浜松ロジスティクスセンター

所在地:静岡県浜松市中央区上石田町956-1





■【仕組み・利用の流れ】 事前連絡のうえ、フォークリフトのバッテリーから給電

倉庫で使用している電動フォークリフトのバッテリーにインバータ(直流電源を交流100Vに変換して出力する機器)を接続して電力を取り出します。三島倉庫・長沼倉庫では防災備蓄品としてすでに保持していたインバータを活用し、浜松ロジスティクスセンターについては今回の加盟にあたって新たに導入しました。

ご利用の際は、あらかじめ登録拠点へお電話でご連絡いただき、当社が受け入れ可能な場合に給電を行います。ご利用される方にポータブルバッテリーをご持参いただき、拠点内で充電してお持ち帰りいただく運用を想定しています。なお、当社以外の登録拠点は電源ドナー協会HPよりご確認いただけます。



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電源ドナーの流れ



■コメント

●一般社団法人電源ドナー協会 代表理事 菊竹 玉記 氏

日本ALS協会静岡県支部さんから患者さんの電源確保への協力依頼を受け、当協会の理事である東京の倉庫会社の社長に相談し「静岡県なら富士ロジテックさん」と紹介をいただき、給電拠点として参加いただくに至りました。“富士ロジテックさんが近くにあるから安心”という地域に住む患者さんの声が、皆さまの新たなモチベーションになり、新たな企業価値になることを願っております。



●富士ロジテックホールディングス 執行役員 浜松事業部長 曽根 篤

医療的ケアを必要とする方々は各ご家庭でも発電機やポータブル電源を用意して万が一に備えておられますが、地震や豪雨に伴う長期の停電に対応できるか不安だという声も多く、代替手段の確保は関係者の切実な望みだと伺いました。当社も同協会の活動趣旨である「災害時に電源で命をつなぐ」に賛同し、こうした方々の安心を支える新たな社会貢献として少しでもお役に立てればとの思いで、静岡県東中西部から3拠点を登録し活動に参加いたしました。出番がないに越したことはありませんが、その備えとして、防災訓練の一環として提供時のシミュレーションも行ってまいります。





■〈ご参考情報〉1918年創業の富士ロジテックホールディングス 物流・商流・情報の「最適化」を提案

「株式会社富士ロジテックホールディングス」は、1918年に創業した倉庫業を中核とした総合物流会社です。食品、医薬、アパレル、文書、鋼材など取り扱い品目は多岐に、全国にそのネットワークを有します。なかでも「動物用医薬品」の取り扱いにおいては、国内トップクラスのシェアを有します。単純な「保管」だけにとどまらず、お客様のサプライチェーン全体を改革するソリューション提案を得意とし、物流・商流・情報の「最適化」を提供しています。



会社名 :株式会社富士ロジテックホールディングス

本社所在地:東京本社:東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル8F

静岡本社:静岡市葵区栄町4-10 静岡栄町ビル1F

代表者 :代表取締役社長 鈴木 庸介

設立 :1918年5月16日

資本金 :3億円

売上高 :22,684百万円(2025年12月期・単独実績)

事業内容 :倉庫業、貨物自動車運送事業、貨物利用運送事業、不動産賃貸事業、

物流システムの企画、開発、設計、施工、管理業務、

医薬品卸売販売業など

情報提供元: @Press