オンライン模擬国連会議の様子

日本オンライン模擬国連協会(神奈川県横浜市、代表:青木 研人)は、2021年5月23日に教育プログラムである模擬国連会議をアジア地域対象にオンラインで実施しました。現役高校生が主催の日本団体によるアジア地域向けのオンライン模擬国連会議の公募開催は、日本初となります。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/260213/LL_img_260213_1.jpeg
オンライン模擬国連会議の様子

■模擬国連とは?
模擬国連は、参加者が国連加盟国のいずれかの大使(外交官)の役割を模して、実際の国際会議のシミュレーションを行う活動です。実社会の政策や外交方針を踏まえ、国益を考えながら決議採択を目指す教育プログラムで、世界で活躍する人材を育てることが目的です。

欧米の大学で盛んとなり今や世界中に普及したこの活動は、利益が相反する各国の“大使”が全員一致の決議文書作成を競い合うバトルロイヤル型の英語ディベートとも言え、1923年にハーバード大学で行われた「模擬国際連盟」に端を発します。日本人が参加する場合は、国連英検C級または英検準1級程度の実力と国際問題に関する高い問題意識が必要とされています。


■当日の内容
今回が初回開催である「アジアパシフィックオンライン模擬国連会議」には、フィピリン、インド、パキスタン、スリランカ、バングラデシュ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、ナイジェリア、ガーナ、イギリス、スウェーデン、日本の13ヶ国から約50名が参加しました。本会議の議題は「貧困」で、各国の参加者は英語を用いて議論や交渉、決議を行いました。

本会議の主催者で当日は議長として参加した当会代表の青木は、「日本発であり日本初でもあるオンライン模擬国連の国際大会が、アジアパシフィック地域の皆様に受け入れられたことを嬉しく思います」とコメントしています。


■本会議主催高校生の想い
本会議を主催した当会代表の青木は、神奈川県横浜市在住の現役高校生で、2020年4月から海外のオンライン模擬国連に複数回参加。同年5月、社会起業を目指して当会を設立。その後はオンライン模擬国連専門の情報サイトを運営する傍ら、第14回全日本高校模擬国連大会で最優秀賞に次ぐ優秀賞、例年ニューヨーク州で開催される第15回高校模擬国連世界大会に日本代表団として選出され最優秀賞に相当する事務総長賞を受賞といった実績を重ねています。

青木がオンライン模擬国連に目を向けたきっかけは、2020年3月に新型コロナウイルス蔓延防止措置で学校の授業がリモートになったこと。「自粛期間中に感じた暗い気分を払拭し、こんな時にしか出来ないことにチャレンジしよう」と参加するようになり、現在は自らオンライン模擬国連会議を主催するまでに至りました。

本会議を終えた青木は「日本ではまだあまり知られていませんが、模擬国連活動はアジア全域に広がっています。日本からも優秀な若者の参加を待っています。」と同世代の若者に訴えかけています。

既にアジア各国から次回開催の要望が届いており、第2回の開催も検討中です。当会はオンライン模擬国連会議を広める取り組みを継続してまいります。今後の活動にご期待ください。


■「アジアパシフィックオンライン模擬国連会議」開催概要
・会議日 :2021年5月23日(日)
・議題 :総会「貧困」
・形式 :オンライン(Zoom)
・使用言語:英語
・参加国 :13ヶ国
・参加者 :約50名
情報提供元: @Press