【「第29回国際個別化医療学会学術集会」テーマ】 <ライフスタイル医学と個別化医療~ライフスタイルゲノミクスはWell-beingをもたらすか> 人生100年時代、「健康増進」は重要な課題です。厚生労働省が推進している「21世紀における国民の健康づくり運動(健康日本21(第三次))」が4月1日よりスタートいたしました。第三次では、「全ての国民が健やかで心豊かに生活できる持続可能な社会の実現」を目指して、「誰一人取り残さない健康づくり」を推進するとされています。 新たな項目として「女性の健康」と「ライフコースアプローチ」が明記されました。性差や年齢、ライフステージに応じた健康増進への取り組みが国の政策として位置づけられたことに大きな意味があります。 また、胎児期から発達期における生育環境が将来の健康に影響を及ぼすというDOHaD(Developmental Origins of Health and Disease)の概念が注目されております。「2040年問題」を前にして、まさにゼロ次からの予防医療に力を注ぐことで、医療・介護システムの崩壊回避を急がねばなりません。
<プログラム> ●会頭講演:Empowering Health through Lifestyle Medicine 座長:落合 博子(国立病院機構東京医療センター 形成外科) 柳澤 紘(クリニックやなぎさわ) 演者:阿部 みな子(医療法人社団博心厚生会、東京キャンサークリニック)
●教育講演1:Lifestyle Medicine:For You and Your Patients 座長:阿部 みな子(医療法人社団博心厚生会、東京キャンサークリニック) 演者:Edward M Phillips(Physical Medicine & Rehabilitation, Harvard Medical School)
●教育講演2:睡眠の謎に挑む:原理の追求から社会実装まで 座長:上園 保仁(東京慈恵会医科大学 疼痛制御研究講座) 宮本 京介(The Queen’s Medical Center Hospitalist Program) 演者:柳沢 正史(筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構<WPI-IIIS>)