室内楽奏者としては、ヨーロッパでベルリンフィルのメンバーらと共演、1993年よりイタリアのフィレンツェの弦楽四重奏団(Quartetto Fone di Firenze)のヴィオリストに就任。2001年の退団までに米国のノーフォーク音楽祭にたびたび招待され、東京カルテットとも共演。ミラノ・スカラ座、ローマ・サンタチェチィリア、フィレンツェ・ペルゴラ劇場、イタリア国営テレビRAIにて度々ライブ放送される。1998年イタリア大使館の招きで3度目の来日を実現。ヨーロッパ各地でも演奏を重ねた。
そして、さらに多くの被爆者達とのインタビューを重ね、彼らと一緒の時間を過ごし、長崎の街の空気を吸い、何十キロメートルも歩き回り、被爆者のみならず医師、科学者 、社会学者、宗教指導者、さらに軍関係者など数々の人々から貴重な証言を集め、1984年「The Postman of Nagasaki」のタイトルでイギリスとフランスで出版され、両国の新聞雑誌などで広く書評に取り上げられました。
本公演は、この「平和の教科書」とも言える「ナガサキの郵便配達」を遺したピーター・タウンゼントさんの作家としての業績に敬意を表すと同時に、核兵器のない恒久平和への想いを繋いで行くために彼の誕生日である11月22日を「Together with Peter Townsend for Peace」として毎年イベントを開催する事としました。