■当院の方針 #Open AID Project AIDは、1948年から始まり1990年くらいまでの間、AIDであることを隠し通すことを前提に実施されてきました。そのため、秘密のある家族、嘘のある親子関係、知らされない自己のルーツ、突然知らされることで崩壊するアイデンティ、ドナーもきちんとした説明をうけず、精子提供については秘密にするように言われました。当事者が皆、精子提供を隠すがために、AIDを知らない社会ができ、この秘密が悪循環をつくってきたと当院は考えます。
この悪循環を、幸せの好循環にかえるためには、当事者である夫婦・子ども・ドナーそして社会に対して必要な情報が必要なときに得られる環境をつくることが重要だと考えております。これを私たちは#Open AID Projectと名付けました。
■#Open AID Projectの取り組み ・治療を受ける夫婦に対し適切な告知の重要性とその方法についてのサポート ・ドナーに対する精子提供の意義とリスクを説明 ・告知に大切なドナー情報の保持と開示 ・当院のAIDとIVF-Dについての国と学会への報告