Thermal Desktopは、超小型衛星から国際宇宙ステーションに至るまで、打ち上げロケットや宇宙船の熱管理および推進システムの成功を保証します。

【主なハイライト】
● 宇宙および人工衛星分野の熱・流体解析における業界標準ツールであるC&R Technologies社の熱主体のモデリング手法は、Ansysの物理ソルバーと組み合わせて使用できる、高速で効果的なシステムレベルでのシミュレーション機能を提供します。
● 今回の統合によってAnsysのお客様は、さまざまな用途における熱システムの設計と最適化の全工程においてより忠実性の高いデータを得ることができます。すなわち、航空宇宙・防衛(A&D)、民間宇宙産業(NewSpace)、その他の産業分野における機能が強化されます。
● 買収完了に伴い、Ansysの3D熱・流体シミュレーションソリューションが補完・拡張され、Ansysおよびそのデジタルミッションエンジニアリング製品群のNewSpace・人工衛星分野における主要なソリューションの地位を確立します。

ペンシルべニア州ピッツバーグ、2022年10月11日 - Ansys( https://www.ansys.com/ja-jp )(NASDAQ:ANSS)は、本日、軌道熱解析の最大手であるThermal Desktopの開発社であるCullimore and Ring Technologies, Inc. (C&R Technologies社)を買収する正式契約を締結したことを発表しました。同社製品がAnsysの既存ポートフォリオに統合されれば、AnsysのA&DおよびNewSpaceにおけるシミュレーションソリューションの業界リーダーとしての地位はより強化されることになります。この買収によるAnsysの2022年度連結財務諸表への影響は軽微です。

A&DやNewSpace、さらにその他の産業界における多くのエンジニアリングシステムの設計では、起動・停止などの過渡状態の考慮を含め、さまざまな環境条件における熱挙動の完全な把握が必要になります。ミッションを成功させるためには、熱挙動を十分に理解する必要があります。Thermal Desktopの熱主体のモデリング手法は、このニーズに応えるために、高速で効果的なシステムレベルのシミュレーション機能を提供し、Ansysの物理ソルバーと組み合わせて、熱システムの設計と最適化の全工程において要求される忠実性を提供することが可能です。

この買収により、Ansysの3D熱・流体・ミッションシミュレーションのツール群が補完され、システムや相互作用する構成要素ネットワークの熱挙動をより効率的かつ正確に設計、解析、最適化できるようになります。この契約は、AnsysとC&R Technologies社の既存の協力関係を基に発展させたもので、お客様はThermal Desktopのシステムレベルでの熱モデリングを、Ansysの構造、流体、宇宙、光学シミュレーションのポートフォリオを含むマルチフィジックス解析ソフトウェア群と組み合わせて使用することが可能になります。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/331405/LL_img_331405_1.png
Thermal Desktopは、超小型衛星から国際宇宙ステーションに至るまで、打ち上げロケットや宇宙船の熱管理および推進システムの成功を保証します。

「NewSpace、打ち上げロケット、人工衛星分野における技術革新は驚異的なスピードで進んでいます。業界をリードする2社の業界最高水準の技術を結集することで、この成長市場のお客様に効率と正確性の向上を提供し、ビジネスを拡大していくことができます」(Ansys、製品担当SVP、Shane Emswiler)

「C&R Technologiesは、設計と最適化のための熱主体モデリングとシステムレベルでの解析に焦点を当てた当社の熱シミュレーションによりAnsysのポートフォリオを補完するだけでなく、エンジニアや研究者に対して、最大限の柔軟性とソフトウェアのカスタマイズを可能にするオープンプラットフォームを提供することに尽力しています。当社のチームは、Ansysと共同で、業界最高水準の高度な熱ソリューションを提供できることを大変嬉しく思っています」(C&R Technologies社、社長、Brent Cullimore氏)


【Ansysについて】
Ansysのシミュレーションは、ビジョナリーカンパニーが世界を変える革新的アイディアを、設計から現実のものにするために活用されています。50年以上にわたり、Ansysのソフトウェアは、様々な業界のイノベーターがシミュレーションの予測能力を活用して、限界を越えることを可能にしてきました。持続可能な輸送手段から高度な半導体まで、衛星システムから救命医療機器まで、Ansysは人類の進歩における次なる大きな飛躍の原動力となります。


【確信をもって飛躍へ】
1970年に設立されたAnsysは、本社を米国のペンシルベニア州ピッツバーグ南部に置いています。詳細は、 https://www.ansys.com/ja-jp をご覧ください。
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アンシス・ジャパン株式会社(ANSYS Japan K.K.)は、米国ANSYS, Inc. 100%出資の日本法人です。ANSYS, Inc.のエンジニアリングシミュレーションソフトウェア、およびシミュレーションによるソリューションを日本のお客様に提供するために、あわせてサービス、サポート体制を確立するために設立されました。


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※本プレスリリースは、2022年10月11日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳版です。
情報提供元: @Press