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ベルギー・フライドポテトの販売促進やプロモーションを行うフランダース農産物販売委員会(VLAM)は、3月22日(月)から3月26日(金)までの5日間、ベルギー・フランダース政府貿易投資局(FIT)が主催した展示会「TRUE TASTES OF BELGIUM」にベルギーの冷凍フライドポテト・メーカー5社「Clarebout」、「Ecofrost」、「Mydibel」、「Bart’s Potato Company」、「Agristo」の商品を出展しました。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で例年行われていた展示会が縮小・中止されるなか、ベルギーの食品会社の自社商品を日本レストランや企業に紹介できる展示会が開催されました。当日は、ベルギー大使館に計40社のサンプル商品が集まり、指定された時間帯に招待された1社ずつに対してプレゼンテーションが実施され、合計30社以上の日本の飲食店や輸入・販売会社へベルギーフードが紹介されました。

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会場の様子(1)

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■ベルギー・フライドポテト、通称「ベルジャン・フライ」について

ヨーロッパの中心部に位置するベルギーは、ビールやチョコレートにおいて日本でもそのブランドが確立し有名ですが、実はベルギー・フライドポテトもベルギー国民が愛して止まないベルギーフードの1つです。ベルギーで「ベルジャン・フライ」と呼ばれる“フライドポテト”の発祥は、ベルギーと言われています。

この“フライドポテト”のはじまりは17世紀まで遡り、当時はミューズ渓谷の地域のベルギー人がポテトをスライスして揚げて食べていました。そして現在、「ベルジャン・フライ」は“コット”という屋台でベルギーにおいて広く親しまれています。
今回の展示会の主催であるFIT日本事務所代表のディルク・デルイベル氏(*写真)は、「教会横のコットでベルジャン・フライとベルギービールを購入し、カレリオンを聴きながら食べるのが、典型的なベルギー国民の休日の風景だ」とその関係性を語ってくれました。

そんなベルギーは、冷凍フライドポテトの世界最大の輸出国で、生産量の90%は世界100カ国以上に輸送されています。2019年には、ベルギーから日本に約25,813トンの冷凍フライドポテトが輸入されました。ベルギーは、ヨーロッパの中心部という理想的な地理的位置にあり、ジャガイモ栽培の中心として最高の土壌と気候を兼ね備え、多様な品種のジャガイモが生産されています。

ではなぜ、ベルギー発祥と言われるフライドポテトがアメリカなどで「フレンチフライ」という言葉で表現されているのでしょうか。これは第一次世界大戦中、ベルギーに拠点を置いていたアメリカ兵が、ベルギーの当時の公用語のフランス語を話すベルギー人達が皆フライドポテトを食べているのを見て、フレンチフライと呼ぶようになったため、と言われています。

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■「TRUE TASTES OF BELGIUM」の出展について

今回の出展について、VLAMの輸出促進プロジェクト代表であるキム・クラリス氏は次のようにコメントしています。
「今回、ベルギー・フランダース政府貿易投資局(FIT)が日本の食料産業におけるバイヤーや輸入業者向けに今回のフードフェアを開催してくれました。大規模フェア、イベント、貿易使節団などはコロナ禍により全てキャンセルとなった中、私たちは新しいやり方で新商品やトレンドを探している供給業者とのミーティングを持つ機会を探していました。そのため、新型コロナウイルスに対しての感染予防対策を最大限に施した「TRUE TASTES OF BELGIUM」に参加できて本当に喜ばしく思っています。クローズト形式の本イベントは、新しいビジネスのマッチングに本当に最適な形での開催です。」

そして、日本に向けて「フライドポテトを食べたくなったら、ヨーロッパ中心部のベルギーが元祖の「ベルギー・フライドポテト」をぜひ食べてください!」とメッセージを送っています。

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会場の様子(4)

■ベルギー・フライドポテトの継続的な改善について

ベルギーはポテトとフライドポテトのNO.1のエキスパートで、フライドポテトの品質と食品安全の改善において常にリードしている存在です。科学的側面からのアプローチも活かされています。ベルギーのゲント大学のバイオサイエンス工学部で研究を継続的に行ない、フライドポテト業界を、味、健康、食品安全における革新と改善に貢献を後押しています。

これは揚げ物など高温調理において起きる、様々な反応に関するとても意味のある研究です。

例えば、その一つにアクリルアミドの発生が挙げられます。ゲント大学バイオサイエンス工学部では適切なジャガイモの品種の選定、最初にブランチングを行うこと(手短に揚げる)、適正な温度でのポテトの調理、脂肪分吸収の管理、揚げるための適切な油の選び方によりその成分を減少させることに成功しました。
ゲント大学バイオサイエンス工学部では、ベルギーのフライドポテトの豊かな味とクリスピーな食感を更に高めるという一つのゴールに向けた研究開発を続けています。


■ベルギーは冷凍フライドポテトの輸出世界第一位の国

・世界の冷凍フライドポテト輸出量の33%をベルギーは占めています。
・2019年の輸出量 :2,452,671トン
・2019年の日本への輸出量:25,813トン


■なぜ国土の小さいベルギーがフライドポテトにおいて大きなシェアを獲得しているか

・ベルギーはヨーロッパのじゃがいも生産地の中心部に位置しています。肥沃な土壌と適した天候により、この地域は生産平均が世界で最も高いです。EUの90%以上の加工された「じゃがいも」はベルギー産です。
・生産者、加工業者、関連業者が培ってきた長年の専門技術が化学的アプローチと研究開発と一緒に作り出す、特有の伝統と革新の融合が、ベルギー全体の供給連鎖の特徴を作りだしています。
・プレミアムな商品にはいつも、人によるコミットメントが加えられているものです。ベルギーの冷凍フライドポテトの輸出業者はテイラーメイドのソリューションを提供しており、商品タイプ、パッケージング、輸送などに関し顧客と協力して企画することが可能です。
・ベルギーのサプライヤーは生鮮と冷凍の商品を世界中の市場に手早く効率的に提供します。アントワープ港とゼーブルッヘ港がこの輸送ネットワークの主要な2拠点になります。


■VLAMについて

フランダース農産物販売委員会(VLAM)はベルギーの新鮮な農産物を他国の輸入業者と橋渡しする役割を担っています。
欧州連合の支援を受けてベルギーの冷凍フライドポテト製品の販売、付加価値、消費、イメージを促進する非営利団体です。
ベルギー固有の品種の価値、ジャガイモの流通販売、卸売・出荷業者、輸出業者、皮むき関連業者、加工業者や消費を守ることが当協会の役割です。今回は、冷凍フライドポテトの業者である「Clarebout」、「Ecofrost」、「Mydibel」、「Bart’s Potato Company」、「Agristo」の5社と一緒にヨーロッパから高品質でフライドポテトの元祖である“ベルギー・フライドポテト”をプロモートしています。
www.freshfrombelgium.com
www.originalfries.eu
情報提供元: @Press