Enhanced WindCube v2.1
Enhanced WindCube v2.1 アプリケーション
英弘精機株式会社(東京都渋谷区)は3月2日、市場で最も高精度で柔軟性が高い風況測定技術を備えたライダーシステムWindCubeの日本総代理店として、メーカーであるフランスLeosphere社(Vaisalaグループ)が新たに開発したプレミアムサービスやターンキーオプション、および更なる測定機能を向上したWindCubeを日本で提供すると発表しました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/249106/LL_img_249106_1.jpg
Enhanced WindCube v2.1
より高度な測定機能と比類ないサービス一連を備えたWindCubeは、航空気象や気象観測、洋上及び陸上設置型の風力タービンやそれらに関連するプロジェクトを含む風力エネルギー産業で最も信頼され、広く使用されているライダーシステムです。
WindCubeの最新機能と強化された機能は以下の通りです。
・革新的な新アルゴリズム
このシステムは、信頼性を向上させながらも不確かさを低減し、独自のハイブリッド方式で水平風速、風向算出アルゴリズムを組み込んでいます。これにより、IEC規格を完全に満たした新たな風の再構築方法を分類しました。
・風の観測高度を拡張し、より多くの高度での同時測定を実現
WindCubeは、最高300mまでの高さで20高度を同時計測することにより、陸上および洋上の最大級の風力タービンの風況を優にカバーし、風力資源の計測においてより正確で信頼性の高いデータを提供します。
・業界標準に順守
WindCubeは、IECクラスに分類され、市場最高の業界標準に準拠していることが、Deutsche Windguard社によって検証されています。
・サービスの向上
Leosphereの認定を受け資格を持った英弘精機のエンジニアによる現場修理が可能となる、新たなプレミアムサービスをご利用いただけます。装置のダウンタイムを削減し、ライダー運用の継続性を維持します。
・ターンキーオプション
近日中に追加される予定のオプションにより、装置の導入と運用を簡素化できるお手頃価格の新しいオプションを提供します。
Leosphereの再生可能エネルギー事業の責任者であるデビッド・ペピー氏は、次のように述べています。「再生可能エネルギー技術の進歩と増殖が続く中、風力発電は世界中でますます多くの地域で利用されるようになってきています。」
「風力タービンの大型化、特にオフショアでの風力発電の増加に伴い、効率と生産性を最大化するためには、風況を完全かつ正確に把握することが不可欠です。これらの最新のWindCubeの機能強化は、それを可能にします。また、DNV GLとのパートナーシップによる検証オプションを含む新しいサービスにより、ライダーの運用の継続性を高め、稼働時間を最大化することができます。これらの新機能を組み合わせることで、風力発電所の開発者や作業者は、風力エネルギーのパワーをより迅速、効率的、かつ手頃な価格で利用できるようになります。」
エネルギーバリューチェーンの出資者にアドバイスや、認証、試験サービスを提供する、品質保証・リスクマネジメントのグローバル企業であるDNV GLとのパートナーシップは、アップタイム(動作可能時間)を最大化し、第三者検証を簡素化することで、組織の時間とコストを節約することを目的としています。これらのサービスには以下が含まれます。
・DNV GLによるWindCubeのゴールデン検証
全てのWindCubeは工場から出荷される前に、DNV GLによるゴールデンライダーとの適合検証を行います。
・DNV GLによるIEC適合検証
このオプションを使用すると、IECに完全準拠したWindCubeライダーを発注し、そのまま受け取ることが可能で、第三者機関による現場検証にかかる約2ヶ月を短縮することができます。これにより、バンカブルな風力資源測定とパワーパフォーマンス検証に対する規格の要件を満たしながら、迅速にライダーの運用を開始することができます。
・IEC準拠を維持するための検証の継続性
2021年の第1四半期末までに発売が予定されている、この保証サービスオプションは、メンテナンスした際に独自のDNV GL認証のレーザーチェーン交換を提供することで、自動的にDNV GLによるIEC規格認証の維持を保証し、すぐにシステムを復帰させることができます。
