■重炭酸入浴剤による「睡眠・ストレス・免疫」への効果エビデンスを発表 『純正重炭酸入浴剤 HOT TAB』を用いた、中性重炭酸イオン水(NBIW)温浴に関するヒト臨床試験が、鶴見大学前教授で株式会社クレインサイエンス代表の斎藤一郎博士とスタンフォード大学医学部教授の西野精治博士らの共同研究チームによって実施されました。この臨床試験では、「睡眠」「ストレス」「免疫」機能の向上が確認され、その結果は国際的な学術誌Scientific Reports誌に投稿され、2024年1月13日に掲載されました。
■臨床試験の概要 今回、研究グループは、ヒトによる臨床研究を実施し、中性重炭酸イオン水(NBIW)温浴が精神的ストレス、睡眠、および免疫機能に及ぼす影響を検討するため、無作為化非盲検クロスオーバー試験を行いました。 日常的にストレスを感じている30~60才の男女、計25名について、中性重炭酸イオン水(NBIW)温浴群と通常の入浴群に無作為に割り付け、それぞれの群で4週間の入浴を行った後、1週間のウォッシュアウト期間を設け、入浴の種類を入れ替えて再び4週間の入浴を実施しました。 精神的ストレスは厚生労働省が義務化した職業性ストレス簡易調査票(Brief Job Stress Questionnaire:BJSQ)とPOMS2日本語版(Profile of Mood States 2nd Edition)にて評価しました。睡眠の質ではピッツバーグ睡眠質問票日本語版(Pittsburgh Sleep Quality Index Japanese version:PSQI-J)による主観的評価と活動量計による客観的評価を実施し、免疫機能はリンパ球サブセット解析、好中球貪食能、NK細胞活性などにより評価しました。
■「睡眠の質と睡眠障害の改善」一部抜粋 ピッツバーグ睡眠質問票日本語版(PSQI-J:Pittsburgh Sleep Quality Index Japanese version)により、通常入浴よりも中性重炭酸イオン水(NBIW)温浴で睡眠の質に関して有意な改善を認めました。また、活動量計でも通常入浴よりも中性重炭酸イオン水(NBIW)温浴で睡眠潜時(ベッドに入ってから入眠までに要する時間:寝つきの良さを反映)と離床潜時(目覚めてからベッドを離れるまでに要する時間:寝覚めの良さを反映)に関して有意な改善を示し、中性重炭酸イオン水(NBIW)温浴がよりよい睡眠に関して有効であることが実証されました。