足摺岬


柏島


四万十


取り組み図1

高知県の「一般社団法人幡多(はた)広域観光協議会」が取り組む「SDGsプログラム」が2022年1月、環境省と一般社団法人日本エコツーリズム協会が選ぶ「第17回エコツーリズム大賞」特別賞を受賞し、表彰式が2月24日に開催されました。

高知県幡多地域は、日本最後の清流として知られる『四万十川』をはじめ、昨年9月に日本ジオパークに認定された『土佐清水ジオパーク』、ダイビングメッカとして知られる『柏島』など、日本屈指の自然を有し、「足摺宇和海国立公園」の南部に位置します。

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足摺岬
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柏島
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四万十

幡多広域観光協議会では、2020年度から豊かな山・川・海の自然環境と生物多様性の持続可能な保全と活用を図るため、SDGsの17の大きな目標のうち、「14 海の豊かさを守ろう」、「15 陸の豊かさも守ろう」の達成に寄与するための「SDGs体験プログラム」を設けています。

川の恩恵を授かり、川の猛威に逆らわずに生きる“四万十川流域の生活”と“守られている自然”。“豊穣の海の恵み”を様々な人が共有する“柏島の住民の暮らし”。幡多地域にはまさに「持続可能な暮らし」の実例が今も継続的になされています。


【幡多地域の「観光×SDGs」の取り組みについて】

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取り組み図1
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取り組み図2

【今注目を集める修学旅行!SDGs体験プログラム専用のオリジナル教材】
「自分で作る未来のノート」

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自分で作る未来のノート

学習指導要領の改定等により、修学旅行の目的に平和学習、震災学習に次いで、自然体験を含むSDGs学習が含まれるようになりました。
それが追い風となり、幡多地域の修学旅行数は、3・4年前は年間15校であったのが、2021年度には年間50校以上、コロナの影響によるキャンセルが約60校あったため、本来であれば約8倍に増える状況です。
2020年度から小学校、2021年度からは中学校の学習指導要領にSDGsが必修となり、普段のネット学習で知りえた知識を、現実に体験できる場所として“高知県幡多地域”が修学旅行先として選ばれているのです。
特に、幡多広域観光協議会が独自に作成した教材「自分で作る未来のノート」は、教育界の中でもニーズが高まっています。このノートは、修学旅行中に学んだことを、普段の生活に戻ってからも、持続できるようにと考えられているのが特徴です。


【体験プログラムの実例(1)】
「四万十市トンボ自然公園」の散策
日本一のトンボの生息地で、生物多様性に優れた里山の環境が人の手を加えることで守られていることを学びます。
詳細は「はた旅」公式サイト https://koiki.hata-kochi.jp/


【体験プログラムの実例(2)】
柏島で「微小貝」の観察
柏島の浜辺で、打ち上げられた大きさ僅か数ミリの「微小貝」を探しながら、 同時にマイクロプラスチックも発見する体験。

柏島には全国的にもとても希少な「微小貝」が数多く生息しています、「微小貝」は、わずか数ミリの飴細工のように美しい貝で、環境の良いところにしか生息することができません。
ところが、昨今、その微小貝と一緒にマイクロプラスチックが混じって浜に打ち上がっているのが発見されました。マイクロプラスチックは、人間が捨てたレジ袋やペットボトルが海に流れ出て、太陽の紫外線や波などの影響を受けて、5ミリ以下のプラスチック片となったもの。


このプログラムを通して、美しい柏島でさえ人間の生活から流れ出たゴミによって、海の環境や生態系への悪影響が始まっている事実に気づくきっかけを作ります。

画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/304058/LL_img_304058_7.jpeg
微小貝探し体験
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大きさ数ミリの微小貝と一緒に打ち上げられているマイクロプラスチック
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浜辺に打ち上がった微小貝とマイクロプラスチックをホウキで掃き集め海に落とし、浮き上がったマイクロプラスチックをざるですくって回収しているところ

詳細は「はた旅」公式サイト https://koiki.hata-kochi.jp/
情報提供元: @Press