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ダイキン工業は、夏本番を迎える前に実施される大手電力7社の電気代値上げを受け、全国528名の20歳~59歳までの男女を対象に「電気代値上げとエアコンの節電に関する意識調査」を実施しました。
昨年から続くエネルギー価格の上昇等により、電気・ガス料金をはじめ、様々な製品・サービスの値上げが続いています。電気代においては地域差がありますが、6月1日使用分から電力各社で最大4割以上の値上げが実施されます。長らく続く物価高の中、さらなる家計への負担増により、この夏の節約や節電は、多くの人にとって大きな関心事となることが予測されます。これらを背景に、このたび電気代の値上げやエアコンの節電に対する人々の意識を調査しました。
調査の結果、電気代の値上げを受けて7割以上の人がエアコンを使用することにためらいを感じ、さらにエアコンの使用自体を控えようと思っている人が過半数の6割以上もいることが判明しました。この結果を裏付けるように、電気代値上げによる家計への負担が高まると感じている方は8割を超えており、9割の方がご家庭で「節電に取り組みたい」と答えています。一方で、節電を行う上で「やり方」や「効果」がわからないといった課題も多く挙げられました。
また、この夏に節電したいと思う家電は「エアコン」という答えが最も多かった一方で、節電を上手にできる自信がある人は半数以下となっています。こうした状況を受け、エアコンを快適に使いつつも電気代を節約するための上手な使い方をまとめたWEBコンテンツ「エアコンの電気代を節約する方法」を5月30日に公開しました。夏本番前の電気代の値上がりを受け、暑い夏を快適に過ごすためには欠かせない「エアコンでできる上手な節電方法」をご紹介いたします。
WEBコンテンツ「エアコンの電気代を節約する方法」: https://www.daikin.co.jp/air/life/electricbill
大手電力7社の電気代高騰を受け、75.2%の人がエアコンを使用することにためらいを感じていることが判明しました。さらに、エアコンの使用自体を控えようと思っている人が61.7%もいることが明らかになり、電気代値上げによるエアコンの使用控えが予測されます。
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夏のピーク時間帯にご家庭の電力消費の約6割※1を占めるとされるエアコンですが、厳しい暑さの中、節電のために無理に使用を控えると、熱中症を引き起こすリスクも考えられます。そのため暑さ対策としてエアコンを適切に活用しつつ、節電しながら上手に使用することが重要となります。ダイキン工業では、ご家庭で今日から手軽に取り組めるエアコンの上手な使い方や節電のヒントをご紹介しています。これらも参考に、この夏を無理なく快適に、上手に乗り切っていただきたいと考えています。
※1 エアコンのことから考えるみんなのカーボンニュートラルサイト(https://www.daikin.co.jp/corporate/carbon_neutral)
経済産業省 「夏季の節電メニュー(ご家庭の皆様/事業者の皆様)」(2015) より作成
家計への負担に関し「6月からの電気代値上げにより、家計への負担が高まると感じていますか」と聞いたところ8割以上の人が、「強く感じている」「やや感じている」と答え、電気代値上げが与える家計への影響がとても大きいことがうかがえる結果となりました。
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昨年から電気代高騰が続いていることも影響してか、「今回の電気代の値上げを踏まえ、ご家庭で『節電』に取り組みたいと思いますか?」と尋ねたところ、「積極的に取り組みたい」が40.2%、「どちらかというと取り組みたい」が50.4%と、全体の9割の人が節電への取り組み意欲を持っていました。一方で、「あなたはこの夏、節電が上手にできると思いますか?」という節電に対する意識を尋ねたところ、半分以上の62.1%が「あまり上手にできないと思う」「上手にできないと思う」と回答。「節電」に意欲的ではある反面、実際の取り組みについては自信が低いことがうかがえる結果となりました。
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また、「節電をする上で、課題となるものは何ですか」と尋ねたところ、1位は「節電よりも便利さや快適さを優先したい」でした。9割が節電に取り組もうとしているにも関わらず、つい節電よりも便利な生活を優先したり、快適さを我慢したりすることに難しさやジレンマを抱えている方が多いのかもしれません。以降は「節電の上手なやり方が分からない」や「節電の効果が分からない」という節電をする上での具体的な方法や効果については分からないという声が多く挙がりました。
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「あなたのご自宅にある家電製品のうち、この夏節電したいと思う家電は何ですか」という節電したい家電について尋ねる問いに、最も多く挙がったのがエアコン(68.8%)で、次いで照明(47.2%)、テレビ(29.9%)という結果になりました。
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多くの人が節電したいと思っているエアコンについて「夏場にエアコンを使う際に、省エネ・節電のために、今年実施したい工夫は何ですか」と尋ねたところ、「設定温度を少し上げる(控えめにする)」や「定期的にエアコンのフィルターを掃除する」などを中心に9割以上の人が省エネ・節電のための工夫をしたいと考えていることがわかりました。
2番目に声の多かった「定期的にエアコンのフィルターを掃除する」について、フィルター掃除の実施の有無や頻度を尋ねたところ、「夏、冬等の季節ごとに一度、実施している」が1番多い結果となりました。当社では節電のためにもエアコンのフィルター掃除は2週間に1回程度を推奨していますが、正しい頻度を認知している人は少ないという結果になりました。
