工学院大学ソーラーチーム5号機「Eagle」
再生可能エネルギー分野において革新的なサービス・製品を提供している
オンライン教育プログラムでは環境センサーの原理や計測技術を詳しく伝える
「2019ブリヂストンワードソーラーチャレンジ」ゴールで喜ぶメンバー
工学院大学(学長:伊藤 慎一郎、所在地:東京都新宿区/八王子市)総合研究所 ソーラービークル研究センターは、英弘精機株式会社(以下 EKO、代表取締役社長:長谷川 壽一、所在地:東京都渋谷区)と、「EKO | EMPOWER 未来オンライン教育プログラム」をスタートします。
取り組みの第一弾では、第一線で活躍するEKOの技術者が、モビリティ社会の実現や次世代電気自動車の開発に必要とされる気象・環境センシング技術について、オンライン講義プログラムを実施します。産学連携の講義は、工学院大学ソーラーチームと工学院大学附属中学校・高等学校自動車部を対象として3回にわたって行われます。世界で利用される気象・環境センシング、環境センサーの基本原理や計測技術、クリーンエネルギーの未来などについて解説を予定しています。モビリティ開発を担う人材を育成し、SDGs 4番「質の高い教育をみんなに」、7番「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」に貢献することを目的としています。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/261302/LL_img_261302_1.jpg
工学院大学ソーラーチーム5号機「Eagle」
工学院大学ソーラーチームは、「100年後の未来を考えた地球の持続的利用」を理念に掲げ、学生が主体となり車両設計を進めています。この取り組みは、多くのメーカーから次世代モビリティのプロトタイプ開発・実践の場として注目を集めています。
EKOから、教育プログラムとともに日射計や気象センサーなどの環境計測機器、センシング技術の支援を受けることで、ソーラーカーの実用化に向けてより高度なエネルギーマネージメントを実現していきます。まずは、8月に開催されるソーラーカーレース「ワールド・グリーン・チャレンジ」(秋田県南秋田郡大潟村)で、5大会連続優勝※を目指します。この大会の計測データを元に、再来年実施予定の「2023ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ」(オーストラリア大陸縦断レース)に向けて新車両の設計・開発を計画しています。
「EKO | EMPOWER 未来オンライン教育プログラム」には工学院大学附属中学校・高等学校の自動車部も参加。工学院大学ソーラーチームから技術指導を受けながら、7月開催「ソーラーカーレース鈴鹿2021」(三重県鈴鹿市)への初出場を目指しています。ソーラーチーム2号機(2013年製作)を改良し、レースに挑みます。大学の最新設備でクリーンエネルギーを実践的に学び、次世代の科学者・エンジニアの卵として日々成長しています。
工学院大学ソーラーチームの濱根 洋人監督(機械システム工学科教授)は、「世界環境デー(6月5日)を目前に、このような発表ができることは光栄です。産学連携でのオンライン教育プログラムは、コロナ禍での新しい取り組みです。次世代電気自動車とモビリティ社会には、気象・環境センシング、情報、人工知能、スマートセンシング技術が必須です。持続的な社会を実現するために,個の成長と意識が求められます。大学のみではなく、附属中学校・高等学校とも連携して、次世代の研究者・エンジニアを育てます。英弘精機様のスポンサーに感謝しています。」とコメントしています。
EKO代表取締役社長 長谷川 壽一は次のようにコメントしています。「弊社は90年以上にわたり、再生可能エネルギー、環境気象計測、および物性分析分野において、高精度で革新的な製品やサービスを提供してきました。EKO EMPOWERと工学院大学のパートナーシップにより、EKOの知識と経験を次世代の方々と共有したいと考えています。将来、科学やテクノロジー、エンジニアリング分野でのキャリアを想像し、日本や世界の再生可能・持続可能な未来を築くために、彼らがどのように貢献できるかを知る機会となればと思っています。」
■英弘精機株式会社
英弘精機は90年以上にわたり、再生可能エネルギー、環境気象計測、および物性分析分野において優れた製品の販売及びサービスを提供、高品質と高い信頼性で社会に貢献してきました。英弘精機で設計、製造された計測機器は現在、世界各国に展開されており、継続的な革新、業界をリードするターンキー製品、そして妥協のない品質へのこだわりにより、環境研究や再生可能エネルギーに関連する様々なプロジェクト、および物性分析関連の研究や技術開発をサポートしています。
英弘精機は、公的な試験結果を得るために行なう試験プロセスや、公的な校正結果を得るために行う校正プロセスを、国際的に認定するための基準として用いられる規格であるISO/IEC17025に関して、2013年に液体の粘性試験及び回転粘度計の校正、直達、全天、および小型日射計の校正について認定を取得し、パートナーやお客様にEKOの計測機器と校正方法の精度と信頼性に付加なる確実性を提供しています。
企業サイト: https://eko.co.jp
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/261302/LL_img_261302_2.jpg
再生可能エネルギー分野において革新的なサービス・製品を提供している
スポンサーシッププログラム「EKO|EMPOWER」
EKOは、「2019ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ」での工学院大学ソーラーチームへの支援をきっかけに、2021年3月にこの支援プログラム「EKO|EMPOWER」を立ち上げました。現在EKOは、技術や環境計測機器の提供を通じて、世界各国から6つのソーラーカーチームを支援しています。「EKO | EMPOWER 未来オンライン教育プログラム」は、より良い持続可能な未来を築くために、日本の次世代の科学者やエンジニアの目標達成やアイディアの発展を応援する次のステップとして、工学院大学とともにスタートします。
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/261302/LL_img_261302_3.jpg
オンライン教育プログラムでは環境センサーの原理や計測技術を詳しく伝える
■工学院大学ソーラーチーム
工学院大学ソーラーチームは、100名を超える学生プロジェクトで、車両の開発・設計から製作、レースでの走行までを学生主体で行っています。
2019年には、オーストラリアで開催された世界最高峰のソーラーカーレース「ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ」に参戦し、世界5位に入賞。さらに、世界で初めてハイドロニューマチック・サスペンションをソーラーカーに導入した技術が評価され、技術賞「CSIROテクニカルイノベーションアワード」を受賞しました。
チームの研究・開発の拠点は、「総合研究所 ソーラービークル研究センター」。産学連携で次世代モビリティの要素技術を開発しています。研究開発からソーラーカーレースでの実践までを一貫して行うことで、クリーンエネルギー分野の技術革新・社会実装を目指しています。
工学院大学ソーラーチーム特設サイト: https://www.kogakuin.ac.jp/solar/
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/261302/LL_img_261302_4.jpg
「2019ブリヂストンワードソーラーチャレンジ」ゴールで喜ぶメンバー
情報提供元: @Press