英弘精機の藤田 淳営業部長は、今回の機能向上と新たな検証サービスについて次のように説明しています。「DNV GLでは、すでに45台以上のWindCubeライダーを検証しており、WindCubeの精度は常に最高水準を満たしているとの結論を出しています。」
「DNV GLとLeosphere間のパートナーシップに加え、これらの機能強化と英弘精機が国内で提供可能となる新たな現場修理サービスの提供によりパフォーマンスを向上させ、お客様の時間とコストを節約に貢献することができます。15年以上にわたる科学的なライダーのイノベーションを背景に、WindCubeは、世界中で数千台導入され、お客様をはじめとする業界のリーダーたちから信頼を勝ち得てきました。」
本製品に関する詳細は、下記までお問い合わせください。
URL : https://eko.co.jp/products/pv_windpower/wind_assessment/p1084.html
メール: marketing@eko-instruments.com
■英弘精機株式会社について
英弘精機は90年以上にわたり、再生可能エネルギー、環境科学、および物性分析分野において優れた製品の販売及びサービスを提供、高品質と高い信頼性で社会に貢献してきました。英弘精機で設計、製造された計測機器は現在、世界各国に展開されており、継続的な革新、業界をリードするターンキー製品、そして妥協のない品質へのこだわりにより、環境研究や再生可能エネルギーに関連する様々なプロジェクト、および物性分析関連の研究や技術開発をサポートしています。
英弘精機は、公的な試験結果を得るために行なう試験プロセスや、公的な校正結果を得るために行う校正プロセスを、国際的に認定するための基準として用いられる規格であるISO/IEC17025に関して、2013年に液体の粘性試験及び回転粘度計の校正、直達及び全天日射計の校正について認定を取得し、パートナーやお客様にEKOの計測機器と校正方法の精度と信頼性に付加なる確実性を提供しています。
詳細情報は https://eko.co.jp または https://www.facebook.com/ekoinstruments/ をご覧ください。
■Leosphere について
2004年に設立されたLeosphere社は、大気観測用の地上設置型及びナセル設置型ライダー(光検出・測距)の世界的リーダーです。同社は、精密で正確な風況測定とエアロゾル特性評価のためのリモートセンシング機器の設計、開発、製造、販売、サービスを行っています。Leosphere社は2018年10月からVaisala社の完全子会社となっています。
■Vaisalaについて
Vaisala社は80年以上の経験を持つ気象・環境・工業計測のグローバルリーダーであり、世界中のお客様の信頼できるパートナーとして、革新的な観測・計測製品やサービスを幅広く提供しています。フィンランドに本社を置くVaisalaは、世界中で約1,900人の専門家を雇用し、ナスダック・ヘルシンキ証券取引所に上場しています。
■DNV GLについて
DNV GLは、リスクマネジメントと品質保証の独立専門家であり、世界100カ国以上で事業を展開しています。DNV GLは、安全性や持続可能なパフォーマンスを向上させ、業界のベンチマークを設定、解決方法を見出すインスピレーションを与える会社です。新しい船の設計評価や、風力発電所の性能最適化、ガス配管のセンサーデータの分析、食品会社のサプライチェーンの認証など、DNV GLは、顧客やその利害関係者が重要な意思決定を自信を持って行うことを可能にしています。
■Deutsche WindGuardについて
ドイツのヴァレルに拠点を置くDeutsche WindGuard社は、風力エネルギー業界をリードする独立サービスプロバイダーの1つです。デューデリジェンス、市場分析、契約コンサルティング、フィージビリティスタディなど、それぞれのサービスには、風速測定、エネルギー収量評価、ライダー校正など、WindGuardの専門知識とノウハウがすべて組み込まれています。Deutsche WindGuard社は、偏りやメーカーに依存しないコンサルティング、包括的な科学、技術、運用サービスの提供に努めています。
情報提供元: @Press