デジタル観光統計


「デジタル観光統計オープンデータ」が正式公開された背景


「デジタル観光統計オープンデータ」の特徴


ブログウォッチャー 代表取締役社長 新村 生

株式会社ブログウォッチャー(本社:東京都中央区、代表取締役社長:新村 生、以下「ブログウォッチャー」)は、日本観光振興協会が提供し、当社の人流データを活用している「デジタル観光統計オープンデータ」が正式公開されたことをお知らせいたします。これにより自治体は、国内居住者の観光来訪者数をタイムリーに把握し、速やかに施策実行・評価につなげやすくなります。
同データは、観光庁「観光入込客統計に関する共通基準調査要領(令和5年改訂版)」において観光入込客数を把握する手段の1つとして提示されており、既存統計の代替・EBPMの推進・観光DX等での活用が期待されています。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/412359/LL_img_412359_1.png
デジタル観光統計

■「デジタル観光統計オープンデータ」とは
「デジタル観光統計オープンデータ」は、ブログウォッチャーが保有する人流(位置情報)データを使用した、全国の都道府県・市区町村の観光来訪者数を月別に集計したデータです。観光来訪者数データの一元化を実現しています。これにより、自治体は国内居住者の観光来訪者数をタイムリーに把握し、速やかに施策実行・評価につなげやすくなり、持続可能な観光地づくりへの貢献が期待されます。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/412359/LL_img_412359_2.png
「デジタル観光統計オープンデータ」が正式公開された背景

データ提供に当たっては、観光庁をオブザーバーに迎えたデジタル観光統計整備検討委員会にて、観光客や観光地点等の定義を検討し、各都道府県で行われていた既存の観光統計との精度検証を行いながら進めてきました。

提供項目 : 都道府県・市区町村別の観光入込客数(国内)
使用データ : ブログウォッチャーが提供する人流データ*
提供期間 : 2021年1月以降(直近1ヶ月分を毎月更新)
地点更新頻度: 年1回(都道府県による観光地点の登録・更新)
提供開始時期: 2023年10月(お試し版)・2024年9月24日(確定版)
提供URL : https://www.nihon-kankou.or.jp/home/jigyou/research/d-toukei/

お試し版についてお知らせしたプレスリリース: https://www.blogwatcher.co.jp/news/-gzZwIoe

* 事前にユーザから許諾を得て取得したスマートフォン位置情報データを活用し、予め設定した調査地点来訪者を都道府県・市区町村単位でユニーク人数集計した月間合計値を、個人を特定できないように加工。


■「デジタル観光統計オープンデータ」の特徴
2023年10月に提供開始された「デジタル観光統計オープンデータ」(お試し版)への学識者や自治体による検証・確認を経て、観光統計データとしての実用性・信頼性が向上しています。また、観光庁「観光入込客統計に関する共通基準調査要領(令和5年改訂版)」にて、観光入込客数を把握する手段の1つとして提示されました。観光に関するデータ可視化サービス・ツールにもデータ連携されており、活用いただきやすい形での普及も進んでいます。

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「デジタル観光統計オープンデータ」の特徴

(1)約7割の都道府県が網羅性・正確性を認める
2023年10月に提供開始された「デジタル観光統計オープンデータ」(お試し版)に対して、32都道府県の担当者による、観光スポットに過不足がないという網羅性や、位置の正確性の確認を経て、全国計6万箇所の観光スポットが設定されています。これにより、地域の実態を適切に反映させた観光来訪者数の提供が実現しました。

(2)学識者が有効性を認める
本オープンデータは「デジタル観光統計整備検討委員会」において、学術界や自治体による全都道府県の既存観光統計と比較検証を経て、観光統計としての有効性が認められています。

(3)観光入込客数を把握する手段として活用が可能
観光庁が全都道府県に案内する「調査要領」にて、観光入込客数(実人数)の集計に利用可能なオープンデータとして唯一、掲載されています。既存統計の代替・EBPMの推進・観光DX等での活用が期待されています。

