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株式会社かんき出版(本社:千代田区 代表取締役社長:齊藤龍男)は、『6~11歳 子どもの気持ちがわかる本』(イザベル・フィリオザ/著 アヌーク・デュボワ/イラスト 土居 佳代子/訳)https://kanki-pub.co.jp/pub/book/details/9784761276126を2022年6月8日より全国の書店・オンライン書店等(一部除く)で発売いたします。
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60万部を突破したフランスを筆頭に、世界中でベストセラーとなっている『子どもの気持ちがわかる本』の第2弾が登場!
乳幼児を対象とした前作に続く本書では、6~11歳の子どもたちに焦点を当てて、親と子どものかかわり方について考えていきます。
6歳から11歳にかけての子どもは幼児期と思春期の間で自立性を形成して行く時期で、「潜伏期」にあるとよく言われます。たしかに、毎日のように泣き叫んでいた幼児期や、ドアの激しい開け閉めや大音量の音楽で親への反抗を示す思春期に比べれば、やや静かな、しばしの休憩の時と感じる人もいるかもしれません。
しかし、この6歳から11歳の時期も、脳や愛情、社会的能力を培うために非常に重要でデリケートな時期です。
本書では、親と子のパワーバランスで特徴づけられることが多いこの時期を最新の神経科学や実践心理学に基づき、子どもの話を聞くこと・同調することに焦点を当て、子どもの行動の裏にある動機を分析してする方法を、シチュエーションごとにかわいいイラストを交えてわかりやすく解説していきます。
子どもの行動を「子どもの言い分」「科学的な裏付け」など様々な視点から分析したうえで、それに対してどのような態度をとったらいいのか、具体的な提案をしてくれる育児書です。
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本書の第1章では、いわゆる“問題行動”と捉えられる子どもたちの言動について、ストレスと、愛着と自由の必要性に触れます。
たとえば、「嘘をつく」「食わず嫌い」「おねしょをする」「禁止されたことに逆らう」「走り回って困ったことばかりする」「聞こえないふりをする」……などなど。
その際の、子どもたちの心のなかではどんなことが起こっているか、そして、親はどのような気持ちで接したらいいか、というアドバイスを展開していきます。
第2章では、子どもたちの話をしっかり聞いて、彼らの感情を受け入れる練習をします。
子どもの脳は発展途上にあって、私たち大人と同じようには物事を見られませんし、理解できません。このことを無視すると、言い争ったり、無益な罰を加えたり、親がいらだったりすることになります。
第3章以降も、このように、各章でそれぞれの年齢に焦点を当てています。年齢ごとの概要を把握することは、子どもたちを理解し、その対応を考える上で大きなヒントとなるでしょう。
また、第9章では、そのとき親には何か起こっているのか? も取り上げています。子どもを怒るときどんなことが起きているのかなど、親側のこともわかるのが、この本のすばらしい特徴でもあります。
特別付録では、具体的な脳に良い食べ物や運動なども伝えています。
ドアを力づくで開けようと、足を踏ん張って押してみたあと、「なあんだ、引けばよかったんだ」と気づいて呆然とすることってありますよね。この本にはちょっとそんなところがあります。力づくで開けようとしないで、どっち向きに開くかをよく見ること。
本書が、親子の関係を変え、家族の毎日を晴れやかなものにするきっかけとなれば幸いです。
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はじめに この本の使い方
第1章 この子は大きくなったらどんな子になるんだろう?
かんしゃくを起こす/何かにつけて攻撃的/問題行動をなくすには/ささいなことですぐに怒る/親の関心を引こうとする/……etc
第2章 感情を受け入れる
すぐに泣く/問題が終わってからもまだ震えている/激しく怒る/……etc
第3章 6歳から7歳 空想の時期
荒唐無稽な作り話をする/食わず嫌い……etc
第4章 7歳 理屈の時期
もう大きいのに1人で着替えない/家の手伝いを何もしない/おねしょをする/服についているタグをイヤがる/同じものしか食べたがらず、母親にだけ逆らう……etc
第5章 8歳 ルールと計画の時期
走り回って困ったことばかりする/友だちに嘘をつく/禁止されたことに逆らう/聞こえないふりをする……etc
第6章 9歳 正義と完璧の時期
自分で選んだ習い事なのに数週間でイヤになる/じっとしていられない、集中できない……etc
第7章 10歳 信頼の時期
子どもを信頼できない/ほめるのは逆効果……etc
第8章 11歳 思春期の始まり
子どもと一緒だと何もできない!/自分のものをあちこちに出しっぱなし ……etc
第9章 親の側では何が起こっているのか?
親のほうがいらだって怒鳴ってしまう/子どもは親をまねる……etc
特別付録 親が知っておきたい10のこと
イザベル・フィリオザ
◉──1957年パリ生まれ、心理療法士。父は心理学者、母は心理療法士で病気を体・心・感情を含めて全体的に見るというホリスティック医療の先駆者。16歳の時、インドに滞在したことがあり、インド学者の叔父の影響で仏教にふれる。
◉──パリ第5大学で、臨床心理学の修士号を取得したあと、フランス、アメリカ、ベルギー、イギリスなどで、交流分析、新ライヒ派のセラピー、神経言語プログラミングなどを学ぶ。それ以後、独自のセラピーを開発し、感情を専門とするセラピストとして、多くの大人や子どもの治療に当たる。
◉──現在は、個人や団体向けの指導は行わず、著書の執筆はじめ、雑誌・新聞への寄稿、ラジオ・テレビ、講演会などを通し、今まで培った知識やアプローチの方法を広く伝えることに力を入れていて、特に子育て世代から絶大な人気と信頼を得ている。
◉──『心のインテリジェンス』『未来をひらく愛の子育て』(いずれもPHP研究所)はじめ、20冊を超える著書があるが、中でも本書シリーズ『子どもの気持ちがわかる本』(小社)は、世界的な大ベストセラーとなり、17カ国で翻訳されている。
アヌーク・デュボワ
◉──教育者としての資格を持ち、子どもの行動心理の研究者でもある。イラストレーターとしても、知育絵本を多数執筆。
土居 佳代子
◉──翻訳家。青山学院大学文学部卒業。訳書に『子どもの気持ちがわかる本』(小社)、『ぼくは君たちを憎まないことにした』(ポプラ社)、『マリー・アントワネットの最期の日々上・下』(原書房)、『ファミリア・グランデ』(柏書房)などがある。
書名:『6~11歳 子どもの気持ちがわかる本』
定価:1,540円(税込)
判型:A5判
体裁:並製
頁数:208頁
ISBN:978-4-7612-7612-6
発行日:2022年6月8日
https://kanki-pub.co.jp/pub/book/details/9784761276126
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