金属アレルギーを防ぐアクセサリーの表面加工技術を開発
約20色のカラーバリエーションで「ステンレスに色をつける」ことにも成功
ステンレス素材開発・製造のオロル株式会社(本社:鳥取県鳥取市、代表取締役:木下 淳之)は、ステンレスアクセサリーやジュエリー由来の金属アレルギーを抑制する新たな金属表面加工技術を開発、5月1日(土)より実用化を開始いたしました。18金ゴールドやプラチナ900と同等の安全性のサージカルステンレスに特許取得のORORU(オロル)処理を施すことで、耐食性が約2倍アップ。20色ものカラーバリエーションも楽しめます。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/259251/LL_img_259251_1.jpg
金属アレルギーを防ぐアクセサリーの表面加工技術を開発
ORORU公式ページURL: https://ororu-inc.co.jp/
■多彩な「ステンレス」アクセサリーの新たな可能性
花粉症などのアレルギーとともに、金属アレルギーも現代人の大きな悩みの一つです。プラチナ・金は金属アレルギーを引き起こしにくい傾向にありますが、非常に高価です。一方、メッキのような安価なアクセサリーは金属アレルギー反応が課題でした。ステンレスアクセサリーは手の届く価格帯で金属アレルギーを引き起こす可能性もメッキに比べて少なく、安全です。さらに従来「ステンレス=シルバー」1色でしたが弊社が昨年特許を取得したオロル処理により、約20色のカラーバリエーションで「ステンレスに色をつける」ことにも成功。皮膜を100倍から300倍程度厚くし、耐食性も上がり、金属アレルギーもより抑えられるというメリットを実現する、全く新しいアクセサリーの誕生です。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/259251/LL_img_259251_2.jpg
約20色のカラーバリエーションで「ステンレスに色をつける」ことにも成功
■「ORORU(オロル)」とは
「ORORU(オロル)」とは、オーロラの仏語読みです。ステンレス表面の腐食を防ぐ薄い酸化皮膜(不動態膜)を化学的に厚くすることで光の反射度合いを変え、約20色もの色彩表現を可能にしました。ステンレスの発色処理は、酸化皮膜の厚さを精密制御することが難しく、材料やロット間で色のばらつきが出ていました。当社では約7年の月日をかけ、酸化皮膜の精密制御をすることに成功。世界で唯一の色調均一化を可能としたステンレス発色技術として2018年、特許を取得いたしました。(※)アクセサリーへの活用はもちろん、介護・医療機器、自動車産業、金属加工、機械部品、厨房機器、住宅エクステリアなど、様々な分野での活用が期待されます。
※特許番号6337383号、6326709号、6432107号(6432107号は国際特許取得)
■今後の展望
弊社のステンレスの発色技術で「ステンレスは銀色」という既成概念を壊し、無機質な銀色のステンレスに温かみのある色彩を添えて、世界に新しい価値観をもたらしたいと考えています。現在は水素ガスのステンレス配管や燃料電池材料を保護するバリア膜の研究開発にも取り組んでおり、既に国内外からの関心も高く、手ごたえを感じています。今後はより一層ECサイトや動画配信にも注力し、世界に技術を発信してまいります。
■会社概要
社名 : オロル株式会社
代表 : 代表取締役 木下 淳之
所在地 : 〒689-1121 鳥取県鳥取市南栄町1番地
創業 : 平成30年2月1日
事業内容: ステンレス鋼への発色処理技術を用いた加工業
資本金 : 10,000,000円
URL : https://ororu-inc.co.jp/
https://youtu.be/mImtTp1rsHg
情報提供元: @Press