2023年6月期第2四半期決算説明資料より抜粋(1)
2023年6月期第2四半期決算説明資料より抜粋(2)
株式会社エンビプロ・ホールディングス(所在地:静岡県富士宮市、代表取締役社長:佐野 富和)は、茨城県ひたちなか市にリチウムイオン電池リサイクル工場の新拠点としての土地・建物を取得しました。
1. 理由
当社連結子会社の株式会社VOLTA(本社:静岡県富士市、代表取締役社長:今井 健太)にて2027年6月期までの中期経営計画目標とした14,000tのリチウムイオン電池(以下、「LIB」)処理能力を達成するために、LIB関連メーカーの工場建設が計画されている関東圏へ工場拠点を拡大します。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/350119/LL_img_350119_1.jpg
2023年6月期第2四半期決算説明資料より抜粋(1)
2. 工場取得に係る詳細
株式会社VOLTAでは、回収したLIBからブラックマス*を製造しています。現在稼働中の工場では、LIB処理量は約1,200t、LIB処理能力は2,500t程ですが、今回の茨城工場では、処理能力が5,000t規模のブラックマス製造工場を建設するため、合算で現在比3倍の7,500tの処理能力となります。
茨城工場では、廃LIB発生が見込まれる工場の工程廃材の回収を企図しています。また人口集積地の関東圏からの使用済みLIBの回収も同時に見込んでいます。
*ブラックマス(BM):LIBを放電・乾燥・破砕・選別したリチウム・コバルト・ニッケルの濃縮滓
3. ハブ&スポーク方式による集荷、処理戦略
2022年12月2日に開示した、三菱マテリアル株式会社との湿式製錬技術に関する共同開発により、ブラックマスから具体的なレアメタル(コバルト、ニッケル、リチウム)を回収、製錬するための技術開発も進めています。この技術を確立し、2025年度までに湿式製錬工場を稼働します。
湿式製錬工場をハブとし、今後さらに国内外にブラックマス製造工場をスポークとして展開するハブ&スポーク方式による、集荷、処理体制を構築してまいります。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/350119/LL_img_350119_2.jpg
2023年6月期第2四半期決算説明資料より抜粋(2)
4. 取得資産の内容
(1) 所在地 茨城県ひたちなか市山崎43番地
(2) 敷地面積 15,326m2(主要建物 延床面積8,560m2)
(3) 現況 工場及び事務所
5. 購入相手の概要
相手先は国内法人1社です。なお、相手先と当社との間には、資本関係、人的関係、取引関係、関連当事者として特記すべき事項はありません。
6. 日程
(1) 取締役会決議日 2023年1月18日
(2) 契約締結日 2023年2月10日
(3) 所有権移転日 2023年3月27日
(4) 稼働開始時期 2024年4月(予定) ※順次設備設置予定
7. 会社概要
株式会社エンビプロ・ホールディングス
(1) 所在地 静岡県富士宮市田中町87番地の1
(2) 代表者 代表取締役社長 佐野 富和
(3) 事業内容
傘下事業会社(総合リサイクル、トレーディング、障がい福祉、
環境コンサルティング他)の経営管理、並びにそれに付帯する業務
(4) 資本金 15億2,483万656円
(5) 設立 2010年
(6) URL https://www.envipro.jp/
株式会社VOLTA
(1) 所在地 静岡県富士市大野55-1
(2) 代表者 代表取締役社長 今井 健太
(3) 事業内容
LIBやニッケル水素電池等の充電式電池のリサイクル事業
(4) 資本金 4億円
(5) 設立 2018年
(6) 株主 株式会社エンビプロ・ホールディングス100%
(7) URL https://www.env-volta.jp/
情報提供元: @Press