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合同会社GO-UN-NOH主催、五蘊会『朝長』が2024年8月31日 (土)にセルリアンタワー能楽堂(東京都 渋谷区 桜丘町 26-1)にて上演されます。
チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて6月2日(日)11:00~発売予定です。
カンフェティにて6月2日(日)11:00~チケット発売予定
https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=77655&
友枝家の能ホームページ
https://tomoeda-kai.com
セルリアンタワー能楽堂公式ホームページ
https://www.ceruleantower-noh.com/lineup/2023/20230826.html
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毎年夏に開催している友枝雄人主催の五蘊会(ごうんかい)。
本年は、能「朝長」のシテを 友枝雄人が勤めさせていただきます。
修羅物と言われる演目、いわゆる公達や武士の亡魂をシテとした曲目の中でも、三修羅と呼称されている曲は「頼政」、「実盛」、「朝長」の三曲です。いずれも演者に求められる力量は重く難曲ですが、特に「朝長」は他の二曲と異なる大曲です。
頼政も実盛も武士としての役割を全うして、死を受け入れながらもこの世に思いを残す執心の強い人間像がシテとして描かれていますが、朝長は負傷兵となった我が身を味方の足手纏いとなる事を良とせず、弱冠16歳の若さで自ら命を断つ源氏の総大将義朝の次男の霊を後シテとしています。この悲劇を世阿弥の息子元雅は、他の修羅曲とは全く違う作能にて描いております。
それは、朝長の前半のシテを彼の死に立ち会わざるを得なかった宿場の女主人としている点です。凄惨な死を目の当たりにした女性は深く心を痛め、日々救いを求めるために朝長の菩提を弔います。それは朝長の死を弔うよりも、我が身の救いを求めるが如くです。前シテの朝長の死に遭遇した場面の語りが、この演目の全てを凝縮していると思います。
中世の人々は今より死が身近にありながらも、現代の我々より強く重く死と向き合っていた事を考えずにはいられません。
前シテの登場からの謡の詞章は美しくも哀しく、また朝長への慈愛を感じさせる素晴らしい言葉の紡ぎです。
今に生きる我々にとって、死を通して生きる事の難しさ、辛さ、それを克服する事のみがまた生きるための意義だと能ならではの美しい言葉の流れが、強く訴えかけてくる演目です。
我が身の生き様と照らし合わせ、心して勤めたいと思っております。
是非ご高覧のほど、よろしくお願いいたします。
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昭和42年(1967年)10月28日生まれ。東京都出身。慶應義塾大学経済学部卒業。
故友枝喜久夫の孫。伯父友枝昭世の養子となる。故喜多実、友枝昭世に師事。能楽協会会員。重要無形文化財総合認定。
3歳で初舞台「鞍馬天狗花見」。10歳で初シテ「経政」。平成6年(1994年)「猩々乱」、平成14年(2002年)「道成寺」、平成17年(2005年)「石橋」、平成22年(2010年)「翁」を披く。令和3年(2021年)「石橋 一人獅子」を披く。
「五蘊会」主宰。「觀ノ会」参加。
平成21年(2009年)小学館白洲賞受賞。
五蘊会『朝長』
公演期間:2024年8月31日 (土)
会場:セルリアンタワー能楽堂(東京都 渋谷区 桜丘町 26-1)
■出演者
狂言「樋の酒」
シテ(太郎冠者)野村万蔵
アド(主)河野佑紀
小アド(次郎冠者)野村万之丞
能「朝長」
シテ(宿の長者/朝長)友枝雄人
ワキ(旅僧)宝生欣哉
ワキツレ(従僧)御厨誠吾
ワキツレ(従僧)小林克都
間(長者の下人)野村万蔵
笛 一噌隆之
小鼓 成田達志
大鼓 國川純
太鼓 小寺真佐人
後見 中村邦生、狩野了一
地頭 友枝昭世
■公演スケジュール
2024年8月31日 (土)
13時00分開演
※開場は、開演の60分前です。
■チケット料金
S席:10,000円
A席:8,000円
B席:7,000円
C席:6,000円
D席:4,000円
(全席指定・税込)