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近⼤ICTメロンのモンブラン
近畿大学農学部(奈良県奈良市)は、人気洋菓子店シェ・アオタニ(大阪府東大阪市)と共同で、学生が「なら近大農法」(ICT農法)で栽培した「近大ICTメロン」使用のオリジナルスイーツを開発しました。大好評「幸せを運ぶメロンケーキ」シリーズの第5弾として、令和7年(2025年)7月25日(金)から、「近大ICTメロンのモンブラン」「近大ICTメロンのシャーベット」「近大ICTメロンのスペシャルケーキ」を期間・数量限定で販売します。
【本件のポイント】
●ICTを活用して栽培した「近大ICTメロン」使用のオリジナルスイーツを人気洋菓子店と共同開発
●「近大ICTメロン」は、農学部キャンパス内のICT設置温室で農学部生が栽培して収穫
●「実学教育」を理念に掲げる大学として、学生が農業の6次産業化を「実学」で学ぶ
【本件の背景】
近畿大学農学部は、少子高齢化に伴う農業従事者の減少や、「休耕地」や「耕作放棄地」の増加といった社会問題を解決するため、奈良県と連携して「農の入口」モデル事業を展開し、「なら近大農法」(ICT農法)を利用した農作物の栽培管理方法の確立を目指しています。
平成29年度(2017年度)から、近畿大学農学部農業生産科学科(アグリ技術革新研究所兼務)教授 野々村照雄が中心となり、奈良キャンパス内にある最新のICT設置温室で、農学部生とともに「なら近大農法」(ICT農法)を用いて「近大ICTメロン」を栽培しており、令和3年(2021年)9月からは、「近大ICTイチゴ」の栽培にも取り組んでいます。これらの栽培マニュアルは、毎年、後輩の農学部生へと受け継がれています。
【本件の内容】
近大ICTメロンを使用した「幸せを運ぶメロンケーキ」シリーズの第5弾として、「近大ICTメロンのモンブラン」「近大ICTメロンのジェラート」「近大ICTメロンのスペシャルケーキ」を、東大阪市の人気洋菓子店「シェ・アオタニ」で期間・数量限定で販売します。農学部生がICT農法で栽培した「近大ICTメロン」を使用し、プロのパティシエが商品化しました。メロンのモンブランは、タルトにアーモンドクリームを入れて焼き上げ、カスタードクリーム、メロンムース、近大ICTメロン、生クリーム、メロンクリームで仕上げました。メロンのシャーベットは、近大ICTメロンをふんだんに使用したさっぱりとしたシャーベットで、上にメロンをトッピングしました。メロンのスペシャルケーキは、メロンを器にして、ふわふわのスポンジの上にカスタードクリーム、生クリームをのせ、さらに近大ICTメロンをたっぷり飾りました。
いずれの商品も人工着色料や香料を一切使用していないため、メロンそのものの味を満喫できます。また、シャーベットのカップには、近畿大学工学部情報学科教育情報システム研究室(担当教員:准教授 加島智子)の学生がデザインした近大ICTメロンのロゴマークが使用されています。
【開催概要】
販売開始:令和7年(2025年)7月25日(金)10:00開店
※販売期間は約1週間を予定しており、メロンがなくなり次第終了となります。
※メロンの成熟具合により、1日あたりの販売個数が変更となる場合があります。
販売店舗:シェ・アオタニ(大阪府東大阪市西石切町1-5-37
ベルデ石きり1F、近鉄けいはんな線「新石切駅」から徒歩約5分)
お問合せ:シェ・アオタニ TEL(072)982-7546
【商品詳細】
商品名:近大ICTメロンのモンブラン
価格 :594円(税込)
個数 :1日20個限定(予定)
商品名:近大ICTメロンのシャーベット
価格 :680円(税込)
個数 :1日20個限定(予定)
商品名:近大ICTメロンのスペシャルケーキ
価格 :2,160円(税込)
個数 :1日15個限定(予定)
【会社概要】
社名 :株式会社心花
所在地 :大阪府東大阪市西石切町1-11-1
代表者 :代表取締役 青谷展行
創業 :平成10年(1998年)8月26日 西洋浪漫菓子シェ・アオタニ
会社設立:平成21年(2009年)5月8日 株式会社心花
事業内容:洋菓子、和菓子製造販売
従業員数:40人
資本金 :300万円
ホームページ:https://www.chez-aotani.net/
【なら近大農法(ICT農法)】
なら近大農法は、農作物の栽培に必要な温度調整などの管理機能にICT(情報通信技術)を導入することで農作業の自動化を実現し、農業初心者でも容易に栽培管理を可能にしています。土壌センサーと日照センサーを連動させた装置によって、作物に水分と液肥を自動的に供給します。これらの情報は蓄積され、スマートフォンなどで遠隔地からもデータを確認することができます。また、ハウス側窓の自動巻上げ機が温度センサーと連動しており、ハウス内の温度をほぼ一定に保つために自動的に開閉が行われます。このような完全自動化肥培管理システムの導入により、農作業の時間を大幅に削減するとともに、水や液肥の低減が可能となり、収穫量の増加と品質の安定化へと繋がることが期待されます。
【関連リンク】
農学部
https://www.kindai.ac.jp/agriculture/
農学部 農業生産科学科 教授 野々村照雄(ノノムラテルオ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/162-nonomura-teruo.html
工学部 情報学科 准教授 加島智子(カシマトモコ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/422-kashima-tomoko.html