栽培実験農園 看板


ポット栽培の仕組み


実際のポット栽培の様子


大槌町位置図

岩手県大槌町では、11月5日(火)に町内中心部「町方」の未利用地の活用を目指し、新しい産業育成に向けて、町内の温浴施設「ますと乃湯」の後背地の町有地にて「ブルーベリー栽培実験農園」を整備します。
同町では、東日本大震災からの復興を進めるべく、大槌駅前に点在する空き地の利活用事業を推進しています。今回は、小規模・高効率の栽培方式にて注目される「ロケットシステム」を導入したブルーベリーの農園(約100m2、12苗、植栽式の農園を含めて合計5か所設置)を実験農園として設置し、結果を踏まえて今後、町内の農業・観光に資する「ブルーベリー観光農園」の展開を目指します。
植栽式では大槌町長を始め、関係者の皆様にもご協力いただきます。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/415525/LL_img_415525_1.jpg
栽培実験農園 看板

■植樹式 概要
日時 :11月5日(火)11:00~11:30
場所 :ますと乃湯裏 未利用地(大槌駅前より徒歩10分)
〒028-1112 岩手県上閉伊郡大槌町大町43-16
出席者:・大槌町長 平野 公三様
・ベリー・ベリー・ヤミー 代表 落合 良幸様(事業アドバイザー)
・大槌復光社協同組合様(栽培実験農園 管理者)


■事業の経緯
岩手県大槌町では東日本大震災からの復興を進めるべく、町方地区区画整理地内の駅前に点在する空き地の利活用事業を推進しています。

令和5年度の未利用地利活用に向けた検討会にて、未利用地活用アイデアを検討したところ、町内の魅力である一次産業に寄与し、地域観光に資するアイデアとして「ブルーベリー農園」に注目が集まり、今回の栽培実験実施の運びとなりました。
令和6年度には、富山県にて新規参入から観光ブルーベリー農園を立ち上げたベリー・ベリー・ヤミーCEOの落合 良幸様をアドバイザーに迎え、事業検討を行っています。
栽培実験は、本植栽式での農園のほかに合計4か所での実施を計画しており、2年間の時間をかけて立地による栽培結果の違いを踏まえて、本格的な事業展開につなげる予定です。


■21世紀の新しい栽培方法「ポット栽培」を採用
本事業では事業アドバイザーでもあるベリー・ベリー・ヤミー(富山県富山市において観光ブルーベリー農園を展開)にて利用されている「ポット栽培」という手法を用いて、ブルーベリーの栽培を行います。
「ポット栽培」は自動潅水システムを備えたバケツ状の“ポット”に土とブルーベリーの苗を植え、それを平地に置いた状態で生育を行うという栽培方法です。
この方法を採用するメリットとして、平坦な土地・電気・水の用意があれば、どのような場所でも栽培が可能である点、通常の栽培期間よりも1~2年ほど早く果実を収穫できる点、土壌づくりの必要がない点、また、観光農園として営業した際に足場が安定している点が挙げられます。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/415525/LL_img_415525_2.png
ポット栽培の仕組み
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/415525/LL_img_415525_3.png
実際のポット栽培の様子

■岩手県大槌町
三陸復興国立公園の中央から少し南に位置し、面積約200km2、その大部分が山に囲まれた自然豊かな町です。
町はその南東の端のヘタの部分が海に面し、その東方に世界三大漁場の一つと言われる北西太平洋海域が広がっています。
海岸線は出入りの激しい典型的なリアス式海岸で、町内を流れる大槌川、小鎚川が大槌湾に注いでいます。
人口は約10,500人。東日本大震災で甚大な被害を受けたことで、町内の約1割の方々が命を落としました。
しかし、歴史ある小さな町だからこその「支え合いの文化」で長い復興期間も乗り切り、今の大槌町があります。
近年は、サーモン養殖やジビエ産業に注力しており、今後更なる飛躍のため新規産業の創出を目指しています。

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/415525/LL_img_415525_4.png
大槌町位置図
情報提供元: @Press