マルチツールワークフローの作成と自動化、製品設計の最適化、モデルベースドシステムエンジニアリングを可能に

※本プレスリリースは、2021年5月17日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳版です。

この買収によりAnsysのモデルベースシステムズエンジニアリングの推進が加速


【主なハイライト】
・ Ansysはモデルベースエンジニアリングおよびモデルベースシステムズエンジニアリングを可能とするソフトウェアのリーディングプロバイダーであるPhoenix Integration社を買収しました
・ この買収により、プロセスインテグレーションおよび設計最適化分野におけるDynardo GmBH社と航空宇宙・防衛(A&D)分野におけるAnalytical Graphics社の買収が補完されます
・ この買収によるAnsysの2021年連結財務諸表への重大な影響はありません

ペンシルベニア州ピッツバーグ、2021年5月17日 ― エンジニアリングシミュレーションソフトウェアの世界的リーダーであり常に革新をもたらしているAnsys (NASDAQ: ANSS)は、本日モデルベースエンジニアリング(MBE)およびモデルベースシステムズエンジニアリング(MBSE)を可能とするソフトウェアのリーディングプロバイダーであるPhoenix Integration社を買収したことを発表しました。この買収によりAnsysソリューションの適用可能範囲が拡大し、ユーザーは広範囲のロバストなモデルベースエンジニアリングを行うマルチツールワークフロー内に種々のエンジニアリングツールを組み込むことができるようになります。買収条件は公表されていません。この買収による2021年のAnsysの連結決算への重大な影響はありません。
エンジニアや設計者は製品開発プロセスにおいて種々の異なるソフトウェアツールを使用しています。これらのツールを連結して使用することは少なく、高度なマニュアルでのエンジニアリングが求められその度にプロセスを変えなければならず、eメールやスプレッドシートを用いることが多く、トレーサビリティが失われています。MBEを用いるとこれらのプロセスの自動化が可能で、複雑さが解消されます。MBSEでは、1つのシステムモデルを唯一の情報源として、製品ライフサイクル全体にわたるシステム設計の進化を記述することにより、要件のトレーサビリティを確保します。
Phoenix Integration 社のModelCenterは、エンジニアがマルチツールワークフローを作成し自動化することを可能とするベンダーニュートラルなソフトウェアで、困難なエンジニアリングの課題を解くための柔軟性が増し、MBEを成功に導きます。ModelCenter MBSEはエンジニアリング解析とシステムモデル間のギャップを繋ぎ、製品の要件を満たし製品開発プロセスを通じて行われるエンジニアリング解析と同調します。
Phoenix Integration社のソフトウェアは産業界の多くのお客様に使用されており、特に航空宇宙および防衛分野で多く用いられています。お客様にはLockheed Martin社、Northrop Grumman社、上海汽車集団(SAIC)、Raytheon社、NASA、アメリカ空軍および海軍があります。またPhoenix Integration社は、Ansysが2020年に買収したAnalytical Graphics社の長年にわたるパートナーでもありました。

「産業界の多くの企業はMBSEの恩恵を受け、エンジニアリングチーム間でのコミュニケーションが改善し、製品品質が向上し、生産性が向上しています。マーケットリーダーであるPhoenix Integration社を買収することにより、プロセスインテグレーションと設計最適化分野でのDynardo社の買収が補完され、お客様に高機能なMBEとMBSEを提供しエンジニアリングの活用戦略をさらに拡大することができるようになります。私はPhoenix Integration社がAnsysのチームに加わることを大変嬉しく思っています。」(Ansys、シニアバイスプレジデント、Shane Emswiler)

「Phoenix Integration社は、エンジニアリングシミュレーションとMBEが製品開発プロセスを変革するのをこれまで実際に見てきました。私たちはAnsysグループに加わり、お客様がモデルベースのエンジニアリングワークフローを用いて物理ベースのシミュレーションにアクセスする支援ができることを大変嬉しく思い、またModelCenterプラットフォームがAnsysグループにさらに大きな価値をもたらすことを期待しています。」(Phoenix Integration社、プレジデント兼CEO、Jane Trenaman氏)


【ANSYS について】
ロケットの打ち上げをご覧になったり、飛行機で空を旅したり、車を運転したり、橋を渡ったり、PCを使ったり、モバイルデバイスの画面にタッチしたり、あるいはウェアラブルデバイスを身に付けたりされたご経験はおありでしょうか。それらの製品は、Ansysのソフトウェアを使って生み出されたものかもしれません。Ansysは、工学シミュレーションの世界的リーディングカンパニーとして、今までにない優れた製品の誕生に貢献しています。最高水準の機能と幅広さを備えた工学シミュレーションソフトウェアの提供を通じ、Ansysは、最も複雑な設計上の課題であっても解決を支援し、製品設計の可能性を想像力の限界まで押し広げています。1970年に設立されたAnsysは、本社を米国のペンシルベニア州ピッツバーグ南部に置いています。
詳細は、 https://www.ansys.com/ をご覧ください。

Ansys、ならびにANSYS, Inc.のすべてのブランド名、製品名、サービス名、機能名、ロゴ、標語は、米国およびその他の国におけるANSYS, Inc.またはその子会社の商標または登録商標です。その他すべてのブランド名、製品名、サービス名、機能名、または商標は、それぞれの所有者に帰属します。
アンシス・ジャパン株式会社(ANSYS Japan K.K.)は、米国ANSYS, Inc. 100%出資の日本法人です。ANSYS, Inc.のCAEソフトウェアを日本で販売し、あわせてサービス、サポート体制を確立するために設立されました。


【Forward-Looking Statements】
This press release contains certain forward-looking statements within the meaning of the Private Securities Litigation Reform Act of 1995 with respect to the proposed acquisition, including statements regarding the benefits of the acquisition, the anticipated timing of the acquisition and the products and markets of each company. These forward-looking statements generally are identified by the words "believe," "project," "expect," "anticipate," "estimate," "intend," "future," "opportunity," "plan," "may," "should," "will," "would," and similar expressions. Forward-looking statements are predictions, projections and other statements about future events that are based on current expectations and assumptions and, as a result, are subject to risks and uncertainties.


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画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/260275/LL_img_260275_1.jpeg
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情報提供元: @Press