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以上、今回の「電気代値上げとエアコンの節電に関する意識調査」の内容について紹介してきました。
電気代の値上がりが予定される中、この夏は上手に節電に取り組んで頂ければと思います。年々深刻になる猛暑や熱中症対策として、快適な生活を送る上でエアコンが欠かせない時期となってきました。節約・節電のために重要となるのが、エアコンの使い方です。日常生活の中での使い方次第で快適性を保ちながら大きく電力消費を抑えることができます。
電気代を節約しながらも、快適に過ごしていただけるよう、エアコンの電気代節約に関する情報をまとめたWEBコンテンツ「エアコンの電気代を節約する方法」を5月30日に当社WEBサイト上で公開しましたので、ぜひご参考ください。
(URL:https://www.daikin.co.jp/air/life/electricbill)
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以下では、エアコン使用時の具体的な節約・節電の方法についてご紹介します。
まずご紹介するのはエアコンの省エネ・節電のために今年工夫したい方法で第2位だったフィルター掃除です。この方法は節電対策として非常に効果的な方法の1つです。
エアコンの冷房運転は、室内機がお部屋の中の空気を吸い込み、室内機の中で冷やしてから戻すことで室温をコントロールしています。室内機の中にあるフィルターは、室内機が取り込む空気の中に漂うホコリを防ぐ役割をしています。フィルターにホコリが堆積すると、室内機を通って冷やされる空気の量が減り、室温が設定温度に到達するまでに時間がかかり、その分、無駄な電力消費につながります。そのため、2週間に1回のフィルター掃除をおすすめしています。なお、フィルターを一年間掃除しないと、約25%の無駄な電気代の上昇につながる場合もあります。
2022年夏に実施した節電効果を調べる実証実験※2では、約3年分のホコリが溜まったフィルターで節電効果を実験しました。結果として、フィルターの目詰まりで余分に発生していた48.9%分の消費電力量が削減できました。1ヵ月の電気料金やCO2排出量に換算すると、800円の電気料金、11.7kgのCO2を削減できたことになります。
※2 フィルター掃除と室外機周辺の片付けによるエアコンの節電効果を検証
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室外機の吸込口や吹出口がふさがれると、エアコンに負荷がかかってしまいます。エアコンの運転効率が下がることで、消費電力が上がり、電気代も上がります。室外機にカバーをかけたり、周辺に荷物を置いたりせず、室外機周辺の風の流れを妨げないようにしましょう。
また、室外機周辺が高温になった場合も、エアコンの運転効率が下がることがあります。夏場、直射日光で室外機の周辺が高温なってしまう場合は、日影が作れて風通しも良い「よしず」などを、室外機から1メートルほど離れたところに立て掛けることも効果的です。
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外から帰ってきて、部屋の中の外よりも暑いと感じたときは、すぐにエアコンのスイッチを入れるのではなく、まずは、窓を開けて空気の入れ替えを行いましょう。猛烈な熱気を部屋の外に逃がしてからエアコンをかけると無駄な電気を使わず、効率的に部屋を冷やすことができます。
窓を開けて換気をする時は、1か所の窓だけでなく、2カ所の窓を開けることで空気の通り道ができて効率的に熱を出すことができます。2つの窓は対角線上にあるとさらに効率的です。
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暖かい空気は上昇する性質があり、夏場の室内では、天井付近と床付近の空気の温度に差が出る「温度ムラ」が起こりやすくなっています。冷房運転時に温度ムラができていると、エアコンが「室内はまだ設定温度に達していない」と判断し、人がいる床付近は十分涼しくなっていても、必要以上に運転してしまうことがあります。快適性の低下だけでなく、エアコンへの負荷が上がり、消費電力の増加につながります。エアコンの風向を水平にしたり、扇風機やサーキュレーターなどを使って室内の空気を撹拌したりするなど、温度ムラを抑える工夫をお勧めします。
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エアコンの風量は「自動」がおすすめです。風量を弱めるとファンの回転音が静かで節電になるイメージがありますが、室内が設定温度に到達するまでに時間がかかり、その分、無駄な電気代がかかってしまうこともあります。風量は「自動」にしておくと効率的です。
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エアコンは、運転を開始した直後など、設定温度をめざして室温を大きく変化させているときに多くの電力を消費します。一方、設定温度に到達後、室温を維持するための電力は少なめです。エアコンのスイッチをこまめにオンオフすると、室温を大きく変化させるタイミングが増え、その分エアコンに負荷がかかり、消費電力も増加します。多くの場合、30分程度であればスイッチを切るよりも、つけっぱなしにしておいた方が消費電力を抑えられます。
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<調査概要>
調査名:電気代値上げとエアコンの節電に関する意識調査
調査期間:2023年5月24日(水)~5月26日(金)
調査対象:全国の男女528名
調査方法:スマートフォンリサーチ
<参考ページ>
ダイキン エアコンの電気代を節約する方法:https://www.daikin.co.jp/air/life/electricbill【5/30 new】
ダイキン 空気の困りごとラボ:https://www.daikin.co.jp/air/life/laboratory
ダイキン エアコン節電情報:https://www.daikin.co.jp/air/life/electricitysaving
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