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どんなに医学が進んでも、人間は必ずいつか亡くなります。どんな人も、自分の死や大切な人の死から逃れることはできません。生きていれば必ず死がやってくるのだから、その死とどう向き合うかを考えておくのは、生き方を選択するのと同じくらい大切なことだと、著者の中村明澄医師は訴えます。
中村明澄さんは千葉県で在宅支援診療所を開業している在宅医療専門医です。24時間365日、休みなく呼び出しに対応し、年間100人以上の患者さんの看取りに10年間立ち会っています。
多くの人が病院で亡くなる現代、積極的治療が見込めない、いわゆる「終末期」を自宅で過ごし、生活しながら死にたいと希望する人も多くいます。中村医師は、高齢者だけでなく、末期がんをはじめ、死期が迫っている終末期の患者さんたちの自宅に訪問し、緩和ケアと看取りをしています。
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【著者*中村明澄(なかむらあすみプロフィール】
医療法人社団澄乃会理事長。向日葵クリニック院長。
在宅医療専門医・家庭医療専門医・緩和医療認定医。
2000年東京女子医科大学卒業。2011年より在宅医療に従事。
2012年8月に千葉市のクリニックを承継し、2017年11月に千葉県八千代市に向日葵クリニックとして移転。
向日葵ナースステーション(訪問看護ステーション)・メディカルホームKuKuRu(緩和ケアの専門施設)を併設し、地域の高齢者医療と緩和ケアに力を注いでいる。
病院、特別支援学校、高齢者の福祉施設などで、ミュージカルの上演を通して楽しい時間を届けるNPO法人キャトル・リーフ理事長としても活躍。
自分がどんなふうに死を迎えたいか、考えてみたことはあるでしょうか?
生き方に正解がないように、死に方にも正解はありません。どこで死にたいのか、最期をどう過ごしたいのかは、自分で決めていいのです。暮らし慣れた自宅で最期を迎えることもできますし、あるいは、最期は病院や施設のほうが安心だという選択肢もあり得ます。「納得できる最期」のあり方は、一人ひとり違っていいのです。
本書は、中村医師が日々看取りに立ち合い、患者さんやご家族、周囲の人に接しながらさまざまな「逝き様=生き様」を目にするなかで見えてきた「納得できる最期」を迎えるために、知っておくべき選択肢を具体的な事例を挙げて紹介しています。また、在宅医の選び方、介護士との連携、緩和ケア、死後の始末など「在宅死」にまつわる悩みや疑問にQ&A式で回答。終活を考え始めた方だけでなく、要介護者を抱える方などに役立つ内容が盛り込まれています。
読み進めるうちに、自分や家族、周りの人がどのような最期を望むのか、残りある人生をどう生きるのか――。自分らしい生き方、逝き方を考えさせられます。
【目次】
序章 暮らしのなかにある医療 「在宅医療」に出会うまで
第1章 家で亡くなるということ̶ 在宅医療の今
第2章 逝き様は生き様̶ 看取りから見えること
第3章 おひとりさまの在宅死
第4章 「納得いく最期」を迎えるための11の条件
第5章 ここが知りたい 在宅医療Q&A
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【書籍概要】『「在宅死」という選択――納得できる最期のために』
■出版社 :大和書房
■発売日 : 2021/3/24
■単行本 : 208ページ
■定価:1,600円+税
■ISBN-13 : 978-4479012245
「できるだけお家ですごしたい」を最大限サポートします : https://www.suminokai.jp/
NPO法人キャトル・リーフ : https://quatre.info/
「在宅死」という選択 - 株式会社 大和書房 生活実用書を中心に発行。新刊案内、書籍目録、連載エッセイ、読者の広場。 : http://www.daiwashobo.co.jp/book/b556654.html