図1_地域元気指数・幸せ指数の推移
図2_性年代別地域元気指数・幸せ指数、都道府県別地域元気指数
図3_地域元気の評価47要素
図4_「新しいイベントができた・地域の祭りが復活した」の評価、「国内の観光客・旅行者が増えている」の評価
株式会社アール・ピー・アイ(所在地:千代田区、代表取締役:長澤 博英)は、住民自身が地域の元気度、幸せ度を評価する「全国『地域元気指数調査』」を2016年より毎年実施しています。
2022年で第7回目となる今回の「地域元気指数」は2021年の5.64を上回る5.67となり、コロナ禍前の最高値に近づいています。元気の要素をみると、商店街の活気や内外の観光客の増加など『賑わい』に関わる要素が上昇しており、これが元気度の回復に寄与していると考えられます。
一方で、幸せ指数は2022年は6.05となり、昨年の過去最高値の6.15から大幅に低下、コロナ禍が始まった2020年の最低値近くにまで落ち込んでいます。これは幸せ指数との相関が高い『住みやすさ』に関わる要素の低下が影響しており、コロナのみならず物価高騰や不安定な世界情勢など、激動する社会経済環境が、地域の暮らしと人々の情意に不安をもたらしているものと考えられます。
都道府県別では、沖縄県が元気度で1位、幸せ度でも2位となり昨年来からの落ち込みから回復、観光客の増加によって地域の賑わいが戻ってきたことが要因として考えられます。
■「地域元気指数」「幸せ指数」とは
全国の男女約10万人を対象に、現在自分が暮らす地域がどのくらい元気か、自分がどのくらい幸せかを1~10点で採点してもらい、その平均値を自治体ごとに算出した独自の指数です。指数に換算することで地方公共団体などの施策立案などに活用されています。
【調査サマリー】
■地域の元気度はコロナ禍前の水準まで回復。幸せ感はコロナ禍直後の水準まで再び下落。
第7波のコロナ感染拡大、ロシアによるウクライナ侵攻、円安や物価の高騰など、社会経済情勢に対する不安が幸せ指数を押し下げたと推察される。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/339907/LL_img_339907_1.jpg
図1_地域元気指数・幸せ指数の推移
■男性20~30歳代は、新しい生活様式を前向きに捉えている。
幸せ指数の低下が目立ったのは女性20~40歳代と男性60歳代であったが、一方、男性20~30歳代では幸せ指数が低下しておらず、男性30歳代は地域を元気と感じる指数が高まっている。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/339907/LL_img_339907_2.jpg
図2_性年代別地域元気指数・幸せ指数、都道府県別地域元気指数
■祭りの再開や新規イベントの創出が住民の大きな希望。一方、地域のかけがえのない祭りや伝統行事などの物語が失われてしまう懸念も。
「新しいイベントができた・地域の祭りが復活した」や「国内の観光客・旅行者が増えている」が増加。一方、「地域の祭りやイベントが盛ん」「地域固有の歴史や伝統行事がある」はコロナ禍以降減少が続く。
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/339907/LL_img_339907_3.jpg
図3_地域元気の評価47要素
■宮城県、愛媛県、青森県、新潟県などで「新しいイベント・祭りの復活」への評価が上昇。沖縄県は「国内旅行者の増加」が大幅アップ。元気指数は全国1位となった。
「新しいイベント・祭りの復活」への評価が上昇したのは、宮城県、愛媛県、青森県、新潟県など。「国内の観光客・旅行者が増えている」は、沖縄県が他県を大きく引き離し、元気指数は全国1位となった。
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/339907/LL_img_339907_4.jpg
図4_「新しいイベントができた・地域の祭りが復活した」の評価、「国内の観光客・旅行者が増えている」の評価
調査結果の詳細は、以下リンク先をご覧ください。
全国「地域元気指数調査2022」
https://rpi.co.jp/chiiki-genki/genki_summary/
※データを転載する際には、『全国「地域元気指数調査2022」(株式会社アール・ピー・アイ調べ)』と明記いただきますようお願い申し上げます。
※プレスリリースの内容や引用についてのお問い合わせは、株式会社アール・ピー・アイ(電話:03-5212-3411)までお願いいたします。
【「地域元気指数調査」の活用イメージ】
本調査結果は、都道府県別・市町村別にアウトプットし、各地域の地域運営に資する有益なデータとして活用していただくことが可能です。例えば、地域元気の評価47要素を詳細に分析することによって、各地域の元気を支える要因や、弱い項目=地域課題を明らかにし、これからの施策立案や地域住民との相互理解に役立てることができます。また、経年調査であることから、施策のKPI(重要業績評価指標)のひとつとして、効果検証や進捗管理等への活用も期待できます。
【株式会社アール・ピー・アイについて】
アール・ピー・アイは「まちづくり」を中心とした、調査・コンサルティング・事業プロデュース・運営サポートを行う会社です。私たちは地域づくりのさまざまな分野、場面において、地域が抱えるテーマに対し、ともに最適解を導きだし課題を解決する、グッドパートナーとしてチカラになることを目指しています。
私たちは、地域を元気にし、より多くの人々が幸福な生活をおくることのできる地域社会の実現に向けて、これからも労を惜しまず、情熱をもって努力し続けます。
URL: http://www.rpi.co.jp/
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