病院・薬局間の医療情報連携の流れ

株式会社イーエムシステムズ(東証一部、本社:大阪市淀川区、代表取締役社長執行役員:國光 宏昌、以下 EMシステムズ)と、株式会社CEホールディングス(東証一部)の連結子会社で、電子カルテシステムの開発・販売を行う株式会社シーエスアイ(本社:札幌市白石区、代表取締役社長:齋藤 直和、以下 シーエスアイ)は、2018年11月9日付けリリースのとおり協業を進めておりましたが、この度、病院と保険薬局のEHR連携サービスの提供を開始します。(※ EHR<Electronic Health Record>:電子健康記録)

このEHR連携サービスは、患者の安心・安全を一層高め、病院・保険薬局の業務効率化に資するサービスとして、EMシステムズとシーエスアイが共同で提供する、新たなサービスです。
病院と保険薬局間で処方箋情報や調剤実施情報を電子的に連携するもので、患者からサービス利用の同意が得られた場合に、EMシステムズとシーエスアイのデータセンタ間通信により、処方箋情報を保険薬局へ、調剤実施情報を病院へ提供します。
2021年1月から、第1号病院である大牟田天領病院(福岡県大牟田市)と周辺保険薬局で運用が始まります。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/240868/LL_img_240868_1.png
病院・薬局間の医療情報連携の流れ


【EHR連携サービスの内容等】
●EHR連携サービスが提供する機能
1. 病院
(1)調剤実施情報の参照(一般名から製品名や先発薬品からジェネリック医薬品に変更された情報など含む)
(2)保険薬局からの前回問い合わせ情報の確認

2. 保険薬局
(1)処方箋情報の照会
(2)患者情報の照会
※このサービスは患者の同意が取得済であることを前提としています。また、特定の保険薬局に患者を誘導することのないように配慮しております。

●EHR連携サービス導入のメリット
1. 病院
(1)調剤済み薬剤の把握による診療の質向上
(2)保険薬局からの問い合わせの減少
2. 保険薬局
(1)医師への問い合わせの減少
(2)患者情報共有による服薬指導の質向上


【今後の事業展開】
病院と保険薬局のEHR連携サービスは、EMシステムズが提供している診療所と保険薬局のEHR連携サービス基盤を活用し、EMシステムズとシーエスアイが構築した高セキュリティ・ネットワーク環境により、病院と保険薬局間で処方箋情報や調剤実施情報を電子的に連携する、新たなサービスです。2021年1月からの大牟田天領病院での試験運用を経て本格運用に移行する予定です。

このサービスによって病院と保険薬局間で必要な情報連携の効率化が図られ、病院と保険薬局の業務効率化、患者のより一層の安心感の醸成につながるとの考えから、今後、EMシステムズとシーエスアイは全国各地の病院での導入を推進してまいります。

また、安全で質の高い医療提供への更なる支援として、服用薬剤、アレルギー、問診情報、予防接種等の連携についても研究を進め、サービス機能の拡充に努めてまいります。


【株式会社イーエムシステムズ 会社概要】
所在地 : 〒532-0003 大阪市淀川区宮原1丁目6番1号
代表 : 代表取締役社長執行役員 國光 宏昌
事業内容 : 調剤システム事業及びその関連事業
医科システム事業及びその関連事業
介護/福祉システム事業
その他の事業
Webサイト: https://emsystems.co.jp
調剤システム導入状況(2020年9月30日現在):16,165件


【株式会社シーエスアイ 会社概要】
所在地 : 〒003-0029 札幌市白石区平和通15丁目北1番21号
代表 : 代表取締役社長 齋藤 直和
事業内容 : 電子カルテシステムの開発・販売
Webサイト: https://www.csiinc.co.jp
電子カルテ/オーダリングシステム導入状況(2020年9月30日現在):844件
情報提供元: @Press