今回の研究成果は、国内の産業保健分野のトップジャーナルである「Journal of Occupational Health」に掲載されました(学術雑誌の影響力を評価するSJRスコアによる評価。全世界ではQ2(上位25-50%のインパクトジャーナル)にランキングされています)。このジャーナルは、日本産業衛生学会が発行する査読付きオープンアクセスジャーナル(英文誌)であり、職業的健康に関する研究を幅広く取り扱っています。掲載された論文は、音声感情解析技術がメンタルヘルスケア分野でどのように活用されるかを具体的に示し、この成果により、音声感情解析技術が単なる理論や概念に留まらず、実際に産業衛生管理の場面で価値を持つ技術となりうる可能性を示しました。 また、同技術の普及により、コールセンター業界だけでなく、メンタルヘルスケア市場においても新たな活用の道が開かれつつあります。