LINEヤフーコミュニケーションズ

LINEヤフーの100%出資子会社でサービスオペレーションを担うLINEヤフーコミュニケーションズ株式会社(本社:福岡市博多区、以下 当社)は、サービス運営部門における障がい者雇用推進専門組織を発足したことをお知らせいたします。
本組織の設立により、部署ごとの受け入れ課題の改善支援や、社員の特性に応じた柔軟なITインフラの整備を行い、多様な社員が幅広い業務で活躍できる環境の構築を目指します。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/409015/LL_img_409015_1.jpg
LINEヤフーコミュニケーションズ

■発足の背景
当社は、サービス・企業成長において人材の多様性が重要と考えており、ダイバーシティを推進しています。現在の障がい者雇用率は2.8%で、多様な社員がバックオフィス部門をメインに活躍しています。
当社には、テスト・セールス・クリエイティブ・カスタマーケアなどLINEヤフー関連サービスの運営を中心に、100種類以上の多様な業務があります。
雇用した社員への幅広いキャリアの選択肢の提供や、多様な視点や特性をサービスに活かすため、サービス運営現場にも雇用範囲を広げたいと考えていましたが、受け入れにあたって以下の課題がありました。

・部署の業務内容ごとに、個々の社員の特性に応じた環境の整備が難しい
・メンタリング・体調管理等の、障がいを持つ社員のフォロー体制構築に対する、受け入れ部署側の不安

そこで、これまで障がい者採用や定着支援を行ってきた社内相談員と、社内DX推進部門の機能を統合し、障がい者雇用の採用から定着支援・ITインフラの整備まで一気通貫に担う専門組織を立ち上げました


■主な役割
サービス運営部門が無理なく受け入れ体制を構築できるように、以下のサポートを担います。

・部署ごとの業務内容や障がい特性に応じたITインフラの整備・改修
・障がい者雇用社員の採用・メンタリング・体調管理・コミュニケーション支援

社内委託制度とし、受け入れを検討する部署は専門組織を通してミニマムの業務依頼から可能です。依頼部署ごとに専門組織の社員がサポーターとして配属につきます。


■当社の障がい者雇用社員の働きやすさ改善のためのインフラ整備・改修事例
「AI音声読み上げツール」の企画・導入
従来の音声読み上げツールには「サイトに掲載されている画像は読み上げ対象外」「サイトとツールの互換性によっては読み上げツールが機能しない」という課題がありました。
視覚に障がい(弱視)を持つ社員向けに、AI-OCR(画像に書かれた文字をテキストデータに変換するAI)を活用した読み上げツールを企画し、上記課題の解消に取り組みました。

当社はこれからも障がい者雇用の促進と定着支援を継続し、障がいの有無に関わらず多様な社員が活躍できる企業を目指してまいります。


<参考1>社内DX推進部門が企画した、サービス運営業務のDX事例について
社内業務の生産性と付加価値向上を目的に、社内DXを推進する専門部署が2019年に設立。主にLINEヤフーサービスのオペレーション業務に関わるAIツールの企画を行ってきました。

当該部署が企画してきたAIツール
・LINEスタンプの審査業務のAIフィルター
クリエイターが作成したスタンプが、公開基準を満たしているかチェックするフィルター。AIを活用することでオペレーターの経験値に依存せずに精度の高い審査業務を実現。

・投稿パトロール業務のAIフィルター
LINEサービスの公開投稿の中から、誹謗中傷等の基準違反投稿を検出するAIフィルターを企画。

・個人情報マスキングAI
お問い合わせ窓口でユーザーがフリーテキスト欄で入力した個人情報をAIが自動マスキングしてくれるシステムを企画。不必要な個人情報には触れずに、カスタマーサポートがお問い合わせ対応できる環境を構築


<参考2>当社が行う定着支援について
当社には社内相談員が在籍しており、就労支援事業所も交えた定期面談によって、メンタリング・体調管理・コミュニケーションの支援を行っています。


<会社概要>
社名 : LINEヤフーコミュニケーションズ株式会社
本社所在地 : 福岡県福岡市博多区博多駅中央街8-1 JRJP博多ビル12F
代表者 : 代表取締役社長CEO 鈴木 優輔
資本金 : 490百万円 (2024年4月時点)
設立日 : 2013年11月18日
社員数 : 1,650名(2024年4月時点、LINEヤフーからの出向社員含む)
関連拠点 : LINEヤフー株式会社 八戸センター、紀尾井町オフィス、
高知センター、北九州センター、大分センター、那覇センターなど
主な事業内容: LINEヤフーが展開するサービスの運営・カスタマーサポート・
クリエイティブ・事業企画など
Web URL : https://lycomm.co.jp/
情報提供元: @Press