「キッズヘルスステーション」は、JMDCが提供する商用のデータベースから小児(0~14歳)のデータを可視化したものであり、商用のデータベース同様、データ規模と速報性に強みを有しております。疾病の流行状況を流行指数として可視化し把握可能とすることで、家庭でのマスク着用や手洗い・うがいの奨励などの行動変容を促すとともに、教育機関における学級閉鎖判断の一助とするなど、疾病の流行抑止に寄与することを目指しております。 なお、「キッズヘルスステーション」の無償提供は、JMDCが集積する国内最大級のヘルスビッグデータを活用し、小児における疾患・治療の実態についての研究が困難な状況を解消するための取り組みを推進するプロジェクト「Big Data For Children」の活動の一環であります。
【Big Data For Childrenについて】 日本では、子ども向けの医薬品開発が非常に少なく、臨床現場では、オフラベルでの薬剤使用や大人用製剤が個々の医師や薬剤師の工夫により使用されています。疾病負荷(Disease Burden)の観点では、疾病を抱えた子どもにかかる生活負担や経済的負担など、様々な負担の詳しい調査・分析は十分行われていません。子どもたちがどんな疾病にどのくらいかかり、どのくらいの通院や入院をしているか、といった基礎的な記述疫学も十分行われていません。 「Big Data For Children」は、JMDCが有する国内最大級のヘルスビッグデータを活用し、小児における疾患・治療の実態についての研究が困難な状況を解消するためのユニークな取り組みを推進するプロジェクトです。 病気に苦しむ子どもたちの実態を社会に伝えることで、日本の未来をつくる子どもたちを救うきっかけづくりを行っています。 URL: https://www.bigdataforchildren.jp/