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「Femtech Japan」(株式会社G-Place、東京都中央区、代表取締役社長:綾部 英寿)が、トイレへの生理用ナプキンの設置を検討する施設に対し、設置トライアル期間中の生理用・紙ナプキンを無償提供する“「誰もが快適な生理を」プロジェクト”を開始します。

当社の実施したアンケートでは、学校や会社のトイレにナプキンが置かれていたら嬉しいという回答が94%に上る一方、学校や会社にナプキンが設置されているという回答は9.6%にとどまりニーズと実態に大きな隔たりがあることが分かりました。設置を進めるためには想定される懸念を払しょくするためのトライアル実施が有効であると考え、その間のナプキンの無償提供を決定いたしました。さらに、「学校や施設に相談しにくい」との声を受け、本プロジェクトでは利用者からの依頼により当社が学校や施設との協議を代行します。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/303760/LL_img_303760_1.jpg
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■「誰もが快適な生理を」プロジェクト開始の背景
2021年春頃、新型コロナウイルス感染症の蔓延による生活の困窮が社会課題となる中、生理用品の入手に苦労している方が日本にも多く存在しているという事実が「生理の貧困」として注目され始めました。経済的な理由をはじめとし、ネグレクトなどの家庭環境、症状の個人差に対する周囲の理解不足など様々な理由により生理用品を十分に得られない状況が「生理の貧困」として認知されるようになってきています。
今年3月22日の厚生労働省の発表によれば、「新型コロナウイルス感染症発生後から現在までの間に生理用品の購入・入手に苦労したこと」について質問したところ、「よくある」「ときどきある」を合計した割合は、8.1%(244人)となっており、年代別にみると、18・19歳、20代以下の割合が他の年代より高かったとされています。(※1)

このような「生理の貧困」解決へ向けては、政府・自治体による公立学校や役所での配布、企業や市民団体による寄付などの動きが広がっており、我々の元にも「企業や学校のトイレにトイレットペーパーと同じように生理用品を設置したいが様々な要因により実現しない」という悩みが多く届くようになりました。
例えば、学校の教員からのご相談では『生徒から多くの署名が届き、職員会議で議題に上げたものの一部職員から「衛生面は大丈夫か?」「イタズラ等は発生しないか?」「大量に持ち帰られて転売等はされないか…」などの問題点を多く並べられ、実現へ向けて前へ進めない…』、企業からのご相談では「女性社員の間ではナプキン設置希望の要望が多いものの、男性の多い経営層に相談しづらい…」などの声をいただきました。

これらの課題をサポートするため、Femtech Japanはナプキン設置のトライアルを行う間の生理用ナプキンを無償提供する“「誰もが快適な生理を」プロジェクト”を始動します。生理用品無料提供により予算・経費等の心配無くトライアルができる環境を用意し、その間に懸念点の確認をしていただき生理用品設置のメリット、デメリットを体感いただきたいと思います。また「設置を希望するが相談しづらい」との声にこたえ、学校・企業等との協議をプロジェクトが行う体制をとることとします。

※1 厚生労働省発表 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24693.html (最終閲覧2022/3/25)


■「誰もが快適な生理を」過ごせるために。ノンポリマー生理用ナプキンを提供
Femtech Japanは「誰もが快適な生理を」過ごせることを目指していますが、「誰もが快適な生理を」過ごすための課題は「生理の貧困」を生み出している課題と大きく共通する要素があると考えています。いずれも、相談のしづらさ、周囲の無理解、症状の個人差、解決策に関する情報の不足など、複数の要因が複雑に影響しあって、当事者が我慢してしまう状況が作り出されていると考えられます。
Femtech Japanはこのような状況に対してあらゆる解決策を提供し続けることを目指しており、生理用品の入手に苦労している方に対して「生理の貧困」支援に取り組むことに加え、生理用品の入手には苦労していなくても生理期間を快適に過ごせていない方に対しても「誰もが快適な生理を」過ごせるように貢献することを目指し、本プロジェクトでは無償提供するナプキンはやさしい肌触りの「ノンポリマー生理用・紙ナプキン」としました。


■「ノンポリマー生理用・紙ナプキン」と「ポリマー入り生理用・紙ナプキン」の違い
現在、日本国内で多く流通している生理用・紙ナプキンはそのほとんどが「ポリマー入り生理用・紙ナプキン」です。今回無償提供させていただく「ノンポリマー生理用・紙ナプキン」はポリマー(高分子吸収材)を使用する代わりに、吸収体として天然素材であるパルプのみを使用しており、肌に直接触れるトップシートも天然コットン100%で作られています。まだまだ認知度の低い「ノンポリマー生理用・紙ナプキン」ですが、本プロジェクトにおいては身体にも環境にも優しい製品をご利用いただければと考えています。


■トライアル開始までのフロー
(1)以下のエントリーフォームへ必要事項をご入力ください。
ご応募に必要な条件はありません。個人の方からの応募を受け付けています。
https://femtech-japan.com/kaiteki/

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/303760/LL_img_303760_2.png
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(2)プロジェクトより応募者様に詳細をヒアリングさせていただきます。

(3)ヒアリング後、設置希望先である企業、学校の担当者様と当プロジェクトが設置協議を開始。

(4)調整がつき次第、トライアル開始となり、トイレへの生理用品設置が始まります。
※トライアル終了後に弊社からの生理用品購入を約束いただくものではありません。
なお、支援対象件数の上限は設けておりません。多くのご応募お待ちしています!


