コトクラゲ

「サメの飼育種類数日本一」のアクアワールド茨城県大洗水族館は、この度、高知県室戸沖の生物収集調査により、四国初記録となるコトクラゲを採集し、当館初となる展示を2022年12月10日より神秘の海ゾーン「くらげバックヤードのぞき窓コーナー」の水槽にて開始いたしました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/338048/LL_img_338048_1.jpg
コトクラゲ

URL: https://www.aquaworld-oarai.com/2022/12/13/harpcombjelly


■クラゲだけど泳がない!不思議な生態をもつ「コトクラゲ」が初登場!
<コトクラゲ>
・学名 :Lyrocteis imperatoris
・英名 :Harp comb jelly
・全長 :10~15cm
・生息域:日本近海の水深70~300mに生息
・特徴 :体の形が「たて琴」に似ていることから名前が付けられた。粘着性のある2本の長い触手を海中に漂わせてエサとなるプランクトンを捕らえる。

2022年11月30日に高知県室戸沖にて、「海来」(深海漁師 松尾拓哉船長)、「水中探査チーム TWILIGHT ZONE」の協力のもと、水中ドローンにより水深150mでコトクラゲを確認、翌日12月1日に水深140mで水中ドローンを使用し2個体を採集し、12月3日に当館と黒潮生物研究所へ各1個体を搬入しました。当館では、12月10日から神秘の海ゾーン「くらげバックヤードのぞき窓コーナー」にて展示を開始しました。コトクラゲの展示は、当館では開館以来初めての展示です。
コトクラゲは、深海に生息する有櫛(ゆうしつ)動物に属するクラゲの仲間で、一般的なクラゲの特徴である毒のある刺胞細胞を触手にもたず、粘着性のある触手で海中のプランクトンをくっつけて捕食します。さらに、コトクラゲは成体になると海中を泳ぐ浮遊生活ではなく、ウミウシのような底生生活をすることでも知られ、サンゴや岩などに付着して生活しています。コトクラゲは採集されることが珍しく、水族館での展示例も少ないクラゲです。当館の神秘の海ゾーンでは、他にも有櫛動物の仲間のシンカイウリクラゲやカブトクラゲを展示中です。今回の泳がないクラゲ「コトクラゲ」の展示を通して、形や色はもちろん生活スタイルも個性豊かな奥深いクラゲの世界をじっくりとお楽しみください。

展示場所:館内2階 神秘の海ゾーン「くらげバックヤードのぞぎ窓コーナー」

※生物の状況により、展示の変更および中止となる場合がございます。あらかじめご了承ください。


【施設概要】
■営業時間:9:00~17:00(最終入館時間は閉演の1時間前)
※季節により開館時間が変動となります。詳しくは当館ホームページにてご確認ください。

■入場料金(税込):大人 2,000円、小中学生 900円、幼児(3歳以上) 300円
※年間パスポート、前売券、招待券でのご入場も可能です。

■アクセス:〒311-1301 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8252-3
〇電車でお越しのお客様
(1)ひたちなか海浜鉄道 那珂湊駅下車、バスで約6~7分
(2)鹿島臨海鉄道 大洗駅下車、バスで約15分
〇お車でお越しのお客様
東水戸道路・水戸大洗ICより約8km、約15分


アクアワールド茨城県大洗水族館ホームページ
https://www.aquaworld-oarai.com/


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