調印証書に署名したナブテスコ 伊集院 正二常務執行役員(左)とエールフランスKLM日本・韓国・ニューカレドニア支社長 ギヨーム・グラス(右)

ナブテスコ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:寺本 克弘)は、エールフランスKLMが提供するSAF(Sustainable Aviation Fuel:持続可能な航空燃料)コーポレートプログラムに賛同し、この度、協賛契約を締結しました。同プログラムは、使用済みの食用油や、藁、木材の残材などの再生可能な原料から作られるSAFの利用促進を目的とするもので、ビジネス出張での航空利用に伴うCO2排出量より算出されるSAF換算値の一定額をパートナー企業が寄付し、その寄付金がエールフランスKLMでのSAF購入費用に充当される仕組みとなっています。
気候変動問題への対応を積極的に推進するナブテスコが、持続可能な航空輸送の実現を目指すエールフランスKLMコーポレートSAFプログラムに賛同し、日本初のパートナーとして協賛契約を締結することに至りました。

<調印式の模様>

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/284402/LL_img_284402_1.jpg
調印証書に署名したナブテスコ 伊集院 正二常務執行役員(左)とエールフランスKLM日本・韓国・ニューカレドニア支社長 ギヨーム・グラス(右)

エールフランスKLMは2011年以来、代替燃料分野の研究開発を通じて化石燃料に代わるエネルギーの実用化に携わり、2020年2月にはKLMオランダ航空が世界で初めて、持続可能な合成ケロシンを定期運航旅客便に搭載して運航しました。2021年5月には、エールフランス航空がフランス国内産のSAFを利用した最初の長距離飛行をパリ・シャルル・ド・ゴール空港‐モントリオール間で達成しました。このようにエールフランスKLMは持続可能な航空燃料を搭載した商業航行を実現することで、航空業界において先駆けとなる実績を重ねています。


■エールフランスKLM日本・韓国・ニューカレドニア支社長ギヨーム・グラス コメント
エールフランスKLMは、航空産業の脱炭素化に早くから注目し、機材の更新や環境負荷の低い操縦方式の導入などを進め、お客様にも個人でご参加いただけるCO2オフセットのご提供などを実現してきました。さらに今回、業務移動に関わる二酸化炭素の排出を80%抑制する取組みを企業と共に進めるエールフランスKLMコーポレートSAFプログラムへ、アジアにおける最初のパートナーとしてナブテスコ様にご参加をいただきました。業務渡航にも持続可能な取り組みを取り入れていただくことで、環境対策を推進してまいります。


■ナブテスコ株式会社 常務執行役員 伊集院 正二 コメント
ナブテスコは、長期ビジョンを実現するための重要な課題として策定した「経営マテリアリティ」の「財務インパクトの大きいESG項目」の最重要項目として、気候変動への対応を位置付けています。グループのCO2長期排出削減目標はSBT(Science Based Targets)イニシアチブから「1.5℃レベル」の認定を取得しており、目標達成に向け、省エネ活動をグローバルに推進するとともに、太陽光発電をはじめとする創エネ活動に加え、再エネ調達(証書購入)を実施しています。サプライヤーの皆さまにもご協力を頂きながら、Scope 3(間接排出)を含めたカーボンフリーへの取り組みを実践していきます。
今回のSAFプログラムの参画は、Scope 3での排出削減に寄与するものであり、エールフランスKLMとのパートナーシップを通じて、脱炭素化への取り組みをさらに加速してまいります。


■ナブテスコ株式会社について
2003年に旧帝人製機株式会社と、旧株式会社ナブコの統合により発足。ものを『うごかす、とめる。』モーションコントロール技術を軸に、産業用ロボット向け精密減速機や航空機器、鉄道車両用機器、建物用自動ドアなど様々な分野で高いマーケットシェアを有する事業を展開しています。環境対応においては、国際NGOであるCDPから「気候変動」、「水セキュリティ」、「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー・ボード」の3分野で最高評価を獲得しています。


■エールフランスKLMについて
欧州に拠点を持つグローバルプレーヤーであるエールフランスKLMグループの主な事業分野は、旅客輸送、貨物輸送、航空メンテナンスです。持続可能な開発の業界リーダーとして15年間認められ、エールフランス-KLMグループは、より持続可能な航空への移行を加速することを決意しています。2003年より、エールフランス-KLMグループは国連グローバル・コンパクトのメンバーとして、持続可能な開発目標に大きく貢献しています。
情報提供元: @Press