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半導体、ネットワーク、サイバーセキュリティ、AI/IoTにおけるトータルサービス・ソリューションプロバイダーの株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、以下マクニカ)は、横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市、代表取締役社長:奈良 寿、以下横河電機)が実施するソフトウェア開発におけるデータの集約・統合と活用促進を、クラウド型統合データ活用基盤「データブリックス」の提供により支援したことを本日発表いたします。
■背景
制御事業を主力事業に、プラントの生産設備の制御・運転監視を行う分散形制御システムなどを提供し、さまざまな産業の発展を支えてきた横河電機は、同社のデジタルソリューション本部システム開発センターにてプラント制御に関わるさまざまなソフトウェアを開発しています。同システム開発センターの開発DX推進部では、近年の開発の大規模化に対応するため「開発と運用の連携によるフレキシブルかつスピーディな開発環境の実現」を方針としています。この方針のもと、開発プロセスで生じるさまざまなデータの分析に用いる統合的なデータ活用基盤の導入と、メンバーの誰もがデータを活用できる「データの民主化」を目的として、データブリックスを採用することとなりました。
■「データブリックス」の選定理由
データブリックスは、「データウェアハウス」と「データレイク」の優位点をあわせ持ち、データの取り込み、変換などの前処理、分析、可視化、AIモデル開発などをオールインワンの環境で整備できるクラウド型統合データ活用基盤です。横河電機でのデータブリックス採用の決め手は、下記が挙げられます。
・インフラ整備担当の社員が使用するNotebook形式でデータを分析可能、かつマネージドされた環境での利用が可能
・社内に分散したデータをクラウド上で集約・統合できるため、利用のハードルが低く、スケールアウト(サーバーの台数を増やしてシステムの処理能力を高めること)が容易
・オープンソース開発において確固たる実績と信頼性をもつ
・データソースへのアクセス権限に追従した形で必要なデータを提供できるため、データ活用のガバナンスが強化できる
<データ処理の時系列で見たデータブリックスのカバー範囲>
画像 : https://newscast.jp/attachments/WzK6uHGoZBwoaNk2FJz8.png
■導入の効果
横河電機では、データブリックスの導入からおよそ1ヶ月で、社内に分散していたデータを統合し活用できる基盤の構築を実現しました。さらに、BIツールから直接データレイクにアクセスしてダッシュボードを作成できるため、従来のようにデータ分析の前段階で処理を行う必要がなくなり、大幅に工数を削減できました。また、データのリアルタイムなダイレクト処理が可能になったことで、誰でも必要な時にデータを有効活用できるようになってきています。
■今後の展開
社内のデータ活用人材教育の一環として新人研修にもBIツールを取り入れている横河電機において、データブリックスの活用は「データ分析可能な人材を増やす」という方針にも沿ったものです。今後はデータブリックスをAIモデルの作成にも展開し、生産性の向上を図る方針です。
本支援について、データブリックス・ジャパン株式会社の社長である笹 俊文(ささ としふみ)氏は次のように述べています。
「横河電機様におけるデジタル・トランスフォーメーションを、ストラテジックパートナーであるマクニカ様と共に、我々が提供するレイクハウス・プラットフォームを通じて支援できることを大変嬉しく思います。『データとAI』の積極的な活用が求められる中、TCOの削減とガバナンスを実現すると同時に、データの統合/管理/分析、さらにAIからビジネスに価値をもたらすインサイトを抽出することは、今日の企業の競争力に直結します。今後とも、マクニカ様との強力なパートナーシップの元、日本の多くの企業の『データとAI』の活用を支援し、国内におけるさらなる『データとAIの民主化』に向けて取り組んでまいります。」
マクニカでは、データブリックスの導入を支援するにあたり、導入面や分析過程においてハンズオンでサポートを行いました。今後もお客様に寄り添ったきめ細かな技術支援とサポート力を生かし、日本企業のデータ活用によるビジネス推進を支援してまいります。
【事例の詳細はこちら】
https://www.macnica.co.jp/business/dx/manufacturers/databricks/case_01.html
【製品に関するお問合せ先はこちら】
株式会社マクニカ データブリックス担当
TEL:045-476-2010
E-mail:databricks-sales@macnica.co.jp
※本文中に記載の社名及び製品名は、株式会社マクニカおよび各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。 その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご承知ください。
所在地 東京都武蔵野市中町2-9-32
URL:https://www.yokogawa.co.jp
1915年創立。「測る力とつなぐ力で、地球の未来に責任を果たす。」というYokogawa’s Purposeに基づき、計測、制御、情報の技術を活用し、各事業を通じて社会課題の解決に貢献。現在は、2050年に向けたサステナビリティ目標を掲げ、Net-zero emissions(気候変動への対応)、Circular economy(資源循環と効率化)、Well-being(すべての人の豊かな生活)の実現に取り組んでいます。
マクニカは、1972 年の設立以来、最先端の半導体、電子デバイス、ネットワーク、サイバーセキュリティ商品に技術的付加価値を加えて提供してきました。従来からの強みであるグローバルにおける最先端テクノロジーのソーシング力と技術企画力をベースに、AI/IoT、自動運転、ロボットなどの分野で新たなビジネスを展開しています。「Co.Tomorrowing」をスローガンに、最先端のテクノロジーとマクニカが持つインテリジェンスをつなぎ、ユニークなサービス・ソリューションを提供する存在として、社会的価値を生み出し未来社会の発展へ貢献していきます。当社は、横浜に本社を構え、世界23か国/地域81拠点をベースにグローバルなビジネスを展開しています。詳細はWebサイト(https://www.macnica.co.jp)をご覧ください。