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書のかなの表現において、料紙(りょうし)は切り離すことのできないものです。料紙とは平安時代に開花した美しい装飾紙のことで、さまざまな着色や文様、金銀の箔などが施されています。
料紙の歴史は奈良時代にまでさかのぼります。当時は色を染めただけの簡単なものが主でしたが、平安時代には多様な手法で作られた華やかな装飾の料紙が現れ、その上に書かれた数々の古筆の美しさは現代でも色褪せていません。現代のかな書家は、古典的技法の料紙だけでなく現代的な技法と感性を駆使して新しい料紙を作り、その上に文字をのせた作品も発表しています。
ふくやま書道美術館は本年で開館20周年の節目を迎えます。これを記念して本展覧会では会場を3室に拡大し、桑田笹舟や桑田三舟など現代かな書家が料紙を使った作品に焦点を当て、料紙の美とそこに流れるかな文字の美しさを感じていただきます。
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ふくやま書道美術館開館20周年記念 秋の所蔵品展1「かな ―料紙と奏でる美しさ 桑田笹舟、桑田三舟を中心に」
2023年8月25日(金曜日)~10月15日(日曜日)
午前9時30分~午後5時
※ただし、9月8日(金曜日)、9日(土曜日)、15日(金曜日)、16日(土曜日)は午後7時まで開館。
月曜日
※ただし、9月18日(月曜日・祝日)と10月9日(月曜日・祝日)は開館、9月19日(火曜日)と10月10日(火曜日)は休館。
ふくやま書道美術館 常設展示室・展示室
ふくやま美術館 2階 多目的室
一般150円(120円)、高校生以下無料
※( )内は有料20名以上の団体料金
展示作品など、詳しくは次のリンク先をご確認ください。
ふくやま書道美術館開館20周年記念 秋の所蔵品展1「かな ー料紙と奏でる美しさ 桑田笹舟,桑田三舟を中心に」 - 福山市ホームページ : https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/fukuyama-syodo/305732.html
福山市(市長:枝広 直幹)は、瀬戸内海沿岸のほぼ中央、広島県の東南部に位置し、高速道路網のアクセスが良く新幹線「のぞみ」も停まる、人口約46万人の拠点都市です。
福山市には四季折々の美しさを見せる自然、温暖な気候、海・山・川から得られる恵みがあります。100万本のばらが咲き誇る「ばらのまち」としても知られ、潮待ちの港として栄え日本遺産に認定された景勝地「鞆の浦」や、JR福山駅の新幹線ホームから見え、2022年に築城400年を迎えた「福山城」、2つの国宝をもつ寺院「明王院」などの名所があります。
産業としては、鉄鋼業や繊維産業など多様な製造業が集積し、ものづくりのまちとして発展してきました。デニム生地は、世界のハイブランドにも活用されるなど高い品質が評価されています。
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