■“Value is all about Transferability”(価値は“移転可能性”に宿る) 企業は、多種多様な要素から成り立っています:有形資産、無形資産、バランスシートに記載される資産、そして記載されない資産などがあります。かつては土地、建物、工場、生産設備といった具体的な財務資産が企業価値の源泉でした。しかし、現代では「知的資産」と呼ばれる無形かつバランスシートに記載されない資産が企業の真の強みで競争力の源泉とされています。 これらの知的資産は無形であるため、後継者や第三者への移転が困難です。企業の価値は、これらの資産が次の経営者へ効果的に引き継げるかどうかに大きく依存します。オーナーや経営者が変わると、企業が機能しなくなり、顧客が離れ、重要な社員が退職することは、企業の買い手が最も避けたい事態です。 M&Aのプロセスで最も重視されるのは、経営が自走化されているか、主要顧客と主要な社員が譲渡後も保持できるかどうかです。イグジットプランナーは、これら3つの要素を強化し、企業価値の向上と円滑な事業承継をサポートします。