■既にトライアルが始まっています
2022年1月~私立進徳女子高等学校(広島県広島市)でトライアル開始。
2022年4月~国立長崎大学(長崎県長崎市)にてトライアル開始。


■アンケート・実態調査
当社でTwitterのアンケート機能を使い、ナプキンの設置に関する実態調査を実施しました。

アンケートによると、ナプキンが無くて困った経験があるという回答が78%、学校や会社のトイレにナプキンが置かれていたら嬉しいという回答が94%に上りました。一方、学校や会社にナプキンが設置されているという回答は9.6%にとどまりニーズと実態に大きな隔たりがあることが分かりました。また、ナプキンを設置している施設への印象を聞いた設問では好印象になるという回答は94%に上りました。これらの回答から、ナプキンの設置は「生理の貧困」への支援にとどまらず多くの利用者にとって価値のある取り組みであることが見て取れます。
一方、81%の方が学校や会社等はナプキン設置へ向けた相談をしやすい環境ではないと回答しており、ナプキン設置のニーズはあっても具体的な要望としてあがってきにくい可能性も見受けられました。以上の結果も踏まえ、“「誰もが快適な生理を」プロジェクト”は「トライアル」「無償提供」「相談の支援」をキーワードに利用者と施設の距離を縮めることに貢献したいと考えます。

アンケート結果(2022年3月19日~2022年3月21日の期間で開催)
設問(1)皆さんの学校や会社等のトイレにナプキンは設置されていますか?(n=197)
選択肢 回答者数 割合
1.設置されている 19 9.6%
2.設置されていない 173 87.8%
3.設置される予定が決まっている 5 2.5%

設問(2) 日頃、通われている学校や会社等でナプキンが無くて困った経験は有りますか?(n=197)
選択肢 回答者数 割合
1.ある 155 78.7%
2.ない 42 21.3%

設問(3)日頃、通われている学校や会社等のトイレにナプキンが置かれていたら嬉しいですか?(n=256)
選択肢 回答者数 割合
1.とても嬉しい 179 69.9%
2.嬉しい 63 24.6%
3.余り嬉しくない 11 4.3%
4.全く嬉しくない 3 1.2%

設問(4)ナプキンがトイレに備え付けられている施設自体への印象は良くなりますか?(n=280)
選択肢 回答者数 割合
1.とても好印象になる 173 61.8%
2.好印象になる 92 32.9%
3.あまり印象は変わらない 11 3.9%
4.全く印象は変わらない 4 1.4%

設問(6)通われている学校や会社等でナプキン設置へ向けた相談をしやすい環境にありますか?(n=116)
選択肢 回答者数 割合
1.とても相談しやすい環境にある 5 4.3%
2.相談しやすい環境にある 17 14.7%
3,相談しやすい環境では無い 50 43.1%
4,全く相談しやすい環境には無い 44 37.9%


■Femtech Japanについて
2021年1月、日本に日本らしい「フェムテック」を広めるため、株式会社G-Placeが新規事業として立ち上げた取り組みです。Femtech Japanプロジェクトマネージャーは2020年末まで約5年間、自然派生理用品ブランドのブランド責任者を務めました。在任時、生理に悩む愛用者から喜びの声を多く頂戴し、そのような喜びの声の輪を日本全国に広めたいと考えています。Femtech Japanはブランドの括りでは無く、より素敵な商品やサービスを広い視野で啓蒙するための活動です。イベント・セミナーの開催、マーケットリサーチ、フェムテック系ブランド・サービスの販促サポート、社会貢献活動等を実施します。
◇Femtech Japan ウェブサイト: https://femtech-japan.com


<株式会社G-Placeについて>
1968年に「日本グリーンパックス」という社名で事業をスタート。2019年5月、創業50周年を機に現社名に変更しました。『アイディアで未来をつくる、創造総合商社』を掲げ、さまざまな分野で独自性のある商品やサービスを提供しています。創業から一貫して、全国自治体のごみ減量促進を支援。また、再生可能エネルギーに関する資材や再生樹脂製品の販売、天然由来成分にこだわったオリジナルの化粧品や雑貨類の企画・販売なども行っています。現在では海外にも拠点を設け、積極的に事業を展開中です。


【内容に関するお問い合わせ先】
フェムテックジャパン 野口 俊英
TEL : 080-6195-7428
(テレワーク中の為、ご連絡は携帯電話へ)
メール: info@femtech-japan.com


【会社概要】
商号 : 株式会社G-Place(読み:ジープレイス)
所在地 : 〒617-0835 京都府長岡京市城の里10-9
創業/設立 : 1968年5月7日/1969年5月16日
代表取締役社長: 綾部 英寿
公式HP : https://g-place.co.jp
情報提供元: @Press