当機構主催ランバイクレースの様子


共同研究の様子


相原 正道氏

一般社団法人U6ランバイクチャンピオンシップ機構(所在地:東京都世田谷区、代表理事:星川 大地)は、国立大学法人筑波大学との共同研究を2021年より行ってまいりました。これまでランバイク出身者が、小学校の短距離走で日本一に輝くなどの事例から、ランバイクに取り組む事が、幼少期における運動能力の飛躍に寄与する可能性を示唆していました。今回の共同研究において、3~8歳までの幼少期に運動神経の発達は、約80%が完成されると言われる中、ランバイクの推進動作が、幼児期において、短距離の疾走スピードの向上に寄与することがわかりました。以下に、ランバイクの推進動作におけるバイオメカニクス的特徴に関する研究結果をレポートにまとめています。

【研究レポート】
https://storyteller.box.com/s/biati18ayhc4twca0d1euy819ekpq0pc
※本レポートは8月20日に完成していますが、一般公開は本リリースに合わせて行います。


広く玩具として一般家庭に普及しているランバイクですが、当機構は“スポーツ”としての魅力を広く社会に伝えること、またそれを体感できる場づくりを事業として行っています。昨今の子どものスポーツ離れ、それに付随して起こる運動能力の低下。これらは大きな社会課題であり、幼少期のスポーツのあり方は社会全体で認識し、手を打つべき課題であると考えております。
ランバイクは、コーディネーション能力を身に付けやすいスポーツであり、かつ容易に取り組むことができ、運動能力の向上のみならず、小さな成功体験、成長体験を感じることができ、自己肯定感の基盤づくりにも適しているものであると考えられます。
今回の研究を機に、今後も様々な角度での研究を実施していく予定です。“ランバイクを全てのスポーツの始まりに”をビジョンに掲げ、今後も活動を続けてまいります。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/334178/LL_img_334178_1.jpg
当機構主催ランバイクレースの様子
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/334178/LL_img_334178_2.jpg
共同研究の様子

前回リリース: https://www.atpress.ne.jp/news/259302


■共同研究者:筑波大学 体育系 准教授 榎本 靖士氏
【コメント】
これまでランバイクを乗ることの利点がいくつか指摘されていました。そのうちの一端である推進動作の特徴を明らかにすることができました。簡単に言うと、これまで言われていた通り股関節からの脚のスウィング動作が強くなる可能性があります。これは短距離走の疾走スピードを高めることに役立つと考えられます。一方で、脚の屈伸動作をあまり使わなくなることはジャンプや着地動作などにはマイナスになる可能性がありますので、新たな運動も取り入れるようにした方がよいでしょう。ランバイクに取り組むことで発達を促すことができる運動能力は他にもあるように思います。今後も研究成果を発信して、子どもたちがランバイクに安全に楽しく熱中できるように役立てればと思っています。

■U6ランバイクチャンピオンシップ機構 理事
大阪経済大学 人間科学部教授
2016&2020東京オリンピック・パラリンピック招致活動を経験した唯一の研究者
令和3年度文部科学大臣表彰 科学技術分野理解促進部門受賞 相原 正道氏

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/334178/LL_img_334178_3.jpg
相原 正道氏

【コメント】
幼児期における遊ぶ場と時間が変化し、世帯収入格差による運動能力の低下が懸念されている。ノーベル経済学賞受賞者であるジェームズ・J・ヘックマン教授(シカゴ大学)の研究からIQなどの認知能力よりも非認知能力の重要性が提唱され、日本でも幼稚園教育要領(2017年)、小学校学習指導要領(2020年)が改定され、非認知能力が盛り込まれた。また、3~8歳までのプレ・ゴールデンエイジ期間に運動神経の発達は約80%が完成される。外遊びであるランバイクは非認知能力と運動能力の向上に寄与できるため、筑波大学との共同研究を継続的に実施し、さらなるエビデンスを持ってさらに普及してもらいたい。


<団体概要>
団体名称: 一般社団法人U6ランバイクチャンピオンシップ機構
本所在地: 東京都世田谷区玉川三丁目20番2号
マノア玉川第3ビル501号室
代表理事: 星川 大地
設立 : 2021年1月
URL : https://u6-runbike.jp/


「ランバイクを全てのスポーツの始まりに」
日本人児童および若年層のスポーツ人口の低下とともに、運動能力の低下が大きな課題となっている昨今。スポーツを通じた健全な心身の成長が成されず、自己肯定感や他者とのコミュニケーション力、健康、様々な観点で、生きる力が育まれにくい社会になっていると言えるかと思います。
ランバイクは唯一の幼児アスリート競技です。幼少期に体験をすることで生きる力が育まれ、スポーツ習慣を身に着けることができます。ランバイクを経験したのち、将来世界で活躍するアスリート、そしてアスリートだけでなく、不確実な世の中をしなやかな人間性をもって力強く歩んでいける人間を育てていく、これが私たちの想いです。
情報提供元: @Press