(4)おでかけウォッチャーや全国観光DMPといったデータ可視化サービス・ツールにも連携
観光人流モニタリングサービス「おでかけウォッチャー」や宿泊、人流、消費の多岐にわたる観光情報を搭載した「日本観光振興デジタルプラットフォーム(全国観光DMP)」等の各種データ可視化サービス・ツールとの連携も進められています。
自治体・DMO様は「おでかけウォッチャー」に無償登録いただくことで、デジタル観光統計オープンデータの元となる日別データを週次で閲覧・分析できるようになります。


■今後の展望
今後も両者の連携を進め、デジタル観光統計オープンデータを活用した「デジタル技術・データ利活用の普及と定着」「地域の観光関連組織との連携・強化」「人材育成・地域間交流」「地域資源の保全と活用」などに取り組み、観光関連事業者をはじめとした地域全体の収益最大化や未来を担う人材を育成し、持続可能な観光地づくりの実現を目指します。


■ブログウォッチャー 代表取締役社長 新村 生のメッセージ

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ブログウォッチャー 代表取締役社長 新村 生

社会やビジネスの変化が激しく、予測が難しい時代で、重要なのは、兆しを速く見つけ、対応することだと考えています。観光領域では、状況を把握できる観光統計をデジタル化することが重要です。
実際に、ブログウォッチャーの人流データが活用された「デジタル観光統計」の利用者は、すでに500の自治体や団体に広がっています。** 先進的な取り組みの中から、観光事業者の人員配置やサービス提供の最適化など、成功事例が多く生まれており、大変嬉しく思っています。私たちはこれからも、データを用いて「努力が報われる社会」と「明るい未来が共に共有できる社会基盤」を築くために全力で取り組んでいきます。

**「デジタル観光統計」利用者の500の自治体や団体とは、「デジタル観光統計」のデータが活用されている「デジタル観光統計オープンデータ」や「おでかけウォッチャー」、「全国観光DMP」等、様々なツールやプラットフォームでの利用者数を合わせたものです。「デジタル観光統計オープンデータ」は、「デジタル観光統計」を誰もがインターネット等を通じて無償で利用できる形で公開されているものを示します。


■デジタル観光統計整備検討委員会 座長
東京都立大学都市環境学部観光科学科 教授 清水 哲夫様のメッセージ

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デジタル観光統計整備検討委員会 座長 清水 哲夫様

この10年以上にわたって、旅行者の位置情報を活用して観光地域づくりの施策を考えることに対して、自治体やDMO・観光協会の多くが大きな関心を寄せてきましたが、加工技術や費用対効果の面で大きな問題がありました。問題解決の第一歩として、今回の検討委員会では観光庁「観光入込客統計に関する共通基準」に準拠した位置情報データの統計化にチャレンジし、晴れて公開に至りました。
使用される皆様の声を反映して引き続き改善を施しながら、より皆様のためになるデータベースとして定着していくことを委員会座長として期待しております。


■ブログウォッチャーについて
商号 :株式会社ブログウォッチャー
代表者 :代表取締役社長 新村 生
所在地 :〒104-0061 東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビル4F
設立 :2007年4月
会社概要:リクルートと電通のジョイントベンチャー。
位置情報データの収集・分析・活用をワンストップで行う、
位置情報のリーディングカンパニーです。

●サービスラインナップ
「プロファイルパスポートSDK」スマートフォンアプリ開発ツール
「プロファイルパスポートDMP」大規模なデータを保有するプラットフォーム
「プロファイルパスポートAD」位置情報データを活用した広告
URL: https://www.blogwatcher.co.jp/

<利用する位置情報データについて>
ブログウォッチャーでは、提携アプリをダウンロードしていて、かつ位置情報の取得を許可したユーザーのデータのみを利用しています。なお、個人情報の取得は行なっておりません。
データの取得・活用について、詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.blogwatcher.co.jp/terms/


※このプレスリリースに記載されている情報は発表日時点のものであり、予告なく変わる可能性があります。あらかじめご了承ください。
情報提供元: @Press