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・調査対象:コドモンを利用する全国の保育施設
・調査方法:メール案内、WEB回答方式
・調査期間 : 2024年 11月11日(月) ~ 2024年11月17日(日)
・回答数: 436件
・調査会社:株式会社コドモン
*生成AIを利用していると回答したのは全体の20%で、そのうち施設全体で利用しているのは3%。また、保護者へ配布する文章の素案作成で利用している方がもっとも多く利用者の63.2%という結果に。
*生成AIを利用していない方の71.7%、利用している方の39%がAIの利用に関して不安があると回答。不安に感じる点としてどちらも「AIが出す情報の正確性・偏り」がもっとも多い結果に。
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72.7%が生成AI未利用と、保育ICT利用施設においても生成AIの利用は進んでいないことがわかります。利用している場合も、一部の職員での利用が17%、施設全体での利用は3%ともっとも少ない結果となりました。
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「保護者へ配布する文章の素案作成」が63.2%ともっとも多く、次いで「保護者へ配布する文章の校正やチェック」が54%という結果となり、文章作成に関する業務において利用される機会が多いことがわかります。また、その他としては「グラフ作成や表作成」「県や町の要綱の要約」などがあげられました。
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「保育記録の作成」が63.3%ともっとも多く、次いで「写真の区分け/不適切写真の摘出」が32.7%という結果となりました。その他としては「抵抗はないがイメージがわかない」や「指導案や保育計画の作成」などがあげられました。
【利用していない方の回答】
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【利用している方の回答】
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生成AIを利用していない方の71.7%、利用している方の39%がAIの利用に関して不安があると回答しました。世の中に生成AIが広まっていく一方で、現場の職員の不安にどう寄り添い解消していくかが求められます。
【利用していない方の回答】
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【利用している方の回答】
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生成AIを利用している方がもっとも不安に感じているのは「生成AIが出す情報の正確性・偏り」で50.6%という結果でした。次いで「情報漏洩・セキュリティ」が39.1%、「保育者の生成AIへの依存」が32.2%があげられました。
利用している方と同じく、利用していない方に関してももっとも多い回答は「AIが出す情報の正確性・偏り」で69.3%でした。生成AIにすべてを任せるのは不安があるということがうかがえます。2番目に多いのは「保育者の考える時間、問題解決能力の減少」で59%と、保育者自身に与える影響を不安視していることがわかります。また、利用している方と比べると全体的にパーセンテージが高く、より不安に感じている施設が多いことがうかがえます。
【利用していない方の回答】
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▼回答理由
〇「今後も積極的に活用したい、どちらかといえば活用したい」
・保育士の業務の負担軽減につながればよい。
・避けて通れない事だと思うので、活用を積極的に考えた方が良い。
・サポートがあれば活用したいが保育園の職員にICTやAIについての知識が少ないため不安要素も大きい。
〇「どちらかといえば活用したくない、できれば活用したくない」
・よくわからない不安がある
・保育現場での活用が想像できない
・AIの性能に疑問。かなり間違った情報を出してくることがあり、それを精査できずに保護者に出してしまう危険性が非常に気になる。
・保育は生き物だと思うので、AIの統計的データが使えるのか?と考える。
【利用している方の回答】
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▼回答理由
〇今後も積極的に活用したい、どちらかといえば活用したい
・保育での事務時間の短縮になるのであれば活用したい。
・時間短縮になるのなら活用したいが、考えが偏らないか不安が残る
・もはや社会全体を通して生成AIを避けて通るのは不可能であり、であるならば最大限活用していくことで、子どもに向き合う時間をもっと生み出していきたいから。
〇どちらかといえば活用したくない、できれば活用したくない
・こども個々への洞察や記録が一元的になりやすいから
・直訳の文章なので日本語としておかしい部分の手直しが必要だから
生成AIを利用されている方は活用したいが96.5%と、業務省力化につながるのであれば今後も活用したいという声が多い結果となりました。利用されていない方は活用したいが61.9%と半数を超えつつも、自由記述では漠然とした不安を抱えているという回答が多く見受けられました。生成AIの利用推進にあたっては、このような不安にどう寄り添い解消していくかが求められます。
・各種あいさつ文素案作成、週日案(指導案等)の自動作成
・日々の保育記録を要約し、要録作成につながる内容にまとめる機能
・保育現場で何に活用できるか、今のところはわからない
具体的な業務内容を記載した回答と、今のところはまだわからないという両方の回答がありました。保育現場ではどのような機能が求められているかを踏まえて、機能開発を検討していくことが重要となるでしょう。
アンケート結果から、生成AIの利用には不安を抱えている施設も多く、生成AIにすべてを任せることは難しいということがわかりました。一方で生成AIに期待を寄せられている方も多く、活用方法自体は積極的に考えていきたいと思っております。今後も保育現場の職員のみなさまの声を参考にさせていただき、あるべき姿からAIの利用について検討していきます。
本調査結果データを一部引用・二次利用等される場合は、「株式会社コドモン調べ」と表記の上、リンクのご協力をお願いいたします。
リンク先:https://www.codmon.co.jp/newsletter/10708/
その他ご不明点や調査に関する詳細は、下記よりお問い合わせください。
◆所在地:東京都港区三田3丁目13−16 三田43MTビル 3F
◆資本金:68,250,000円
◆代表者:代表取締役 小池義則
◆WEB:https://www.codmon.co.jp/
◆事業内容:子どもを取り巻く環境をより良くするための事業を手掛け、働く人にとっても働きやすい組織づくりを体現。子育てに優しい社会に変わるよう多角的に環境整備を行い、社会に貢献する。
◎こども施設職員の労働環境を整え、保育・教育の質向上を支える子育てインフラとしての保育ICTシステム「コドモン」の開発・提供。2021年度のサービス継続率は99.8%。2024年11月末時点で、全国約20,000施設、職員約40万人が利用。全国約607の自治体で導入および実証実験の導入が決定。導入施設数・自治体導入施設数・契約自治体数でシェア1位(※)
◎保育士採用を支援するウェブサービス「ホイシル( https://www.hoicil.com/ )」の提供。こども施設が簡単に施設の魅力を発信でき、保育学生や再就職希望者が採用情報にアクセスしやすいような情報提供を行う。
その他、保育園向け写真ネット販売「コドモンプリント( https://www.codmon.com/print/ )」こども施設を対象とした専門のECサイト「コドモンストア( https://store.codmon.com/ )」、現場で働く保育者の資質や専門性向上を目的としたオンライン研修サービス「コドモンカレッジ( https://college.codmon.com/ )」、こども施設職員への福利厚生サービス「せんせいプライム」などを展開。※(2024年1月株式会社東京商工リサーチ調べ)
株式会社コドモン
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