株式会社Noelithの柴田 秀吉代表取締役


For JAPAN -日本の未来がココに-

絆ホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:伊藤 宜範)が運営する「For JAPANプロジェクト」では、10年後20年後の日本の未来の担い手である20代にむけて、「日本の未来を創る“本質的な気づき”を。」をテーマに様々なコンテンツを通し情報発信を行っています。
今回、株式会社Noelithの柴田 秀吉代表取締役のインタビューが2月9日(金)に公開されました。

「本物の『Engineer first』を実現したい」
https://forjapan-project.com/news/1220/

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/384094/LL_img_384094_1.jpg
株式会社Noelithの柴田 秀吉代表取締役

■契約が守られない劣悪な環境に抗して、会社が生まれた
エンジニアファーストの会社「Noelith」を起業したのは、2019年でした。きっかけは私がエンジニアとして勤めてきた中で遭遇した、劣悪な環境へのアサインです。契約内容の業務を十二分に果たしているのに、残業や休日出勤を求められ、対応しなければ風当たりが強くなるという状態でした。所属元にまで「出勤するよう説得してくれ」なんて、電話がかかってくるという有様です。契約外の対応を求められ、現場がすべて対応しなければならないことに、強い違和感がありました。
この業界の中で、同じように考える人、共感する人がいるのではないかと考えた私は、まずフリーランスとして独立することにしました。エンジニアがプライベートと仕事をはっきりと分けたメリハリのある働き方ができるかどうか、会社を作って給料を支払うくらいまで稼げるかどうかについて、スモールスタートで検証してみることにしたのです。
年単位でデータを集めるつもりで動き出したのですが、共感してくれる人は5人6人とすぐに集まり、あっという間に会社として成立する規模になりました。独立から1年と経たずして、「Noelith」は法人となったのです。


■客先常駐型の事業が抱える歪みは、現場のエンジニアへ収束していく
共感してくれる人が多く集まったのは、「客先常駐型の働き方」に、それだけネガティブな実態があるためです。
1つは、エンジニアそのものの不足、人材不足です。エンジニアについては売り手市場となっており、企業に属さずフリーランスで活躍する人もいます。未経験で飛び込んで教育のある企業に入り、数年の経験を積んでどんどん条件のいい会社へ転職していくというキャリアが一般的です。
結果として、大企業へ応募が集中する一方で、私たちベンチャーは、人材を奪い合うような状態になっています。当然、案件で求められる条件を満たすエンジニアをアサインすることは難しくなり、希望しない環境・状況へ押し込まれるエンジニアが増えている状態です。
もう1つは、エンジニアにかかる負荷の問題です。エンジニア派遣では、現場によって残業や休日出勤などの就業環境にかなりの差があります。良い環境に当たればのびのびと仕事に取り組めますが、1度悪い環境の現場に入ってしまうと抜け出せなくなり、ストレスや仕事を抱えこんでしまう傾向があります。
そして、劣悪な環境に置かれても、エンジニアの苦情を受け付けてくれる場所はありません。所属元も客先も、「客先都合に合わせて」としか言わないケースが大半です。誰も何もしてくれなければ、最終的には辞める以外の選択肢がなくなってしまいます。
最後に気になるのが、派遣エンジニアを軽視する傾向です。派遣という立場で、限定された仕事をこなすという形態のためか、まるで部品や歯車のように、雑な扱いを受けることがあります。病気になってしまったり、体調を崩してしまったりした時に、切り捨てられてしまうエンジニアも珍しくありません。このような実態が、業界全体の悪印象にも繋がっていると感じています。


■業界のネガティブイメージを吹き飛ばす工夫
自分や仲間たちの経験から、同じ轍(てつ)を踏まないよう、社内での業務の流れには工夫を凝らしています。
まずは、「会社都合でのアサインを行わないこと」。契約内容や案件内容の管理を、会社が責任を持って預かることです。契約の段階から時間をかけて吟味して、必要な内容をしっかり記録と契約に残していきます。そもそも、エンジニアを優先しているため、適した人材をアサインできる見込みがなければ、営業側でフィルターにかけて、無理な契約は結びません。
次に「契約の責任を会社が負うこと」。先ほども挙げたとおり、契約条件に関するトラブルがエンジニアに負担をかけることが多々あります。気の良い、対応力の高い方であればあるほど、契約範囲を超えるようなお願いをされて責任を負わされてしまうことがあるんですね。エンジニアが現場で交渉されても、「営業や会社に伝えてください」とはっきり言えるよう、営業が間に入る体制を作っています。
3つ目は、エンジニアが孤立しないような、環境面のバックアップの充実です。現場に立つエンジニアにはメンターを2名決め、上司との月1回の面談でより相談しやすい環境を整えています。社全体では、社内クラブ活動や特別休暇など、プライベートの充実に繋がる制度を整えています。


■「本物の『Engineer first』」を掲げて、邁進する
今後は、より働き方の自由度を上げられるような取り組みを進めていきたいですね。社員1人1人の長所を伸ばして、最大限の能力を発揮するために、仕事環境を充実させること、特にフルリモート環境の整備を進めています。他には自社サービスの開発を始めること、多拠点展開を計画すること、国内に留まらず世界をターゲットにしていくことなど、アイデアも多数上がっています。
ここまで読んでくださった若者の皆さん、皆さんそれぞれにやりたいこと、解決したいことがあるのではないかと思います。ぜひ、失敗を恐れずチャレンジしてください。やる気や熱意があれば、必要な能力はどんどん伸びていきますし、そのエネルギーは他の人や会社を巻き込んで成長していく原動力となります。スモールスタートからでも、まずは始めてみてください。


〈会社概要〉
法人名 : 株式会社Noelith
代表者名 : 柴田 秀吉
企業ホームページ: https://noelith.co.jp/
所在地 : 東京都港区赤坂8-11-26 +SHIFT NOGIZAKA9F
事業内容 : システム開発、アプリケーション開発、インフラ構築・運用、
システムエンジニアリングサービス

〈For JAPANプロジェクトとは〉

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/384094/LL_img_384094_2.jpg
For JAPAN -日本の未来がココに-

For JAPANプロジェクトとは、10年後20年後の日本の未来の担い手である20代にむけて、「日本の未来を創る“本質的な気づき”を。」をテーマに様々なコンテンツを通し情報発信を行っています。参画された【50人の社長】というレンズを通して、経験に基づく本質的な考え方や情報を学び、動き出すきっかけを与え“日本の未来を創るプロジェクト”全国放送『For JAPAN -日本の未来がココに-』(BS11)や、YouTubeチャンネル『For JAPAN -日本の未来がココに-』など様々なコンテンツで社長たちが徹底討論。

・番組見逃し配信 : https://youtube.com/playlist?list=PLFv6b8aodEYWpP5pqGBlWMgNZh1pb9NW2
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情報提供元: @Press