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世界の名作ミステリーを舞台化していくプロジェクト“ノサカラボ”の最新公演『罠』をこの秋、東京・大阪にて上演いたします。
演出家 野坂 実が世界中の数えきれないほどのミステリー作品から秀逸な作品を選び出し、丁寧に舞台化するプロジェクト“ノサカラボ”。これまでには『シャーロック・ホームズ』(2021年8月上演)、『アルセーヌ・ルパン』(2022年5月上演)などの朗読劇を展開してきました。
そしてこの秋、満を持しての長編舞台に挑みます。
フランスの劇作家ロベール・トマが1960年に書き下ろした傑作サスペンス『罠』。1960年代のフランスを舞台にわずか6名の男女が繰り広げる張り詰めた応酬、二転三転する捜査、そして衝撃のラスト・・・果たして嘘をついているのは誰なのか。誰もが怪しく、誰もが真実を語っているとは思えない、息をもつかせぬ展開が繰り広げられます。読書とはまたひと味違うミステリー体験をぜひご堪能ください。
主演を務めるのはジャニーズ事務所所属の原 嘉孝。妻が失踪し憔悴するダニエルを演じます。妻を名乗る女を元宝塚歌劇団星組男役の麻央侑希、そして謎の女を連れてくる神父を同じくジャニーズ事務所所属の高田 翔、捜査を左右する重要な証人として釈 由美子と横島 亘(劇団民藝)、事件の捜査をする警部を的場浩司が演じます。
サスペンス作品への出演は初めてとなる原は、疑わしき人物が次々と登場する台本を読んで人間不信になったと話し、本作をお客様への『挑戦状』だとコメント。彼らの仕掛ける“罠”を見破ることはできるのか。ぜひ劇場でお確かめください。


<STORY>


アルプス山脈を望む美しいリゾート地、シャモニーで、新婚3カ月の新妻エリザベートが失踪した。夫のダニエルは、クァンタン警部に捜査を依頼するが、手掛かりはなかなか見つからず、ダニエルは憔悴する。そんなとき、マクシマン神父に付き添われて、エリザベートが戻ってくる。
「この女は私の妻じゃない。会ったこともない女だ!」
思いがけない成り行きに警部は困惑し、捜査は混乱する。
しかし、看護婦や絵描きなどエリザベート側の証人が次々に現れ、ダニエルは次第に追い込まれていく……。果たして嘘をついているのは誰なのか?
やがて、張り巡らされた「罠」が、驚愕の事実を暴き出す!


<出演者・演出家コメント>


原 嘉孝


主演を務めさせていただきます、原 嘉孝です!
初のサスペンス作品なのですが、僕はこの台本を読んだその日は人間不信になりました。
皆さんもご来場の際は気をつけてください。
まさに「罠」というタイトルが相応しい、一瞬も気が抜けない作品だなと既にワクワクしております!
これは挑戦状だ!僕たちが仕掛ける罠を見破りにきてください!
劇場でお待ちしてます!


麻央侑希


この度、『罠』に出演させていただくことになりました、麻央侑希です。
お話を頂いた時、あまりの出演者の豪華さに私で大丈夫なのかと不安になりましたが、それと同時にこの作品を通して成長したい!という気持ちで一杯になりました。このミステリー作品、是非劇場でお楽しみください!


高田 翔


今回、罠という作品でマクシマン神父を演じさせていただきます高田翔です。以前、野坂さん演出の舞台に初めて出させていただいた時は、牧師役でした。そして、今回3度目となるのですが、神父です。僕はそういうイメージなのかなと勝手に思ってます。とても難しい作品、役、になるかと思いますが、全力でやって行きたいです。
今年、付き合っていると言っても過言ではないくらい一緒の現場にいる原嘉孝。彼とこの作品で共演できるのもとても嬉しいです。そして、的場さんをはじめとした豪華なキャストとご一緒させていただくのも本当に幸せです。ぜひ、劇場まで。よろしくお願いします。


横島 亘


演出の野坂実さんとは、これで3回目。重く暗い社会派作品が多い劇団民藝で育ってきた私にコメディーの世界を教えてくれた。そして今回はミステリーの世界。
こんな魅力的なキャストスタッフが集結してこの舞台が面白くならないわけがないだろうと、ワクワクが止まらない。


釈 由美子


『罠』でベルトンを演じます釈由美子です。原作は読んだことがなかったのですが、台本を頂いて緻密に練られた珠玉のミステリーにハラハラドキドキしっぱなしでした!
本や映像の世界ではなく、生の息遣いや苛立ちなどの感情をお客様にはリアルに体感して頂きながら、一緒にこのミステリーにどっぷり浸かって頂けましたら嬉しいです。
いつもサスペンスドラマでは出落ちで犯人?と疑われてしまう私ですが(笑)6人の登場人物と怪しさ全開で交わっていけたらと企んでいるのでぜひご期待ください!


的場浩司


「何故、自分にオファーされたんですか?」「的場さんが一番に頭に浮かんだからです。」野坂さんは笑顔。50才を過ぎた頃からよく考えます。「この先、幾つの作品と出会えるのか?」
縁あり出会った作品…縁あり演じる役…余力を残さず全身全霊で挑みます。
『罠』稽古場で苦しみ楽しみ、最高の芝居を観て頂けるよう努力致します。劇場で皆様と御会いできるのを心から楽しみにしています。


演出:野坂 実


演出の野坂実です。
上質なミステリーの素晴らしい世界をたくさんの人と共有したいと思って発足させたノサカラボ。この度、満を持してフランスの不朽の名作「罠」を上演いたします。
そしてこの理念に賛同し豪華なキャストが集結してくれました。
綿密に張り巡らされた罠を皆さんに仕掛けるのが今から楽しみで仕方ありません。
何が真実なのか、驚愕のミステリーを最後までお見逃しなく。


<公演概要>


■タイトル ノサカラボ『罠』
■演出:野坂 実  原作:ロベール・トマ  翻訳:小田島恒志・小田島則子
■出演
原 嘉孝
麻央侑希
高田 翔
横島 亘(劇団民藝)
釈 由美子
的場浩司
■東京公演:2022年10月22日(土)〜30日(日) ニッショーホール(12回)
■大阪公演:2022年11月2日(水)〜3日(木祝) 松下IMPホール(3回)
■チケット 一般前売 8,800円/一般当日 9,300円(いずれも予定/全席指定、税込)
■公式HP https://nosakalabo.jp/wana2022/
※本作品は、1960年代のフランスを舞台にしています。脚本は当時の社会通念や文化的背景に則って書かれているため、現代では不適切と考えられる発言が一部含まれますが、敢えて改稿せずに上演することが本作品にとって最適な上演形態であると考えてそのまま上演いたします。


情報提供元: @Press